2022年度 歯学部国際歯科臨床教育コース(ICCD) レベル3

2022年度 歯学部国際歯科臨床教育コース(ICCD) レベル3

レベル3 第1回目国際交流セッション

2022年12月14日、レベル3の第1回目国際交流セッションが開催されました。
タイのシーナカリンウィロート大学と本学の歯学科生は、論文に対する批判的思考・吟味について学びました。

まず、両大学の学生は小グループのブレイクアウトルームに分かれ、課題のケースレポートの治療計画に対して批判的に考察、吟味を行い、様々な治療方針の可能性についてディスカッションしました。その後、メインルームに戻り、各グループのディスカッション内容を共有しました。各グループのプレゼンテーションに対して、ケースレポートの著者であり、本学OBの徳島大学大学院医歯薬学研究部再生歯科治療学分野の保坂啓一教授からフィードバックがあり、学生はさらに視野を広げることができました。

また、ケースに対する本学指導歯科医師のディスカッションや視覚的に考えを整理する手法に関するビデオ講義を視聴しました。そして、歯科医師として、情報を批判的に吟味したり、自身の考えを整理したりすることの重要性を学びました。

両大学の学生は、交流を深めながら批判的吟味について学ぶと同時に、翌週開催される予定の第2回目国際交流セッションに対する意欲を高めることができました。

レベル3 第2回目国際交流セッション

12月21日、レベル3の第2回目国際交流セッションが開催されました。
タイのシーナカリンウィロート大学と本学の歯学科生は、本学大学院生に対する臨床コースEssential Expertise for Clinical Dentistry(EECD)の治療計画立案セッションに参加しました。

歯学科生は大学院生とともに、小グループのブレイクアウトルームに分かれ、大学院留学生が提示した症例に対する診断と治療計画についてディスカッションを行いました。
続いて、全体のメインルームで各グループがプレゼンテーションを行い、ディスカッションの内容を共有すると同時に、どのように症例にアプローチしていくのが良いかという点について考察しました。歯学科生も、国という枠を超えた治療計画立案セッションにおいて、治療そのもののみならず文化など世界を意識しながら、プレゼンテーションやディスカッションに積極的に参加することができました。

EECD終了後、ICCD参加歯学科生のみが集まり、本学医歯学総合研究科う蝕制御学分野の畑山貴志特任助教による、デジタルを応用した治療法に関する講義を聴講しました。歯学科生は、新しい治療法や実際の手順について学びを深めることができました。

今年度のICCD国際交流セッションは本セッションをもちまして終了となりましたが、本コースを通じて両大学の学生が共に成長したこと、そして今後も両大学の学生が共に活躍することが期待されます。