記者懇談会(平成29年度第2回)「軽度認知症」を開催しました

記者懇談会(平成29年度第2回)「軽度認知症」を開催しました

 医科歯科大の活動を新聞・テレビ・雑誌などのメディアに関わる方々に身近に知っていただく機会として、記者懇談会を広報部主催で定期的に開催しています。

 今年度第2回目となる本会を9月28日(木)正午から、湯島キャンパスM&Dタワー26Fファカルティラウンジにて行い、多数のメディア関係者と、多くの本学関係者が参加しました。

 前半は吉澤学長の挨拶に続いて、「軽度認知症」をテーマに本学 脳統合機能研究センター 認知症研究部門 朝田 隆特任教授が、『認知症予防ナウ:医学と歯学の合わせ技』と題して講演を行いました。
 講演では、まず現在の日本の人口に占める認知症患者の割合や世界の抗アルツハイマー病薬開発の現状について説明し、認知症をMCI(軽度認知障害)の段階で発見することの重要性とその発見方法、さらには今、注目されている認知症予防法について具体例を挙げながら紹介しました。また、口腔衛生と認知症の関わりについて、朝田特任教授が現在本学の歯学および保健衛生学領域の教員と取り組んでいる研究内容について紹介しました。
 後半は、メディア関係者からの質問や取材を直接受けたり名刺交換をしたりするなど情報交換会を行い、軽食をとりながら本学関係者と交流を深めました。高齢化の進む日本においては、健康寿命を延ばすことへの関心が高まっており、高齢になるほど発症の可能性が高い「認知症」をいかにして早期発見と早期治療により予防するかをテーマにした今回の記者懇談会は、予定時刻を超えるほどの質疑応答や囲み取材があったことから、本学の取り組みが注目されていることを実感できました。

 今後も東京医科歯科大学の活動を幅広く社会にPRし、健康長寿社会実現のための世界的拠点形成と医学・歯学のグローバル人材を育成することで、我が国のみならず世界の人々の健康と社会の福祉に貢献することを目指して参りたいと思います。

講演前の挨拶をする吉澤学長

会場内の様子

講演をする朝田特任教授①

講演をする朝田特任教授②

情報交換会冒頭の出席者紹介

情報交換会 開始の挨拶をする烏山理事

情報交換会の様子

メディア関係者に応対する吉澤学長と朝田特任教授