ゲノム機能多様性分野

 ヒトゲノムは30億塩基対から成り立ちますが、その配列の約0.1%が個人間で異なります。この配列の差異、すなわち遺伝子多型が、タンパクのアミノ酸配列の違いや、遺伝子の発現量の違いをもたらし、その積み重なりが個人のゲノム機能の多様性をもたらします。
 当分野では、分子生物学やバイオインフォマテックスを用いて遺伝子多型を解析をすることによって、免疫疾患や生活習慣病などの多因子疾患の病態に迫ります。