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「チーム医療入門」の授業が行われました

 5月7日(木)~5月8日(金)の2日間にわたり、学士課程専門職連携教育のためのワークショップ 「チーム医療入門」 の授業が行われました。

 超高齢者社会を迎える我が国の医療においては、加齢ととともに生じる生理的変化、合併症の増加、内服薬の増加等により、歯科・口腔医療と全身医療における協調・連携の必要性が今後さらに高まることが予想されます。そして、保険医療財政の効率化・持続可能化のためにも、様々な医療サービスを効率よく利用した包括的ケアが望まれています。そのためには、医師、看護師、歯科医師、歯科衛生士、臨床検査技師、歯科技工士、薬剤師、社会福祉士、理学療法士そして介護者を含めた、様々な職種間における連携・協調が必須です。

 本学では、このような状況を踏まえ、専門の視点のみに捕らわれず、医療現場で働く様々な職種のメンバーが、お互いの業務を理解し、お互いを尊重し、既存のヒエラルキーを払拭し、患者さんの立場に配慮した最良な包括的ケアを提供できる人材を育成するために、本学学士課程全学科最終学年学生全員参加による専門職連携教育ワークショップ 「チーム医療入門」 を、平成24年度より実施しています。

 授業には本学の学生のみならず、早稲田大学 人間科学部健康福祉科学科、星薬科大学 薬学部薬学科の学生も参加し、総勢300人超が一同に会しました。授業では、6-7人の混成グループ(合計48グループ)に分かれ、与えられたシナリオに沿って症例検討をおこないました。シナリオ作成には全学科から教員が参加し、すべての学科の学生が積極的に関与・貢献できるように構成されていました。参加した学生達は、症例における様々な問題解決のために、自身の職種の専門性を発揮しながら、患者中心的視点に立ち、最良な意思決定のために、議論を行いました。そしてこの取り組みを通して、専門職連携の意義や、連携におけるハードル、そしてそれらの克服方法について考えました。

 多くの学生は初対面であり、初めは緊張した表情も見られましたが、次第に打ち解け、後半には白熱した議論が多くのグループで見られました。学生は、他職種への理解を深めただけでなく、チーム医療の構成員として自分が果たすべき役割と、チームとして連携する必要性を認識し、そしてそのためのコミュニケーションの大切さにも気づく機会となりました。最後のプロダクト発表の場では、患者の主訴以外にも生活習慣や家族構成、経済事情等を踏まえた上での介入策が次々に紹介され、専門職連携による全人的医療の提供という視点が獲得できたことが伺えました。

 参加した学生の皆さんには、本授業を通して気づいた専門職連携の意義、そして獲得した患者中心的視点や全人的医療の提供という視点を常に考えながら、今後の臨床実習や臨床研修に臨み、将来職種間の連携を通して最良の医療を提供する医療人に育っていって欲しいと願っています。また、そのために今後も最良のプログラムを提供していきます。