留学紹介
毎年幾人もの先生方が世界各国の有名研究所に留学し研鑽を積んでいます。帰国後も留学先での体験を還元し世界的な広い視野でのハイレベルな研究を行なっています。
2022年5月現在
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NYU Langone medical center 松沢優先生
テーマ:
炎症性腸疾患における腸内ウイルスの関与
炎症性腸疾患の基礎研究における進歩は目覚ましく、新しい知見が次々に発表されていますが、未だ不明な点は数多く残っており、やりがいのある仕事だと感じています。
“Autophagy protein ATG16L1 prevents necroptosis in the intestinal epithelium” Matsuzawa-Ishimoto et al., J Exp Med 2017
http://cadwelllab.med.nyu.edu -
Duke大学 Immunology 野崎賢吾先生
テーマ:
1:Innate sensing and cell death against intracellular pathogens
2:Identifying a novel microbe modulating intestinal immunity
自然免疫系の細胞内外センサー、そして各種微生物との宿主との相互作用が、 非常に複雑に制御された炎症カスケードや関連した細胞死を引き起こします。 その制御機構の一端を解明することを目指しております。
https://immunology.duke.edu/people/faculty -
Harvard Medical school 中田徹先生
テーマ:
IBD疾患関連遺伝子の機能
Functional Genomicsの草分けのラボに所属しています。GWASやExome seqなどの手法により、どの遺伝子のどこの部位の変異がIBDのリスクになるのかわかるようになってきました。 いくつかの遺伝子に注目して、ヒトの遺伝子と同じ変異を持ったマウスや細胞株を樹立して、なぜその変異がリスクになりうるのかメカニズムを解明すべく研究しています。
*Nakata T*, Creasey EA, Kadoki M, Lin H, Selig MK, Yao J, Lefkovith A, Daly MJ, Graham DB, Xavier RJ.: A missense variant in *SLC39A8* confers risk for Crohn's disease by disrupting manganese homeostasis and intestinal barrier integrity. *Proc Natl Acad Sci USA*. 2020 Nov 2;202014742. doi:10.1073/pnas.2014742117
https://www.broadinstitute.org/xavier-lab -
University of Texas Southwestern Medical Center 鈴木康平先生
テーマ:
小腸上皮とクローン病の発症の病態に関する研究
もし留学に興味がありましたら、些細なことでも結構ですのでご相談下さい。
https://www.utsouthwestern.edu
過去の留学先
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Cleveland Clinic Lerner Research institute 藤井悟先生 2017年~2022年
テーマ:
ヒト腸管上皮の修復メカニズムの解明
Cleveland ClinicのDr Thaddeus Stappenbeckの研究室で基礎研究に従事しております。
https://www.lerner.ccf.org/immuno/stappenbeck/