特定看護師インタビュー
特定行為研修を受講しようと思ったきっかけ
研修を受けた感想
特定看護師になった現在の状況

術中麻酔管理領域(2023年度修了)
手術看護師として医師や他職種との橋渡しができる存在となり、自身やチームの周術期医療・手術看護の質の向上と実践に繋げていきたい、学んだ知識や技術を指導・育成に活かしたいと考え、受講しました。
講義や演習は難しい内容もあり、すべてを吸収することはできませんが、医学知識や医師の思考過程を学べるよい機会であったと感じました。実習では症例と向き合うだけでなく、自身の看護師としての視野が広がる経験ができたと思います。
術後疼痛管理チーム(APS)の一員として、評価や多職種と連携したフォローを行っています。また、今後は自立を進めるとともに、立場を活かした業務実践や環境づくりなどのサポートを行っていきたいと考えています。

呼吸器(人工呼吸療法に係るもの)関連
動脈血液ガス分析関連
栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連
(2024年度修了)
自分自身の看護・医学の知識を深め、患者さんの苦痛緩和や異常の早期発見をし、重症化を予防、ADLの維持・向上を図り、入院期間の短縮に貢献出来たら良いなと思い受講しました。
共通科目の研修では医療の知識を改めて学びなおす良い時間となりました。知識だけではなく、患者さんを取り巻く医療スタッフやその方との連携方法・同意書を取る際のコミュニーケーション技法など幅広く学習することができました。決して楽なものではありませんでしたが、研修での学びを様々な場面で活用することができています。
現在は救命救急センターで勤務しています。救急車応需率上位の当院は、連日多くの方が急な病で救急搬送となり、入院となっています。医師の数も限られており、入院患者の診療がすぐに行えない場合、「人工呼吸器の設定変更」や「橈骨動脈ラインの確保」や「直接動脈穿刺法による採血」を行うことで、患者の苦痛緩和や異常の早期発見につながり、医師と協働できてていると感じます。

胸腔ドレーン管理関連
栄養に係るカテーテル管理(PICC)関連
動脈血液ガス分析関連
(2024年度修了)
外科系の病棟で働くにあたって自身のキャリアアップを行いたいと思ったことがきっかけです。また既に特定行為研修を修了したスタッフがいたこともあり、研修修了後の働き方のイメージがつけやすかったことも後押しとなりました。
医師の思考過程について分かりやすく学ぶことができました。臨床推論や薬理学など難しい研修もありましたが、病態生理学などは、基礎的な内容を学び直す良い機会になりました。日々の業務内で実践に繋げやすい学びが多くあり、知識や実践能力が高まったと感じます。
自身が修了した特定行為区分について自立を行えるよう修練に励んでいます。「直接動脈穿刺法による採血」については自立しており、医師からの依頼を受けたり、自身で実施をしたいことを医師に伝え、手順書発行をしてもらい実施をしています。現在は所属している部署のみで実践をしていますが、今後は部署を横断的に実践していけるよう活躍の幅を広げていきたいと思っています。