当院では19領域の基幹病院として申請を行っています。
領域別にプログラムの紹介ページを作成しておりますので、下記よりご確認ください。
- 内科
- 小児科
- 皮膚科
- 精神科
- 外科
- 整形外科
- 産婦人科
- 眼科
- 耳鼻咽喉科
- 泌尿器科
- 脳神経外科
- 放射線科
- 麻酔科
- 病理
- 臨床検査
- 救急科
- 形成外科
- リハビリテーション科
- 総合診療
内科東京科学大学内科専門研修プログラム
専門研修プログラム領域別責任者の紹介
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血液内科学分野
臨床腫瘍学分野
教授 森 毅彦 -
膠原病・リウマチ内科学分野
教授 保田 晋助 -
分子内分泌代謝学分野
教授 山田 哲也 -
腎臓内科学分野
教授 内田 信一 -
消化器病態学分野
教授 岡本 隆一 -
循環制御内科学分野
教授 笹野 哲郎 -
統合呼吸器病学分野
教授 宮﨑 泰成 -
脳神経病態学分野
教授 横田 隆徳 -
総合診療医学分野
教授 橋本 正良 -
統合臨床感染症学分野
教授 具 芳明
研修プログラムの理念
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東京科学大学内科専門研修プログラム(以下、本研修プログラム)は、東京科学大学病院を基幹施設として、茨城県・千葉県・埼玉県・神奈川県・山梨県・長野県・静岡県・島根県・福岡県・東京都内近隣医療圏にある連携施設および特別連携施設で内科専門研修を行います。東京都にとどまらず、他県の各医療圏で研修を積むことにより、都心や各地域を理解した医療も行えるように訓練され、内科専門医としての基本的臨床能力獲得後は、内科領域 Subspecialty 専門医への道を歩む場合と高度な総合内科の Generality を獲得する場合、もしくは内科系集中治療医を目指す場合を想定して、複数のコース別に研修をおこなって内科専門医を育成します。
-
初期臨床研修を修了した医師は、本研修プログラム専門研修施設群での 3 年間(基幹施設 1 年以上+連携施設および特別連携施設 1年以上)で、豊富な臨床経験を持つ指導医の適切な指導の下で、「研修カリキュラム(項目表)」に定められた内科領域全般にわたる研修を通じて、標準的かつ全人的な内科的医療の実践に必要な知識と技能とを修得します。
運営診療科の紹介
問い合わせ先
プログラム問い合わせ先
プログラムの問い合わせ先 | 総合教育研修センター(内科専門研修問い合わせ) |
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問い合わせ先メールアドレス | naikasenmon@ml.tmd.ac.jp |
入局問い合わせ先
血液内科(血液内科学分野) | 山本 正英 | hide.hema@tmd.ac.jp |
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膠原病・リウマチ内科(膠原病・リウマチ内科学分野) | 佐々木 広和 | sasaki.rheu@tmd.ac.jp |
糖尿病・内分泌・代謝内科(分子内分泌代謝学分野) | 村上 正憲 | mmurakami.mem@tmd.ac.jp |
腎臓内科(腎臓内科学分野) | 須佐 紘一郎 | ksusa.kid@tmd.ac.jp |
消化器内科(消化器病態学分野) | 清水 寛路 | hshimizu.gast@tmd.ac.jp |
循環器内科(循環制御内科学分野) | 松田 祐治 | ymatsuda.cvm@tmd.ac.jp |
呼吸器内科(統合呼吸器病学分野) | 古澤 春彦 | hfurusawa.pulm@tmd.ac.jp |
脳神経内科(脳神経病態学分野) | 八木 洋輔 | yaginuro@tmd.ac.jp |
総合内科(総合診療科、総合診療医学分野) | 馬渕 卓 | mabuchi.vasc@tmd.ac.jp |
感染症内科(統合臨床感染症学分野) | 田頭 保彰 | tagashira1134.cid@tmd.ac.jp |
臨床腫瘍科・がんゲノム診療科・緩和ケア科(臨床腫瘍学分野) | 青山 慧 | aoyahema@tmd.ac.jp |
小児科東京科学大学小児科専攻医研修プログラム
専門研修プログラム統括責任者からのメッセージ
発生発達病態学分野 教授 森尾 友宏
小児科は生涯における「最初の大切な十数年」を担当し、成人領域につなぐ診療科です。こどもの健全な成長と発達を念頭におきながら、成長、発達の過程にある小児のみならず、場合によっては胎児期から、若年成人まで、幅広い年齢を対象とし、さらにはすべての領域を幅広く診療するという意味ではgeneral physicianとして高い能力が求められます。一方、現在の日本では、それぞれの専門分野(subspecialty)に対してはより高度な医療を提供することが求められ、それらに対する高い臨床技術を併せ持つことも重要です。さらに小児特有の成長、発達に関する幅広い知識はもちろんのこと、医師以外の医療スタッフとの協調性、社会的な多くの事象を含む問題対応能力、安全管理能力、患者やその家族との良好なコミュニケーションを確立する技術など、幅広い視野と経験に基づいた高い診療技術が要求されます。
また、私たち大学病院を中心とする小児科医に課せられた課題は、基本に立ち返り、疾患の根本原因と発症機序を探索することだと考えています。原因が解明されれば対応策に辿り着きます。根治的治療法の開発から、こどもを成人領域にひきつぎ、思い通りの社会生活を送ってもらうことは重要な目標です。従って、research mindを持つ先生方のご希望も大切にしていきたいと考えています。
東京科学大学小児科には全国から、心優しく、能力の高い初期研修医、後期研修医、中堅医師が集まっています。私たちは多様性を大切にします。様々な大学、背景や社会からの人材を大切にします。曇りのない眼で、生命現象の理解、疾患の理解、小児疾患のより良い治療のために尽くしたいと願っています。そのためには知恵の結集と努力の積み重ねが必要です。私たちと共に切磋琢磨する仲間を心から歓迎します。
研修プログラムの理念
東京科学大学小児科専攻医研修プログラムは、「最高レベルの一般診療と最先端の専門医療の提供」をモットーに、小児医療の水準向上・進歩発展を図り、小児の健康増進および福祉の充実に寄与する優れた小児科専門医を育成することを目的とします。また「小児科医は子どもの総合医である」という基本的姿勢に基づいて「子どもの総合診療医」「育児・健康支援者」「子どもの代弁者」「学識・研究者」 「医療のプロフェッショナル」の5つの資質を備えた小児科専門医となるべく、一定の専門領域に偏ることのない幅広い研修を提供し、上記の社会的要望に応えられるような優れた小児科医の育成を目指します。
一方、これから小児科医になられる若手の先生方とっては、専門研修が修了した後、どのような小児科医になるか、あるいはどのようなキャリアを積まれるか、ということも大変大きな問題であり、それぞれのライフプランに応じて選択する研修コースや内容も異なってくることと思います。東京科学大学小児科専攻医研修プログラムは、専門研修が果たすべき役割を踏まえながら、より多くの先生方の幅広い御要望に応えられるよう、複数のコースを提供します。これらのうちいくつかは女性の先生方や、ご家庭の事情にも配慮できるものです。無論、いずれのコースでも大学を含む地域基幹施設クラスでの豊富な症例と指導医に基づいた研修が受けられる一方、それぞれ臓器別の高い専門性をもつ症例についても、優れた指導医のもとで研修を受けることができます。
多くの様々な考え方を持った先生方に我々のプログラムの研修を受けていただくことで、小児医療の多様性を維持するとともに、それらが最善の医療を提供し、よりよい医療の開発を目指しています。このような目標に少しでも近づけるよう、皆様と一緒に仕事をすることができることを楽しみにしております。
連携施設一覧
ネットワーク施設名(連携施設)
- 土浦協同病院
- 川口市立医療センター
- 東京北医療センター
- 武蔵野赤十字病院
- JAとりで総合医療センター
- 草加市立病院
- 東京ベイ浦安市川医療センタ―
- 練馬光が丘病院
- 都立墨東病院
- 千葉市立海浜病院
関連施設一覧
- 茨城県立こども病院
- 榊原記念病院
- 都立小児総合医療センター
- あおぞら診療所(墨田)
- 東京都立神経病院神経小児科
東京科学大学小児科専攻医研修プログラム
プログラム冊子
クリックするとプログラムを閲覧できます。
運営診療科の紹介
プログラム説明会/入局説明会情報
問い合わせ先
プログラムの問い合わせ先 | 小児科医局秘書 |
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問い合わせ先メールアドレス | ped-sec.ped@tmd.ac.jp |
皮膚科東京科学大学医学部皮膚科研修プログラム
専門研修プログラム統括責任者からのメッセージ
皮膚科学分野 教授 沖山 奈緒子
当院の皮膚科では、当科の外来・入院さらに他の多くの専門科で皮膚疾患を併発する症例も含めて、幅広い疾患の皮膚徴候の検出と診断について訓練し、原因・誘因を探索して病態を深く理解することに努めています。専門外来は、アレルギー、乾癬、膠原病・自己免疫疾患、腫瘍、発汗異常、下肢潰瘍、白斑などがあります。近年、アトピー性皮膚炎や乾癬、自己免疫性水疱症、膠原病をはじめとして多くの皮膚疾患に生物学的製剤などの分子標的薬が登場し、内科的管理が必要になってきています。さらに、当院はセンターを設置していることもあってアレルギー症例は豊富であり、食物アレルギー・薬物アレルギーといった疾患の検査の主流であるプリックテストやパッチテストといった皮膚テストを担っています。発汗異常に関しても、特に無汗症については全国でも有数の症例が集積しているのも特筆すべき点です。また、当科では手術も積極的に行っており、さらにがん免疫療法の分野でも先行しています。
臨床で関わる疾患の幅広さを反映して、研究対象も多岐にわたります。特に自己免疫疾患(皮膚筋炎や移植片対宿主病、乾癬)、メラノーマ、発汗異常については、それぞれ臨床研究からモデルマウスを用いた基礎研究まで、さらに基礎研究を臨床にフィードバックして新規治療法開発にも一貫して取り組んでいます。
当プログラムは当院を中心として、多くの指導医を配置した地域基幹病院や専門病院を含む連携施設で構成されており、皮膚科専門医はもとより、アレルギー専門医、皮膚悪性腫瘍指導専門医などの多くのサブスペシャリティ専門医になることのできる幅広い研修が行えます。また、専攻医研修中からアカデミックな研究活動に入ることも出来るコースも用意しています。是非、我々のプログラムに参加して、よりハイレベルな皮膚科専門医を目指して下さい。
専門医研修の教育ポリシー
研修を終了し所定の試験に合格した段階で,皮膚科専門医として信頼され安全で標準的な医療を国民に提供できる充分な知識と技術を獲得できることを目標とする。医師としての全般的な基本能力を基盤に,皮膚疾患の高度な専門的知識・治療技能を修得し,関連領域に関する広い視野をもって診療内容を高める。皮膚科の進歩に積極的に携わり,患者と医師との共同作業としての医療の推進に努める。医師としてまた皮膚科専門医として,医の倫理の確立に努め,医療情報の開示など社会的要望に応える。
プログラムの概要
本プログラムは東京科学大学病院皮膚科を研修基幹施設として,都立墨東病院、都立大塚病院、都立駒込病院、国立がん研究センター中央病院、亀田総合病院、土浦協同病院、九段坂病院、新渡戸記念中野総合病院、武蔵野赤十字病院、災害医療センター、湘南藤沢徳洲会病院、横浜市立みなと赤十字病院、済生会川口総合病院、草加市立病院、秀和総合病院、東邦大学医療センター佐倉病院、防衛医科大学校、獨協医科大学埼玉医療センターを研修連携施設として,また,東京科学大学病院形成外科、湘南鎌倉総合病院、埼玉石心会病院を研修準連携施設として加えた研修施設群を統括する研修プログラムである。なお,本プログラムは各研修施設の特徴を生かした複数の研修コースを設定している。
連携施設一覧
- 東京都立墨東病院皮膚科
- 東京都立大塚病院皮膚科
- 東京都立駒込病院皮膚腫瘍科
- 国立がん研究センター中央病院皮膚腫瘍科
- 亀田総合病院皮膚科
- 土浦協同病院皮膚科
- 九段坂病院皮膚科
- 新渡戸記念中野総合病院皮膚科
- 武蔵野赤十字病院皮膚科
- 独立行政法人国立病院機構災害医療センター皮膚科
- 湘南藤沢徳洲会病院皮膚科
- 横浜市立みなと赤十字病院皮膚科
- 済生会川口総合病院皮膚科
- 草加市立病院皮膚科
- 秀和総合病院皮膚科
- 東邦医科大学医療センター佐倉病院皮膚科
- 防衛医科大学校病院皮膚科
- 獨協医科大学埼玉医療センター
- 湘南鎌倉総合病院皮膚科
東京科学大学皮膚科専攻医研修プログラム
プログラム冊子
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運営診療科の紹介
プログラム説明会/入局説明会情報
問い合わせ先
プログラムの問い合わせ先 | 竹下 八菜 |
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問い合わせ先メールアドレス | Hana.derm@tmd.ac.jp |
精神科東京科学大学精神科専門医研修プログラム
専門研修プログラム統括責任者からのメッセージ
精神行動医科学分野 教授 髙橋 英彦
本学の精神科専門研修プログラムの特徴は、首都圏の総合病院が中心となり、精神科救急、身体合併症診療、リエゾン診療、電気けいれん療法など幅広い研修を行うことができることです。また、中核となる連携施設には、診療対象を、高齢者、児童・思春期、教職員に特化した施設があり、それぞれ、老年精神医学、児童精神医学、産業保健などを集中的に学ぶことができます。民間の連携施設においては、リハビリテーション医療やアルコール専門治療などを経験することもできます。さらに、基幹施設である本学では、平成27年度途中から司法精神医学、平成28年度から児童精神医学、スポーツ精神医学の専門家を招き、臨床だけでなく早期から研究に触れることができる体制の整備を行っております。
研修医は、本学他学関係なく全国から集まってきており、様々な分野で活躍している指導者のもと、和気あいあいと日々楽しく、時に厳しい指導を受けながら、研修生活を送っております。皆さんの希望やプライベートの事情などを十分に考慮しながら、研修プログラムを検討していきますので、是非私達の仲間となって一緒に精神科医療に携わっていきませんか。お待ちしています。
研修プログラムの理念
専門研修プログラムの理念
精神科領域専門医制度は、精神医学および精神科医療の進歩に応じて、精神科医の態度・技能・知識を高め、すぐれた精神科専門医を育成し、生涯にわたる相互研鑽を図ることにより精神科医療、精神保健の向上と社会福祉に貢献し、もって国民の信頼にこたえることを理念とする。
使命
患者の人権を尊重し、精神・身体・社会・倫理の各面を総合的に考慮して診断・治療する態度を涵養し、近接領域の診療科や医療スタッフと協力して、国民に良質で安全で安心できる精神医療を提供することを使命とする。
専門研修プログラムの特徴
東京科学大学精神科は、昭和19年5月に初代教授島崎敏樹先生が東京医学歯学専門学校時代の本学に精神病学教室を開設した時に始まる。400人を超える同窓は、主に首都圏の総合病院、精神科病院、診療所、研究機関において幅広い領域で活躍しており、臨床、研究、教育の分野で数多くの実績を残している。 基幹病院となる東京科学大学医学部附属病院精神科は、41床の開放病棟であり、急性期の精神病状態の患者の対応は限定されるものの、十分な指導体制のもとに、生理学的検査・心理検査実施による診断や治療に対する詳細な検討、電気けいれん療法、身体合併症診療、リエゾン診療、デイケア活動や小集団精神療法への参加などの全般的な研修が可能である。また、司法精神医学、児童精神医学、老年精神医学に関しては、専門の研修体制を整備しており、全般的な研修に加えて、柔軟に取り入れることができる。
また、連携施設には、首都圏の総合病院を中心に、民間の精神科病院も複数擁している。それぞれ特色のある病院であり、希望に応じて柔軟な研修体制を選択することが出来ることこそ、本学精神科専門医研修プログラムの特色である。
連携施設一覧
- 青梅市立総合病院
- 大宮厚生病院
- 恩田第二病院
- 栗田病院
- 国立精神・神経医療研究センター病院
- 三楽病院
- 高月病院
- 東京足立病院
- 東京都健康長寿医療センター
- 東京都保健医療公社荏原病院
- 東京都保健医療公社豊島病院
- 東京都立小児総合医療センター
- 東京都立多摩総合医療センター
- 東京都立広尾病院
- 東京都立墨東病院
- 東京都立松沢病院
- 成増厚生病院
- 針生ヶ丘病院
- 横浜市立みなと赤十字病院
- 浅井病院
- 埼玉県済生会鴻巣病院
- 東京共済病院
- 小石川東京病院
- 神奈川県立精神医療センター
- 初石病院
- 埼玉県立精神医療センター
- 栃木県立岡本台病院
- いわき開成病院
- 田宮病院
- 東日本矯正医療センター
- 横須賀共済病院
- 成仁病院
- 藤沢病院
- 千曲荘病院
- 小山富士見台病院
- 東京さつきホスピタル
- 稲城台病院
- 雲雀ケ丘病院
- 船橋市立医療センター
- 平川病院
- 青梅成木台病院
- がん研有明病院
- 相州病院
- 高田西城病院
- 関東中央病院
- 大島病院
- 静岡てんかんセンター
- 大原神経科病院
- 山本病院
- 日本医科大学千葉北総病院
- 多摩中央病院
東京科学大学精神科専門医研修プログラム
プログラム冊子
クリックするとプログラムを閲覧できます。
医師(専攻医)は当専門研修プログラムへの採用後、研修施設群のいずれかの施設と雇用契約を結ぶこととなります。
運営診療科の紹介
プログラム説明会/入局説明会情報
問い合わせ先
プログラムの問い合わせ先 | 高木 俊輔 |
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問い合わせ先メールアドレス | stakagi.psyc@tmd.ac.jp |
外科東京科学大学外科専門研修プログラム(サブスペシャルティ連動型)
専門研修プログラム統括責任者からのメッセージ
外科系診療部門長(肝胆膵外科学分野 教授) 田邉 稔
東京科学大学外科専門研修プログラムのホームページへようこそ!
私たちは、消化器・一般外科、心臓血管外科、呼吸器外科、救命救急センターと50を超える連携病院が一体となり、皆さんが外科医として必要な基本的診療能力を習得するプログラムを完成させました。このプログラムは、更に高度なサブスペシャリティー領域の専門研修へと連続性をもって繋がっていくよう工夫されています。
皆さんは自身の将来をどのように描いていますか。大学やハイボリュームセンターで高度に専門化した外科医療を実践するのか、それとも一般外科医として幅広い疾患を診療するのか、中には開業を目指している人もいるでしょう。また、海外留学や大学での研究を通して新しい医療分野を確立したり、さらには関連病院の名物外科部長を目指すのも素晴らしいと思います。
東京科学大学には、出身大学を問わない自由な風土があります。これまでの外科研修医も過半数が本学以外の卒業生でした。将来の進路を決めている人もそうでない人も、大歓迎です。私たちのプログラムには、様々な出会いとチャンスが溢れています。初期研修中の皆さん、学生の皆さん、共に切磋琢磨し、明るい未来を切り開こうではありませんか!
研修プログラムの理念
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専攻医が医師として必要な基本的診療能力を習得すること
-
専攻医が外科領域の専門的診療能力を習得すること
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上記に関する知識・技能・態度と高い倫理性を備えることにより、患者に信頼され、標準的な医療を提供でき、プロフェッショナルとしての誇りを持ち、患者への責任を果たせる外科専門医となること
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外科専門医の育成を通して国民の健康・福祉に貢献すること
-
外科領域全般からサブスペシャルティ領域(消化器外科、心臓血管外科、呼吸器外科、小児外科)またはそれに準じた外科関連領域(乳腺や内分泌領域)の専門研修を行い、それぞれの領域の専門医取得へと連動すること
連携施設一覧
専門連携施設
- 総合病院土浦協同病院
- 太田西ノ内病院
- 武蔵野赤十字病院
- 埼玉医科大学 総合医療センター
- 東京都立大塚病院
- 東京都立広尾病院
- 東京都保健医療公社豊島病院
- 東京都保健医療公社大久保病院
- 江戸川病院
- JAとりで総合医療センター
- 友愛記念病院
- 新渡戸記念中野総合病院
- 花と森の東京病院
- 柏市立柏病院
- 等潤病院
- 桜ケ丘病院
- 蓮田病院
- 秀和総合病院
- 九段坂病院
- 草加市立病院
- 日産厚生会玉川病院
- 光仁会 第一病院
- 済生会横浜市東部病院
- 藤沢市民病院
- 国立病院機構 東京医療センター
- 船橋市立医療センター
- 千葉ろうさい病院
- 国立病院機構 水戸医療センター
- 医療法人社団永生会南多摩病院
- 青梅市立病院
- 横浜市立みなと赤十字病院
- JA長野厚生連 北信総合病院
- 横須賀共済病院
- 町田市民病院
- 榊原記念病院
- 亀田総合病院
- 心臓血管研究所付属病院
- 東京共済病院
- 聖路加国際病院
- 地域医療機能推進機構東京山手メディカルセンター
- 愛知県がんセンター中央病院
- さいたま赤十字病院
- 横浜労災病院
- 国立がん研究センター中央病院
- 国立がん研究センター東病院
- 静岡がんセンター
- NTT東日本関東病院
- 越谷誠和病院
- お茶の水血管外科クリニック
- 都立駒込病院
- 帝京大学医学部附属溝口病院
- 東京女子医科大学東医療センター
- 松戸市立総合医療センター
運営診療科の紹介
プログラム説明会/入局説明会情報
問い合わせ先
プログラムの問い合わせ先 | 芳沢佳映(外科総合秘書) |
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問い合わせ先メールアドレス | profsecretary.srg1@tmd.ac.jp |
整形外科東京科学大学医学部附属病院整形外科専門研修プログラム
専門研修プログラム統括責任者からのメッセージ
東京科学大学 大学院 医歯学総合研究科 整形外科学分野 教授 大川 淳
社会の高齢化やスポーツ活動の普及に伴い、整形外科のニーズが急速に増しています。専門医には、小児から高齢者まで広範囲な年齢層、外傷から加齢性変化まで多様な傷病に対処するという、広くて深い知識と能力が求められています。また、手術だけでなく、保存治療についての経験も重要です。
日本整形外科学会では、こうした力を大学病院や地域医療を含めたローテーション研修を通じて育成するプログラム制で運用しています。東京科学大学整形外科は、全国の整形外科専門研修のモデルとして、充実した研修内容と圧倒的な手術経験数をみなさんに約束しています。この4年間は、単なる基礎的な臨床経験だけでなく、医師としての生涯に影響するアカデミックマインドを確立する期間でもあります。東京科学大学整形外科専門研修プログラムに積極的に参加し、我が国の明日の整形外科診療を担う人材の応募を期待しています。
研修プログラムの理念
学問と教育の聖地、湯島・昌平坂にたつ東京科学大学では「知と癒しの匠を創造し、人々の幸福に貢献する」ことを理念としています。整形外科学としてこの理念を達成するために、専門研修プログラムとしては、以下の5点の修得を重要視しています。
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豊富な知識
整形外科医師としてあらゆる運動器疾患に関する知識を系統的に理解し、さらに日々進歩する新しい知見を時代に先駆けて吸収し続ける。
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探究心
あらゆる運動器疾患に対する臨床的な疑問点を見出して解明しようとする姿勢を持ち、その解答を科学的に導き出し、論理的に正しくまとめる能力を身につける。
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倫理観
豊かな人間性と高い倫理観の元に、整形外科医師として心のこもった医療を患者に提供し、国民の運動器の健全な発育と健康維持に貢献する。
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実践的な技術
豊富な症例数に基づいた研修により、運動器全般に関して的確な診断能力を身につけ、適切な保存療法、リハビリテーションを実践する。そして基本手技から最先端技術までを網羅した手術治療を実践することで、運動器疾患に関する良質かつ安全な医療を提供する。
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グローバルな人材の育成
国際学会での研究発表や国内外留学を通じて、世界に通用するだけでなく世界のリーダーとなれるようなグローバルな人材の育成を目指す。
本プログラムにおいては指導医が専攻医の教育・指導にあたりますが、専攻医自身も主体的に学ぶ姿勢をもつことが大切です。整形外科専門医は自己研鑽し自己の技量を高めると共に、積極的に臨床研究等に関わり整形外科医療の向上に貢献することが必要となります。チーム医療の一員として行動し、患者や医療関係者とのコミュニケーション能力を磨くことによって周囲から信頼されることも重要です。本研修プログラムでの研修後に皆さんは運動器疾患に関する良質かつ安全で心のこもった医療を提供するとともに、将来の医療の発展に貢献できる整形外科専門医となることが期待されます。
整形外科の研修で経験すべき疾患・病態は、骨、軟骨、筋、靱帯、神経などの運動器官を形成するすべての組織の疾病・外傷・加齢変性です。また新生児から高齢者まで全ての年齢層が対象となり、その内容は多様です。この多様な疾患に対する専門技能を習得するために、本研修プログラムでは1ヶ月の研修を1単位とする単位制をとります。全カリキュラムを脊椎、上肢・手、下肢、外傷、リウマチ、リハビリテーション、スポーツ、地域医療、小児、腫瘍の10の研修領域に分割し、基幹病院および協力病院をローテーションすることで、それぞれの領域で定められた単位数以上を修得し、4年間で48単位を修得するプロセスで研修を行います。整形外科後期研修プログラムにおいて必要とされる症例数は、年間新患数が500例、年間手術症例が40例と定められておりますが、基幹病院および協力病院全体において年間新患数7万名以上、年間手術件数16,000件以上(2014年度新患数72,465.5名、手術件数16,408.7件[他プログラムとの重複を除く])の豊富な症例数を有する本研修プログラムでは必要症例数をはるかに上回る症例を経験することが可能です。また東京科学大学整形外科集談会への参加(年2回)および同会での研究発表(3年目まで年1回)、外部の学会での発表(年1回以上)と論文執筆(研修期間中1編以上)を行うことによって、各専門領域における臨床研究に深く関わりを持つことができます。本研修プログラム修了後に、大学院への進学やサブスペシャリティ領域の研修を開始する準備が整えられます。
連携施設一覧
- 東京科学大学
- 横浜市立みなと赤十字病院
- 九段坂病院
- 日産厚生会 玉川病院
- 草加市立病院
- 東京ベイ・浦安市川医療センター
- 埼玉県立がんセンター
- 佐久総合病院佐久医療センター
- 千葉県こども病院
- 多摩北部医療センター
- 川嶌整形外科病院
- さいたま赤十字病院
- 新渡戸記念中野総合病院
- 諏訪中央病院
- 同愛記念病院
- 埼玉石心会病院
- 青梅市立総合病院
- 土浦協同病院
- 埼玉県済生会川口総合病院
- がん研究会有明病院
- 川口工業総合病院
- JAとりで総合医療センター
- 練馬総合病院
東京科学大学医学部附属病院整形外科研修プログラム
プログラム冊子
クリックするとプログラムを閲覧できます。
運営診療科の紹介
プログラム説明会/入局説明会情報
問い合わせ先
プログラムの問い合わせ先 | 高田 亮平 |
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問い合わせ先メールアドレス | takada.orth@tmd.ac.jp |
産婦人科東京科学大学産婦人科研修プログラム
専門研修プログラム統括責任者からのメッセージ
生殖機能協関学分野 教授 宮坂 尚幸
産婦人科は、二つの個体からもう一つの新しい個体が発生する生殖医療に始まり(生殖医学)、母児が命がけで臨む出産の現場に立ち会い(周産期医学)、加齢とともに生じる女性特有の問題(女性医学)を解決し、女性生殖器に発生する様々な腫瘍(婦人科腫瘍学)と対峙するなど、女性の一生に幅広く関わる診療科です。その一方で、生殖医療では体外受精・胚移植をはじめとする生殖補助医療が、周産期医療では集学的治療を必要とするハイリスク妊娠の管理や胎児医療が目覚ましい発展を遂げ、女性のクオリティオブライフ向上を追求する女性医学の発達や、内視鏡手術の導入による婦人科腫瘍手術の低侵襲化など、高い診療技術に裏打ちされた高度な医療を提供する能力も要求されております。少子高齢化が進み人口構造が大きく変化してきている本邦において、産婦人科医の果たすべき役割は非常に大きなものになってきております。しかしながら、全国的に産婦人科医の数は充足しているとは言えず、能力のある若い医師を育成することは大学病院の重要な責務の一つであります。
東京科学大学周産・女性診療科およびその連携施設は、上記の各産婦人科領域のエキスパートが揃っており、すべての領域について十分な臨床経験が積める研修体制を構築して参りました。さらに、各診療領域が協働し、他診療科や他研究施設と連携することにより、将来医学研究を行うために必要なリサーチマインドの涵養にも努め、若手医師の持つポテンシャルを将来にわたって最大限に発揮できる環境を整えております。私たちと共に学び、働き、そして産婦人科医療を楽しんでくれる仲間を、心よりお待ちしております。
研修プログラムの理念
産婦人科専門医制度は、産婦人科専門医として有すべき診療能力の水準と認定のプロセスを明示する制度である。そこには医師として必要な基本的診療能力(コアコンピテンシー)と産婦人科領域の専門的診療能力が含まれる。そして、産婦人科専門医制度は、患者に信頼され、標準的な医療を提供でき、プロフェッショナルとしての誇りを持ち、患者への責任を果たせる産婦人科専門医を育成して、国民の健康に資する事を目的とする。特に、東京科学大学医学部附属病院周産・女性診療科を基幹施設とする専門研修プログラムでは、医師として、また産婦人科医師として、基本的診療能力や幅広い知識を研修プログラムの中で共通課題として確実に習得し、社会に貢献することを目標としている。
連携施設一覧
- 国保旭中央病院
- 土浦協同病院
- JAとりで総合医療センター
- 東京都立多摩総合医療センター
- 東京都立大塚病院
- 青梅市立総合病院
- 医療法人鉄蕉会 亀田総合病院
- 獨協医科大学病院
- 総合守谷第一病院
- 東京都立駒込病院
- 田園都市レディースクリニック
- 国立がん研究センター中央病院
- 医療法人恵愛会恵愛病院
- 東京都立広尾病院
- 獨協医科大学埼玉医療センター
- 横浜市立みなと赤十字病院
- 武蔵野赤十字病院
東京科学大学医学部附属病院整形外科研修プログラム
プログラム冊子
クリックするとプログラムを閲覧できます。
運営診療科の紹介
プログラム説明会/入局説明会情報
問い合わせ先
プログラムの問い合わせ先 | 若菜 公雄 |
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問い合わせ先メールアドレス | k.wakana.crm@tmd.ac.jp |
眼科東京科学大学医学部附属病院 眼科専門研修プログラム
専門研修プログラム統括責任者からのメッセージ
東京科学大学眼科は、今年で教室開講72年の歴史を持つ、国立大学法人の眼科です。眼科のあらゆる領域におけるスペシャリストを効率よく育成し、世界で活躍する眼科医および眼科研究者を育成するために、教室員が一丸となって教育と指導を行っています。臨床指導、手術指導、研究指導も充実しており、眼科を志すすべてのドクターの可能性を伸ばすことができる教室です。女性医師支援も積極的に行っています。ぜひ医科歯科大眼科で眼科学の未来を目指しましょう。
研修プログラムの理念
112年の臨床と研究に裏付けされた医療
東京科学大学医学部は、1944年に設立され、今年で72年の歴史をもつ、国立大学法人である。政府の「スーパーグローバル大学創成支援」において、トップ型(世界大学ランキングトップ100を目指す力のある、世界レベルの教育研究を行うトップ大学)に採択された実績がある。このような環境の中、眼科の臨床研究、基礎研究も非常に活発に行われており、毎年多くの学術論文が一流の国際誌に掲載され、国内外の学会でも数多くの研究発表がなされている。また、海外の研究室との交流も深く、留学先も多数あるため、研究に関心の医師にも満足できる環境を提供することが可能となっている。
眼科の各分野に専門家を有する。
当教室では、眼科6領域である、角結膜、緑内障、白内障、網膜硝子体・ぶどう膜、屈折矯正・弱視・斜視、神経眼科・眼窩・眼付属器のそれぞれに専門家が在籍している。専門研修基幹施設では、10の専門外来を設置しており(強度近視、ぶどう膜、黄斑、神経眼科、緑内障、眼内腫瘍、斜視弱視、網膜、屈折矯正・白内障、小児近視)、専門研修連携施設にもそれぞれの専門を活かした指導を行える指導医を派遣している。従って、どの分野においても偏りなく広く深く最新医療を学ぶことができる。
多くの症例を経験することで即戦力のある専門医を育成する。
専門研修基幹施設および専門研修連携施設において充分な外来症例、手術件数を経験可能であり、到達目標を大きく上回ることが可能である。研修修了時には基本的疾患の治療に関して独り立ちしていることが可能となるカリキュラムである。
多彩な関連研修施設を有し、地域医療に貢献できる。
当教室は専門研修基幹施設である東京科学大学附属病院(東京)の他に5県に広がる連携15施設、関連6施設を有する。連携15施設は東京都にとどまらず、埼玉県、茨城県、静岡県と千葉県と関東圏に広がる。しかし全ての関連施設が、都心近郊であるため、中心に位置する基幹施設である東京科学大学から通勤圏内にある。 また、東京科学大学眼科では他大学とも大学の枠を超えて協力体制を敷いている。この多彩な現場を活かし、専門研修基幹施設だけでは経験が不足しがちな初期の一般的な疾患や眼科救急医療、各地域特有の医療事情など幅広く研修を行える場を提供する。大学附属病院での最先端の専門的診療経験と地域中核病院での即戦力となる臨床経験によって、眼科専門医を育てることが当プログラムの目指すところである。
多くの仲間と切磋琢磨できる。
当教室には全国から毎年2〜6名前後が入局している。出身大学も様々である。過去9年間の入局者は33名であり、その内訳は、東京科学大学出身者6名、他大学出身者27名であった。スキルアップや待遇に出身大学による区別はなく、これまでの入局者も本学出身者より他大学出身者が多い状態である。みな分け隔てなく働いており、他科からの転科入局も多い。過去にも内科や基礎の教室を経て入局された先生が多数在籍している。眼科領域に興味と情熱を持ち、チームワークがとれる協力的なドクターであれば経歴は問わない。このように色々な経歴の仲間とともに、お互い切磋琢磨しながら眼科専門医を目指して研修している。
学術面での指導体制
当教室では、眼科内に基礎研究が可能な研究室、実験室を有し、多くの大学院生が在籍している。大学院生を中心に基礎研究指導や国内外への留学、臨床研究指導を行っている。また他大学と協力して多くの基礎研究や臨床研究を行っている。
この研修プログラムは、日本専門医機構が定めた専門研修施設の医療設備基準をすべて満たしており、日本専門医機構に承認されている。定められた研修達成目標は4年間の研修修了時に全て達成される。研修中の評価は施設ごとの指導管理責任者、指導医、専攻医が行い、最終評価をプログラム責任者が行う。4年間の研修中に規定された学会で2回以上の発表を行い、また筆頭演者として学術雑誌に1編以上の論文執筆を行う。
専門研修プログラム管理委員会の設置
本プログラムの管理、評価、改良を行う委員会を専門研修基幹施設に設置する。専門研修会はプログラム統括責任者(副責任者)、専門研修プログラム連携施設担当者、および専攻医、外部委員、他職種から少なくとも1名を含むの委員で構成され、専攻医および専門研修プログラム全般の管理と専門研修プログラムの継続的改良を行う。
連携施設一覧
専門連携研修施設A
- 東京都立多摩総合センター
- 東京都保健医療公社荏原病院
- 東京都立広尾病院
- 日産厚生会玉川病院
- 東京都立駒込病院
- 青梅市立総合病院
- 川口工業総合病院
- 東京都保健医療公社多摩南部地域病院
- 東京都保健医療公社多摩北部医療センター
- JAとりで総合医療センター
- 川口市立医療センター
専門連携研修施設B
- 東京ベイ浦安市川医療センター
- 三島総合病院
- 柏市医療公社柏市立柏病院
- 九段坂病院
- 東京都保健医療公社大久保病院
- 秀和総合病院
- 武蔵野赤十字病院
- 災害医療センター
- 佐久総合病院
関連病院
- 成育医療研究センター
- 久喜総合病院
- 同愛記念病院
協力病院
- 成育医療研究センター
東京科学大学眼科専攻医研修プログラム
プログラム冊子
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運営診療科の紹介
プログラム説明会/入局説明会情報
問い合わせ先
プログラムの問い合わせ先 | 堀江 真太郎 |
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問い合わせ先メールアドレス | shinoph@tmd.ac.jp |
耳鼻咽喉科東京科学大学耳鼻咽喉科専門研修プログラム
専門研修プログラム統括責任者からのメッセージ
耳鼻咽喉科学分野 教授 堤 剛
優れた臨床医を育成することを目的としたプログラムを組んでいます。耳科・鼻科・平衡神経科・咽喉頭・頭頸部腫瘍の全ての分野で高いレベルの臨床研修が可能となっています。また、臨床をより深く理解するため研究への従事も推奨しています。
アカデミック・キャリアを目指す方、第一線の臨床医を志向する方、開業し地域医療を担うことを目標とする方、家庭との両立を目指す女性医師など、いろいろな方のロールモデルとなる医師が在籍しています。
研修プログラムの理念
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東京科学大学医学部では耳鼻咽喉科と頭頸部外科が独立した教室として併存しながら、実臨床において一つの教室として機能している。これにより、耳鼻咽喉科・頭頸部外科の幅広い専門分野全てにおいて、高度の医療を提供することができている。従って、どの分野においても偏り無く最新医療を研修することができる。
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東京科学大学には国内随一の歯学部があり、歯科領域の幅広い専門分野において高度な診療・研究が行われている。これら各分野と協力して診療を行うことで、顔面深部外科手術後の再建や咀嚼・嚥下診療、咬合と無呼吸の一貫した診療など、他施設では不可能な高度な診療を経験できる。
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東京科学大学医学部附属病院では小児科・NICU、神経内科、消化器外科、形成外科、呼吸器科など耳鼻咽喉科・頭頸部外科と関連する各科も国内随一の高レベルの診療を行っており、これらと連携した診療が研修できる。また、頭頸部・頭蓋底腫瘍先端治療センター、スポーツ医学診療センター(高気圧治療部を含む)や快眠センター、長寿・健康人生推進センターなど、当科と深く関わるセンターにおいて病院全体をあげて高度な診療を行っており、極めて高いレベルの診療が研修できる。
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東京科学大学内には難治疾患研究所や医用生体材料工学研究所など、最先端医療に関わる大規模な研究施設を有しており、これらと連携した最先端の診療が経験できる。
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多彩な連携施設を有し、それぞれに専門を生かした高いレベルの指導を行える指導医が派遣されている。他大学の附属病院に加え、都心の中核病院や地方の基幹病院、各種専門病院を多数含んでおり、大学附属病院での最先端の専門的診療とともに、一般的な初期診療や地方の基幹病院での救急、高齢者医療や小児医療を含む多彩な臨床経験によって、将来どのような場でも通用する幅広くかつレベルの高い医療技術を身につけることができる。
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基幹施設に加え、連携施設の中には国内有数の頭頸部癌診療を行う病院群があり、頭頸部外科の専門医を志向する専攻医にとって極めてレベルの高い専門的研修を積むことができる。
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連携施設の中には高齢者医療や小児医療を専門とする国内有数の施設が含まれており、将来これらの領域を志す専攻医にとって極めてレベルの高い専門的研修を積むことができる。
連携施設一覧
- 帝京大学ちば総合医療センター
- 大久保病院
- 青梅市立総合病院
- 川口工業総合病院
- 東京都健康長寿医療センター
- 草加市立病院
- 茅ヶ崎中央病院
- 土浦協同病院
- JAとりで総合医療センター
- 新渡戸記念中野総合病院
- 武蔵野赤十字病院
- がん・感染症センター都立駒込病院
- 埼玉県立がんセンター
- 群馬県立がんセンター
- がん研有明病院
- 国立成育医療研究センター
東京科学大学耳鼻咽喉科専攻医研修プログラム
プログラム冊子
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運営診療科の紹介
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問い合わせ先
プログラムの問い合わせ先 | 堤 剛 |
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問い合わせ先メールアドレス | tsutsumi.oto@tmd.ac.jp |
泌尿器科東京科学大学泌尿器科専門研修施設群専門研修プログラム
専門研修プログラム統括責任者からのメッセージ
泌尿器科学は、悪性腫瘍(癌)、前立腺肥大症などの排尿障害、副腎腫瘍などの内分泌学、尿路結石、腎機能異常、泌尿器放射線学、神経泌尿器科、男性科、小児泌尿器科、女性泌尿器科、尿路感染、尿路外傷など広い領域を扱っている学問です。社会の高齢化に伴い、患者さんが急増している科です。
泌尿器科の研修をするにあたり、まずは幅広い領域で、世界の標準的治療を学ぶ必要があると思われます。私たちのプログラムでは、充実した連携施設を有しており、質、量ともに十分な研修が受けられます。例えば、ロボット支援手術(ダビンチ手術)は、基幹施設である東京科学大学病院と4つのがんセンター(がん研究会有明病院、がん・感染症センター都立駒込病院、国立がん研究センター東病院、埼玉県立がんセンター)を含めた11施設で実施しています。 三次救急を担う地域中核病院が3施設(公立昭和病院、さいたま赤十字病院、土浦協同病院)あり、また都立大塚病院での尿路結石治療など、それぞれの病院で特徴的、先進的な診療を行っています。
当教室では、ガイドラインに則った世界標準の診療を行うだけなく、患者さん・社会に役に立つ新規医療を開発し、世界に発信することを大きな目標にしています。泌尿器腫瘍に対するガスレス・シングルポート・ロボサージャン手術(ミニマム創内視鏡下手術)、筋層浸潤膀胱癌に対するテトラモダリティー膀胱温存療法、腎癌に対する無阻血腎部分切除など、是非とも教室のホームページをご覧ください。
このようなプログラムで、私たちと一緒に働きませんか?
意欲ある若手の先生方の参加を心からお待ちしています。
研修プログラムの理念
泌尿器科専門研修プログラムの目的
泌尿器科専門医制度は、医の倫理に基づいた医療の実践を体得し、高度の泌尿器科専門知識と技能とともに地域医療にも対応できる総合的診療に必要な基本的臨床能力を修得した泌尿器科専門医の育成を図り、国民の健康増進、医療の向上に貢献することを目的とします。
泌尿器科専門医の使命
泌尿器科専門医は小児から成人に至る様々な泌尿器疾患、ならびに我が国の高齢化に伴い増加が予想される排尿障害、尿路性器悪性腫瘍、慢性腎疾患などに対する専門的知識と診療技能を持ちつつ、高齢者に多い一般的な併存疾患にも独自で対応でき、必要に応じて地域医療との連携や他の専門医への紹介・転送の判断も的確に行える能力を備えた医師です。泌尿器科専門医はこれらの診療を実践し、総合的診療能力も兼ね備えることによって社会に対する責務を果たし、地域医療にも配慮した国民の健康・福祉の増進に貢献します。
研修プログラムの特色
東京医科歯大学泌尿器科専門研修プログラムは、東京科学大学医学部附属病院を基幹施設とし、13の連携施設と 7つの協力施設から構成されています。本プログラムでは、都会拠点病院、地方拠点病院、都会診療所を含み、幅広い研修が可能です。
これらの中には 、8がん診療拠点病院(4がんセンター含む)、6地域医療支援病院があり、ほとんどの施設が悪性腫瘍を中心に症例の多い病院で、質、量ともに十分な研修が受けられます。最先端手術として、ガスレス・シングルポート・ロボサージャン手術(先端型腹腔鏡下小切開手術)を実施する病院が2施設、ロボット支援手術(ダビンチ手術)を実施する病院が11施設含まれます。 また、尿路結石、女性尿器科、前立腺肥大症の先端的治療を行っている施設もあり、幅広い領域の研修が可能で、サブスペシャリティ領域の研修も十分に経験できます。
さらに、充実した臨床研究や基礎研究を行うことができ、国際発表も経験できる内容になっています。また専門研修後には、大学院への進学や 専門分野の研修も可能です。国際的に活躍できる泌尿器科医師を養成すること目標にしています。
連携施設一覧
- 東京科学大学
- 多摩南部地域病院
- 土浦協同病院
- 東京都立大塚病院
- さいたま赤十字病院
- 埼玉県立がんセンター
- 草加市立病院
- 国立国際医療研究センター国府台病院
- がん研有明病院
- JAとりで総合医療センター
- 公立昭和病院
- 大森赤十字病院
- がん・感染症センター都立駒込病院
- 国立がん研究センター東病院
- 新久喜総合病院
東京科学大学泌尿器科専攻医研修プログラム
プログラム冊子
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運営診療科の紹介
プログラム説明会/入局説明会情報
問い合わせ先
プログラムの問い合わせ先 | 吉田 宗一郎 |
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問い合わせ先メールアドレス | s-yoshida.uro@tmd.ac.jp |
脳神経外科東京科学大学脳神経外科
専門研修プログラム統括責任者からのメッセージ
脳神経機能外科学分野 教授 前原 健寿
東京科学大学脳神経外科は、大学を基幹病院とし13の連携施設、8の関連施設とともに専門医育成のためのプログラムを組んでいます。脳神経外科専門医受験資格取得のためには、脳血管障害、脳腫瘍、神経外傷患者を含む120例以上の患者の治療経験が必要となりますが、大学のグループ全体で年間4000件を超える手術を行っていて、研修に必要な十分な症例数を有しています。脳神経外科は基本診療科に属し神経系の幅広い分野を対象にして、顕微鏡手術のみならず、内視鏡手術、血管内手術など多くの技術を学ぶ事ができます。さらに神経科学の発展とともに、まだまだ未開の脳機能を直接研究することできる唯一の科です。皆様の参加をお待ちしています。
研修プログラムの理念
脳神経外科診療の対象は、国民病とも言える脳卒中(脳血管性障害)や脳神経外傷などの救急疾患、脳腫瘍に加え、てんかん・パーキンソン病・三叉神経痛・顔面けいれん等の機能的疾患、小児疾患、脊髄・脊椎・末梢神経疾患などです。脳神経外科専門医の使命は、これらの予防や診断、救急治療、手術および非手術的治療、あるいはリハビリテーションにおいて、総合的かつ専門的知識と診療技術を持ち、必要に応じて他の専門医への転送判断も的確に行うことで、国民の健康・福祉の増進に貢献することです。
脳神経外科専門研修では、初期臨床研修後に専門研修プログラム(以下「プログラム」という)に所属し4年以上の定められた研修により、脳神経外科領域の病気すべてに対して、予防や診断、手術的治療および非手術的治療、リハビリテーションあるいは救急医療における総合的かつ専門的知識と診療技能を、獲得します。
本プログラムにおいては、4年間の研修期間で脳血管障害、頭部外傷、脳腫瘍の診断、標準的治療、基本手術手技の習得を目標とします。さらに本プログラムには25名を超える日本脳血管内治療学会専門医が在籍しており、開頭手術と並行して血管内治療を学べる体制を強化しています。その他、基幹施設においてはてんかん外科、三叉神経痛を中心とした機能的疾患の治療にも力を入れており多彩な症例を学ぶことができます。他には脳卒中センターにおけるstrokeカンファレンスなど、さまざまな各科合同のカンファレンスを行っており、他科との連携も充実しており、連携施設とはお茶の水セミナー、血管内治療症例検討会、脳腫瘍カンファレンスなどを合同で開催し全体的な診療レベルの強化に努めています。専門医取得後にはハーバード大学の研究室などとの連携により、若い先生方の海外研修にも力を入れています。
連携施設一覧
- 武蔵野赤十字病院
- 土浦協同病院
- 国立病院機構 災害医療センター
- 草加市立病院
- 東京ベイ・浦安市川医療センター
- 青梅市立総合病院
- 塩田記念病院
- 東京都保健医療公社豊島病院
- 翠清会梶川病院
- 東京北医療センター
- 関東労災病院
東京科学大学脳神経外科プログラム
プログラム冊子
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運営診療科の紹介
プログラム説明会/入局説明会情報
問い合わせ先
プログラムの問い合わせ先 | 清水 一秀 |
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問い合わせ先メールアドレス | shimizu.nsrg@tmd.ac.jp |
放射線科東京科学大学放射線科専門研修プログラム
専門研修プログラム統括責任者からのメッセージ
画像診断・核医学分野 教授 立石 宇貴秀
当プログラムは20の施設、100名以上の経験豊富な指導医からなる大変魅力的なものとなっています。大学病院と連携病院をローテーションし診断(読影、IVR)、核医学、放射線治療をバランスよく研修することが出来ます。連携病院では重要度の高いcommon diseaseを中心に経験豊富な指導医のもと研修を行います。症例豊富な専門病院や総合病院も多く、興味のある分野を集中して勉強することも可能です。大学では臨床の指導はもちろん海外の学会での発表や論文の作成も積極的に支援しており、若いうちから世界へ羽ばたくチャンスもあります。御茶ノ水で是非、私達と学びましょう!
研修プログラムの理念
実臨床における放射線科の役割は、超音波検査、X線撮影やCT、磁気共鳴画像(MRI)および核医学検査などを利用する画像診断、画像診断を応用した低侵襲性治療(インターベンショナルラジオロジー:IVR)、および放射線を使用して種々の疾患の放射線治療を行うことにあります。
放射線科領域専門制度では、放射線診断専門医または放射線治療専門医の育成の前段階として、放射線診断専門医および放射線治療専門医のいずれにも求められる放射線科全般に及ぶ知識と経験を一定レベル以上に有する「放射線科専門医」を育成することを目的としています。
放射線科専門医の使命は、放射線科領域の専門医として、放射線診療・放射線医学の向上発展に資し、医療および保健衛生を向上させ、かつ放射線を安全に管理し、放射線に関する専門家として社会に対して適切に対応し、もって国民の福祉に寄与することにあります。
放射線科専門研修プログラム整備基準では、放射線科専門医制度の理念のもと、放射線科専門医としての使命を果たす人材育成を目的として専門研修の経験目標を定めています。本研修プログラムでは、研修施設群内における実地診療によって専門研修の経験目標を十分に達成できる研修体制の構築に努めていますが、実地診療のみでは経験が不足する一部の研修については、日本専門医機構が認める講習会(ハンズオン・トレーニング等)及び e-learningの活用等によって、その研修を補完します。
東京科学大学放射線科専門研修プログラムは上記の整備基準に従い、放射線科領域における幅広い知識、錬磨された技能と高い倫理性を備え、コミュニケーション能力とプロフェッショナリズムを備えた放射線科専門医をめざし、放射線科専攻医を教育します。
連携施設一覧
- がん研有明病院
- 国立がん研究センター中央病院
- 国立がん研究センター東病院
- 埼玉県立がんセンター
- 聖路加国際病院
- 武蔵野赤十字病院
- 亀田総合病院
- 旭中央病院
- 青梅市立総合病院
- 大森赤十字病院
- 関東中央病院
- 草加市立病院
- 土浦協同病院
- 同愛記念病院
- JAとりで総合医療センター
- 豊島病院
- 新渡戸記念中野総合病院
- 三井記念病院
- 都立松沢病院
東京科学大学放射線科専攻医研修プログラム
プログラム冊子
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運営診療科の紹介
プログラム説明会/入局説明会情報
問い合わせ先
プログラムの問い合わせ先 | 藤岡 友之 |
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問い合わせ先メールアドレス | radiology.mrad@tmd.ac.jp(医局) |
麻酔科東京科学大学医学部附属病院麻酔科専門研修プログラム
専門研修プログラム統括責任者からのメッセージ
心肺統御麻酔学分野 周術期管理医学担当教授 内田 篤治郎
東京科学大学医学部附属病院麻酔科専門研修プログラムの特徴は、①麻酔科専門医取得に必要な十分な症例数、②日本全国から集まる専攻医(旭川から沖縄まで)、③多彩な勉強の機会(毎朝の抄読会、毎週の重症例カンファランス、毎月の症例検討会と講演会、東京麻酔専門医会勉強会など多種多様)、④比較的自由度の高いプログラム設計、⑤高い研究レベルです
東京科学大学の基本理念である「知と癒しの匠を創造し、人々の幸福に貢献する」を麻酔科でも実践し、「麻酔科の医匠を創る」を目標に指導医一同が懇切丁寧な指導をします。
研修プログラムの理念
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麻酔科専門医制度の理念
麻酔科専門医制度は、周術期の患者の生体管理を中心としながら、救急医療や集中治療における生体管理、種々の疾病および手術を起因とする疼痛・緩和医療などの領域において、患者の命を守り、安全で快適な医療を提供できる麻酔科専門医を育成することで、国民の健康・福祉の増進に貢献します。
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麻酔科専門医の使命
麻酔科学とは、人間が生存し続けるために必要な呼吸器・循環器等の諸条件を整え、生体の侵襲行為である手術が可能なように管理する生体管理医学です。麻酔科専門医は、国民が安心して手術を受けられるように、手術中の麻酔管理のみならず、術前・術中・術後の患者の全身状態を良好に維持・管理するために細心の注意を払って診療を行う、患者の安全の最後の砦となる全身管理のスペシャリストです。同時に、関連分野である集中治療や緩和医療、ペインクリニック、救急医療の分野でも、生体管理学の知識と患者の全身管理の技能を生かし、国民のニーズに応じた高度医療を安全に提供する役割を担っています。
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本研修プログラムの理念
本プログラムでは、上記をふまえ、豊富な症例経験や様々な分野における知識の集積に基づいた教育を展開し、臨床現場で活躍する麻酔科専門医を育成することを目指しています。
連携施設一覧
- 大森赤十字病院
- 横浜市立みなと赤十字病院
- 武蔵野赤十字病院
- 国立成育医療研究センター
- 国立循環器病研究センター
- 愛育病院
- 東京ベイ・浦安市川医療センター
- 草加市立病院
- 新渡戸記念中野総合病院
- 友愛記念病院
- 東京都多摩北部医療センター
- 総合病院国保旭中央病院
- 東京都立多摩総合医療センター
- 東京都立小児総合医療センター
- 順天堂大学医学部附属順天堂医院
- 島根大学医学部附属病院
- 埼玉県立小児医療センター
- 青梅市立総合病院
東京科学大学麻酔科専攻医研修プログラム
プログラム冊子
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運営診療科の紹介
プログラム説明会/入局説明会情報
問い合わせ先
プログラムの問い合わせ先 | 内田 篤治郎 (プログラム責任者) |
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問い合わせ先メールアドレス | tmdu.mane@tmd.ac.jp |
病理東京科学大学病理専門研修プログラム
研修プログラムの理念
東京科学大学では医療に関する基本理念として、『心と身体(からだ)を癒す質の高い医療を、地域に提供するとともに、国内さらに世界へと広めていく』と掲げています。本プログラムにおいても、安定して確実な診断を行える技量を身に付け、地域基幹病院にて即戦力として活躍しうる人材を育成するとともに、教育者や研究者などへの進路にも対応できる知識と経験を積む機会も提示し、国際的に通用する人材の輩出も視野に入れた内容となっています。
東京科学大学病理の特徴
豊富な人材
病理診断に携わっている病理専門医が10名以上おり、その指導のもとで大学院生や研究生として10名以上の病理医が診断を学んでおり、診断医だけで計30名近くが所属している大所帯です。多くの指導医から学ぶことにより、幅広い考え方や多くの専門的知識を学ぶことができます。また、同世代が多いことから気楽に相談しながらお互いに切磋琢磨することができます。
病理関連教室の協力体制
東京科学大学には、歯学部や附属の難治疾患研究所を含めて病理関連教室が7教室あります。伝統的に、これらの教室は診断、研究、教育の各々の場で必要に応じて協力しあう関係を続けてきました。病院病理には医系2教室の教官も病院所属の教官とほぼ同等の診断業務を行っており、指導医は所属とは関係なく専攻医を指導しています。同じフロアでは口腔病理の診断も行われており、口腔領域専門の診断も学ぶことができます。また、難治疾患研究所に所属する教室との交流を持つことで最先端の分子生物学解析を触れる機会も身近にあります。
多彩な連携病院
病理診断医が多いことで、多くの病院と連携しています。数が多いだけでなく、様々な規模と特色をもつ病院から構成されており、専攻医として必要とされる症例数を充足だけでなく、多彩な経験を積むのに適した環境が整っています。
連携施設一覧
- 東京科学大学
- がん研究会 有明病院
- 東京都立駒込病院
- 東京都立墨東病院
- 東京都立広尾病院
- 東京都健康長寿医療センター
- 日本赤十字社医療センター
- 武蔵野赤十字病院
- みなと赤十字病院
- 国際国立医療センター
- 虎の門病院
- NTT東日本関東病院
- 青梅市立総合病院
- 東京北医療センター
- さいたま市民医療センター
- 東京山手メディカルセンター
- 総合病院土浦協同病院
- 川崎幸病院
- 新渡戸記念中野総合病院
- 練馬光が丘病院
- 九段坂病院
- 草加市立病院
- 川口工業総合病院
- 埼玉協同病院
- JAとりで総合医療センター
- 三島総合病院
- 東京都教職員互助会 三楽病院
東京科学大学病理専攻医研修プログラム
プログラム冊子
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運営診療科の紹介
プログラム説明会/入局説明会情報
問い合わせ先
プログラムの問い合わせ先 | 山本 浩平 |
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問い合わせ先メールアドレス | yamamoto.pth2@tmd.ac.jp |
臨床検査東京科学大学臨床検査専門研修プログラム
専門研修プログラム統括責任者からのメッセージ
臨床検査専門医の存在価値は、まだ広くは知られてはいませんが、高度な臨床判断を要する検査を自ら実施し、検査が迅速かつ正確に行われるよう検査部を運営し、検査結果に医学的に有用な情報を付加し、院内感染対策など病院全体の管理にも関わるなどの重要な役割があります。東京科学大学医学部附属病院では、さまざまな領域で高度医療が展開されており、検査医は検査を通じて、これに関わることができます。一方、連携施設である三楽病院では、地域中核病院として多数のcommon disease症例の検査に携ることができます。
専門研修と並行して、医学博士の学位取得を目指すのであれば、社会人大学院生として大学院臨床検査医学分野で研究活動を行うこともできます。また、内科などの専門医を取得した後に、ダブルライセンスとして臨床検査専門医を目指すことも可能です。検査部は他の診療科に比べ、仕事のスケジュール調整がしやすいため、女性医師にも働きやすい環境と言えます。
当プログラムへの応募をお待ちします。疑問点がありましたら、遠慮なくメールでご連絡ください。
研修プログラムの理念
本研修プログラムでは、臨床検査医学総論、一般臨床検査学・臨床化学、臨床血液学、臨床微生物学、臨床免疫学・輸血学、遺伝子関連検査学、臨床生理学の基本7科目の研修を行います。基幹施設である東京科学大学(TMDU)医学部附属病院検査部で多くの研修を行いますが、連携施設である東京都教職員互助会三楽病院臨床検査科でも研修を行うことにより、深みのある研修となるように工夫しています。
TMDU臨床検査専門研修プログラムの目的と使命は次の5点にまとめられます。
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専攻医が臨床検査に関する知識、技能を習得すること。
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専攻医が臨床検査を通して診療に貢献すること。
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専攻医が臨床検査の研究法を習得すること。
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専攻医が医師として適切な態度と高い倫理性を備えることにより、患者・メディカルスタッフに信頼され、プロフェッショナルとしての誇りを持つこと。
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臨床検査専門医の育成を通して国民の健康・福祉に貢献すること。
研修の修了が認定されたら専門医認定試験の受験資格が与えられます。この試験に合格すると、臨床検査専門医となります。その後は、各自が専門とする領域のサブスペシャリティの専門医取得を目指して検査業務に従事したり、病院の検査部を管理・運営し、指導医として臨床検査専門医を育成したり、教育研究機関において臨床検査医学の教育研究を担ったり、といったキャリアパスが期待されます。
連携施設一覧
- 東京都教職員互助会 三楽病院
東京科学大学臨床検査専攻医研修プログラム
プログラム冊子
クリックするとプログラムを閲覧できます。
運営診療科の紹介
プログラム説明会/入局説明会情報
問い合わせ先
プログラムの問い合わせ先 | 東田 修二 |
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問い合わせ先メールアドレス | tohda.mlab@tmd.ac.jp |
救急科東京科学大学救急科専門研修プログラム
専門研修プログラム統括責任者からのメッセージ
救急災害医学分野 教授 大友 康裕
東京科学大学救急科専門研修プログラムは、幅広く偏りのないプログラムであり、連携施設群は都市型の病院から地域の病院まで幅広い病院と連携しております。 さらにわれわれのプログラムは、ダブルボード取得を積極的に支援しております。救急科専門医の取得はもちろんのこと、外科、内科、麻酔科等の専門医の取得を支援します。東京科学大学には出身大学を問わない自由な風土があります。これまでも我々の救急プログラムの入局者は全国から集まっております。皆様のプログラムへの応募をお待ちしております。
研修プログラムの理念
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救急科専門医制度の理念
救急医療では医学的緊急性への対応が重要であります。しかし、救急患者が生じた段階では緊急性や罹患臓器は不明なため、専門診療科の対応はしばしば困難であり、いずれの緊急性にも対応できる救急科専門医が必要になります。救急科専門医は救急搬送患者を中心に診療を行い、疾病、外傷、中毒など原因や罹患臓器の種類に関わらず、すべての緊急病態に対応することができます。国民にとってこの様な能力をそなえた医師の存在が重要になります。
本研修プログラムの目的は、「国民に良質で安心な標準的医療を提供できる」救急科専門医を育成することです。 救急科専門医育成プログラムを修了した救急科領域の専攻医は急病や外傷の種類や重症度に応じた総合的判断に基づき、必要に応じて他科専門医と連携し、迅速かつ安全に急性期患者の診断と治療を進めることが可能になります。また、急病や外傷で複数臓器の機能が急速に重篤化する場合は初期治療から継続して、根本治療や集中治療にも中心的役割を担うことも可能です。 さらに加えて地域の救急医療体制、特に消防機関・救急搬送(プレホスピタル)と医療機関との連携の維持・発展、また災害時の対応にも関与し、地域全体の安全を維持する仕事を担うことも可能となります。
以上のごとく、本大学の救急科専門医プログラムを修了することによって、標準的な医療を提供でき、国民の健康に資するプロフェッショナルとしての誇りを持った救急科専門医となることができます。 -
救急科専門医の使命
急科専門医の社会的責務は、医の倫理に基づき、急病、外傷、中毒など疾病の種類に関わらず、救急搬送患者を中心に、速やかに受け入れて初期診療に当たり、必要に応じて適切な診療科の専門医と連携し、迅速かつ安全に診断・治療を進めることであります。 さらに、病院前の救急搬送および病院連携の維持・発展に関与することにより、地域全体の救急医療の安全確保の中核を担うことであります。
連携施設一覧
- 東京科学大学医学部附属病院
- 秋田赤十字病院
- 南相馬市立病院
- JAとりで総合医療センター
- 東京女子医科大学東医療センター
- 南多摩病院
- 青梅市立総合病院
- 都立小児総合医療センター
- 松戸市立病院
- 亀田総合病院
- 静岡県立総合病院
- 東京共済病院
- 太田西ノ内病院
- 済生会栗橋病院
- 心臓呼吸器病院(H31年度~)
東京科学大学救急科専攻医研修プログラ
プログラム冊子
クリックするとプログラムを閲覧できます。
運営診療科の紹介
プログラム説明会/入局説明会情報
問い合わせ先
プログラムの問い合わせ先 | 遠藤 彰 |
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問い合わせ先メールアドレス | eraeaccm@tmd.ac.jp |
形成外科東京科学大学形成外科研修プログラム
専門研修プログラム統括責任者からのメッセージ
東京科学大学形成外科専門研修プログラムの特徴は、倫理観と創造性をもった“手術のできる”臨床医の育成にあります。
人体にメスを入れる外科系医師には特に高い倫理観が求められます。大学病院では、手術を受ける側の身になって”どのような治療が最良か?“を全員で検討して、指導医のもとに施行することにより、人間的にも技術的にも患者さんにとってベストな手術治療を提供できる医師を育成しています。連携研修病院との連携も充実しており、都内および横浜など東京近郊の基幹病院、郊外では亀田メディカルセンター、土浦協同病院など、研修先として人気の高い病院がラインアップされています。育児をしながらの研修生や、社会人大学院生として研究と診療を並行して行っている研修生もいて、人それぞれのライフスタイルに応じた研修を積極的にバックアップできるようなプログラムを構成しています。
当プログラムは、専門医取得後すぐに自分で治療を計画し実践できる形成外科医になりたい研修生に最適です。また、専門医取得後のキャリアアップにも自然に入っていけるように、アカデミックマインドの養成にも力を入れています。ぜひ私たちといっしょに、患者さんから信頼される専門医を目指しましょう。
研修プログラムの理念
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東京科学大学形成外科専門研修プログラムの目的
形成外科は臨床医学の一端を担うものであり、先天性あるいは後天性に生じた変形や機能障害に対して外科的手技を駆使することにより、形態および機能を回復させ患者のQuality of Lifeの向上に貢献する外科系専門分野です。
形成外科専門医制度は、形成外科専門医として有すべき診断能力の水準と認定のプロセスを明示するものであり、専門研修プログラムは医師として必要な基本的診断能力(コアコンピテンシー)と形成外科領域の専門的能力,社会性,倫理性を備えた形成外科専門医を育成することを目的としています。 -
形成外科専門医の使命
形成外科専門医は、形成外科領域における幅広い知識と練磨した技術を習得することはもちろん、同時に医学発展のための研究マインドを持ち、社会性と高い倫理性を備えた医師となり、標準的医療を安全に提供し国民の健康と福祉に貢献できるよう自己研鑚する使命があります。
上記目的と使命が達成できるように、専門研修プログラムでは基幹施設と連携施設の病院群で指導医のもとに研修が行なわれます。専門研修プログラムでは外傷、先天異常、腫瘍、瘢痕・瘢痕拘縮・ケロイド、難治性潰瘍、炎症・変性疾患、美容外科などについて研修することができます。
研修の一部には臨床系大学院を組み入れることもできます。医員(有給)に在籍したまま大学院生として研究活動を行い学位の取得を目指すこともできます。また、Subspecialty領域専門医の研修準備をすることもできるよう配慮しています。更に、専門研修プログラムでは医師としての幅が広げられるよう、臨床現場から見つけ出した題材の研究方法、論理的な考察、統計学的な評価、論文にまとめ発表する能力の育成を行います。専門研修プログラム修了後には専門知識と診療技術を習得し、他の診療科とのチーム医療を実践できる能力を備えるとともに社会性と高い倫理性を持った形成外科専門医となります。
連携施設一覧
専門研修連携施設
- 亀田総合病院形成外科
- 横浜市立みなと赤十字病院形成外科
- 武蔵野赤十字病院形成外科
- 国立がん研究センター東病院形成外科
- 静岡県立静岡がんセンター形成外科
- 国立がん研究センター中央病院形成外科
- 岩手医科大学形成外科
- 北海道大学形成外科
- 東京大学形成外科
- 筑波大学形成外科
- 熊本大学形成外科
- 富山大学形成外科
- 土浦協同病院形成外科
- 高月整形外科病院形成外科
- 青梅市立総合病院形成外科
- 柏厚生総合病院形成外科
地域医療研修施設
- 土浦協同病院
- 亀田総合病院
- 横浜市立みなと赤十字病院
- 武蔵野赤十字病院
- 高月整形外科病院
- 青梅市立総合病院
- 柏厚生総合病院
運営診療科の紹介
プログラム説明会/入局説明会情報
問い合わせ先
プログラムの問い合わせ先 | 植村 法子 |
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問い合わせ先メールアドレス | noriplas@tmd.ac.jp |
リハビリテーション科東京科学大学リハビリテーション科専門研修プログラム
専門研修プログラム統括責任者からのメッセージ
整形外科(リハビリテーション科) 講師 酒井 朋子
リハビリテーション医学は、運動器障害、脳血管障害、摂食嚥下障害、循環器や呼吸器などの内部障害、小児、癌など、幅広い領域を対象とします。また、個々の患者さんの生活や社会背景、価値観により各障害に対する対処法も異なることから、特に全人的医療が求められる分野でもあります。これは、関係各科の医師や、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士などの療法士のほか、看護師、義肢装具士、薬剤師、管理栄養士、医療ソーシャルワーカーなどの専門職がチームとして対応することで初めて可能となります。その中で、チームリーダーとしての役割を果たすのが、リハビリテーション医です。
研修プログラムの理念
東京科学大学リハビテーション科専門研修プログラムは、将来の日本のリハビテーション医療を支え、新たな専門医の育成を行う指導的なリハビテーション専門医を育てる教育システムを構築しています。またリハビリテーション領域の研究の発展のために基礎的な知識、方法を身に着け、研究を専門医取得後も継続して行なうことのできる医師を育てることを目標としています。
基幹研修施設である東京科学大学医学部附属病院は753床の病床を持つ特定機能病院で、様々な高度医療を実施しています。その中でリハビテーション部門は中央診療部門として年間1800名以上の患者のリハビテーション医療に携わっています。疾患の内容は急性期疾患、整形外科術後、神経難病など多岐にわたり、研修中に多くの症例を経験することができます。一方、大学病院では様々な研究も行っており、臨床と同時に研究を行うことも可能です。リハビテーション部門では、リハビテーション医学分野として博士課程大学院生の教育も行っており、研修中にテーマを見つけた場合、さらに大学院に進学し、博士の学位取得を目指し研究を行うことも可能です。
連携施設一覧
連携施設A
- 日産厚生会玉川病院
- 都立大塚病院
- 獨協大学埼玉医療センター
- 川口工業総合病院
- 済生会川口総合病院
東京科学大学リハビリテーション科専門研修プログラム
プログラム冊子
クリックするとプログラムを閲覧できます。
運営診療科の紹介
プログラム説明会/入局説明会情報
問い合わせ先
プログラムの問い合わせ先 | 酒井 朋子 |
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問い合わせ先メールアドレス | t_sakai.orth@tmd.ac.jp |
総合診療科東京科学大学総合専門研修プログラム
診療科長からのメッセージ
総合診療医学分野 教授 橋本 正良
当科のテーマは” 大学、市中病院、そして診療所のコラボレーションによる研修・教育・研究” です。大学病院ならではの充実した教育環境と高度医療、市中病院や診療所ならではの豊富なcommon disease と教育的な指導を組み合わせた、病院総合医を目指す方、家庭医を目指す方のいずれも満足していただけるフレキシビリティを持ったプログラムになっています。内科とのダブルボードプログラム、さらに大学院進学を含め、東京科学大学の優れた教育・研修資源をふんだんに活用していただけます。
研修プログラムの理念
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地域に貢献し、地域から愛される医療者を、東京科学大学から育成する。
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診療所・病院・地域のいずれでも活躍できる、総合診療医を育成する。
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学習者が指導者と共に、総合診療のプロフェッショナルとして、学び続けられる安全な場・環境を提供する。
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医療・教育・研究のいずれの分野にもチャレンジし、各分野のリーダーとなる医療者を育成する。
連携施設一覧
1)総合診療専門研修Ⅰ
東京都
- 梶原診療所
- 多摩ファミリークリニック
- 武蔵野国分寺公園クリニック
- 府中みどりクリニック
- 文京根津クリニック
- 奥多摩病院
- 草花クリニック
神奈川県
- 信愛クリニック
- 伊勢原駅前クリニック
千葉県
- 亀田ファミリークリニック
- あおぞら診療所
長野県
- 佐久総合病院小海分院・診療所
愛知県
- 豊田地域医療センター
福岡県
- 頴田病院
2)総合診療専門研修Ⅱ
東京都
- 東京科学大学総合診療科
- 武蔵野赤十字病院
- 台東区立台東病院
- 都立駒込病院
- 多摩総合医療センター
- 練馬光が丘病院
- 奥多摩病院
千葉県
- 亀田総合病院
茨城県
- ひたちなか総合病院
- 常陸大宮済生会病院
- 石岡第一病院
長野県
- 佐久総合病院
- 諏訪中央病院
福岡県
- 飯塚病院
3)内科研修
東京都
- 東京科学大学総合診療科
- 武蔵野赤十字病院
- 多摩総合医療センター
- 練馬光が丘病院
- 都立駒込病院
千葉県
- 東京ベイ浦安市川医療センター
茨城県
- 常陸大宮済生会病院
- 石岡第一病院
長野県
- 佐久総合病院
- 諏訪中央病院
- 北信総合病院
愛知県
- 豊田地域医療センター
福岡県
- 飯塚病院
4)小児科研修
- 東京ベイ・浦安市川医療センター
- 飯塚病院
- 亀田総合病院
- 練馬光が丘病院
- 諏訪中央病院
- 常陸大宮済生会病院
5)救急科研修
東京都
- 東京科学大学
- 多摩総合医療センター
- 練馬光が丘病院
千葉県
- 亀田総合病院
- 東京ベイ浦安市川医療センター
長野県
- 諏訪中央病院
- 佐久医療センター
福岡県
- 飯塚病院
東京科学大学総合診療科専門研修プログラム
プログラム冊子
クリックするとプログラムを閲覧できます。
運営診療科の紹介
プログラム説明会/入局説明会情報
問い合わせ先
プログラムの問い合わせ先 | 馬渕 卓 |
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問い合わせ先メールアドレス | mabuchi.vasc@tmd.ac.jp |