第1回サマープログラム開催報告

第1回サマープログラム開催報告

サマープログラムを開催しました。
東京医科歯科大学、広島大学、九州歯科大学では文部科学省の推進する「課題解決型高度医療人材養成プログラム」の選定を受け、チーム医療を実践できる技術力を習得させることを目的とし、連携大学の特色を活かした教育プログラムを展開しています。

今回のサマープログラムでは、チーム医療についての学びと3大学の学生間の交流を深めるため「模擬退院カンファレンス」・「手術支援プログラム講義・実習」を実施しました。また合同FD・特別講演として
徳島大学大学院医歯薬学研究部口腔保健教育学分野教授 伊賀弘起先生より
「徳島大学歯学部口腔保健学科における国際展開について」
広島大学大学院医歯薬保健学研究院統合健康科学部門口腔生物工学分野教授 二川浩樹先生より
「広島大学歯学部における歯科医療人養成プログラムについて」
と題してご講演いただきました。

開催情報

【日時】 平成28年9月16日(金) 14:00~17:30
     平成28年9月17日(土)  8:45~12:00

【会場】 広島大学 霞キャンパス 歯学部棟
                 歯学部A棟6階 大講義室

開会挨拶

広島大学
加藤 功一 歯学部長

施設見学

FD・特別講演

徳島大学 大学院医歯薬学研究部口腔保健教育学分野 教授
伊賀 弘起 先生
「徳島大学歯学部口腔保健学科における国際展開について」
広島大学 大学院医歯薬保健学研究院統合健康科学部門
口腔生物工学分野 教授 
二川 浩樹 先生
「広島大学歯学部における
       歯科医療人養成プログラムについて」

懇親会

模擬退院カンファレンス(口腔保健学)

3大学の学生が混在したグループで、退院支援に関わる職種の視点で模擬退院カンファレンスを行いました。

手術支援プログラム講義・実習(口腔工学)

3Dプリンタを用いた手術支援模型の作成過程を学んだうえで、実際の工程や技術を見学・実習しました。

修了証授与・閉会挨拶

広島大学 大学院医歯薬保健学研究院統合健康科学部門
公衆口腔保健学分野 
杉山 勝 教授 
参加者記念撮影

参加者の声

■方法や取り組みで良かったと思う点をお聞かせください
【参加学生から】
・模擬退院カンファレンスでは、歯科の視点ではなく他の専門職として考えることが新鮮で、
 新しい発想につながると感じた。工学では、実際に触れることができてよかった。
・他大学の学生と話すことは新鮮で、刺激を受けた。各分野の進んだ研究を知ることができ
 高度医療人材に成長していく意欲を持つことができた。他職種の基礎的知識を知ることができてよかった。
・2日目のディスカッションを行う前に、1日目の予定の中で親しくなるプログラムを行ったため
 アイスブレイクすることができてよかったです。
【教員から】
・学生が他大学へ出向くことで可能となる授業であり、大学間連携を生かした効果的な教育であった。
・初対面同士でも、課題や交流会で会話を交わしていた点が印象的でした。
・模擬カンファレンスでは、歯科衛生士、歯科技工士の役割を省いたことで難易度が上がったと思いますが
 その反面良いディスカッションができていたと思います。

■方法や取り組みで改善すべき点、取り上げてほしい内容などをお聞かせください
【参加学生から】
・他職種連携への理解を深めるためのグループワークであったが、参加者全員が歯科衛生士、技工士であったので
 その他の職種の立場になりきれていなかった。
・他大学との交流時間を増やしてほしい。
【参加教員から】
・退院模擬カンファレンスでは、クライアントの社会背景や全身状況について考察しやすい事前の情報提供について
 工夫が必要だったと思われた。
・模擬カンファレンスについては、事前に資料を配布して、それぞれの役割の情報をよみこんでおけた方が
 よかったかもしれません。
・症例に対しての解答というか、模擬的な各目標があると今後の参考になるのではないかと感じました。