パートナーズ・ヘルスケア・インターナショナルとの医学教育提携

パートナーズ・ヘルスケア・インターナショナルとの医学教育提携

世界トップレベルの医療専門職業人および医学・歯学研究者を育成
本学では、平成14年度にHarvard Medical International(現 Partners HealthCare International)との医学教育提携契約を締結しました。この提携は、世界トップレベルの医師、歯科医師をはじめとした医療専門職業人、そして世界をリードする医学・歯学研究者を養成することを目的としたものです。
この提携のもとに、主に下の3つの取り組みを進めてきました。

主な取り組み

1 医学部医学科の正規カリキュラムとして「ハーバード大学の学生と共に学ぶ臨床実習(第6学年次2~3ヶ月)」を選択コースとして設置し、過去11年間で84名の学生が参加しました。
2 最先端の教育理論とそれに基づく医療人/生命科学研究者養成カリキュラムを現場で学び、我が国/本学に最適なカリキュラム開発を行うことを目的とし、平成14年度からこれまでに延べ180名(医学部138名、歯学部38名、教養部4名)の教員をボストンに派遣し、ハーバード大学医学部および歯学部における調査・研修(5~10日間)を行ってきました。
3 ハーバード大学教員を本学へ招聘し、教育能力開発を目的とした教員研修を平成12年より合計27回実施しました。
 本提携の高い評価により、平成16~19年度文部科学省現代GPに「国際的医療人育成のための先駆的教育体系」が採択、平成20~21年度には特別教育研究経費(文部科学省政策課題対応経費)として「国際性豊かな医療人・世界的競争に打ち勝つことのできる研究者の養成」が措置されました。これら取組を通して本学の教育カリキュラムの充実化および世界標準化が図られ、特にハーバード大学での臨床実習に参加した学生の提言にもとづき派遣教員が中心になって改革した医学臨床実習は、現在日本における臨床実習のなかで最も充実したカリキュラムの一つであるとの評価を受けており、見学希望が多く寄せられています。