診療のご案内肝炎・肝がんの主な対象疾患について

肝炎について

肝炎とは何らかの原因で肝臓に炎症を起こした状態を指します。
時間の経過により、急性肝炎と慢性肝炎に大別され、6ヶ月以上肝炎が持続した状態を慢性肝炎と言います。
肝炎の原因には、肝炎ウイルス、アルコール、薬剤、脂肪肝、自己免疫の異常(自己免疫疾患)などが挙げられます。
慢性肝炎は進行すると肝硬変になり、肝不全や肝がん(肝細胞癌)の発症、その他、様々な合併症が起こることが知られていますので、それらを予防するために適切な治療を行うことが重要です。

肝炎診療における主な検査

血液検査

肝炎の原因を調べたり、肝機能や肝線維化(肝臓がどれだけ硬くなっているか)の状態を評価したりします。

肝生検

詳しい検査として行う場合があります。 肝臓の組織の一部を採取し顕微鏡で観察することにより、肝臓の状態を評価したり肝炎の原因を検索したりします。 検査には入院が必要となります。

画像検査

腹部エコー、CT、MRIなどにより、肝がんの発症の有無を確認したり、肝臓の形を評価したりします。

また、最近では、画像検査の際に肝臓の硬さを数値化して評価することが可能になっております。(超音波エラストグラフィー、MRエラストグラフィー) 当院ではこれらの検査を積極的に行っています。

詳しくは以下の資料もご参照ください。
»日本肝臓学会

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