教室紹介

東京医科歯科大学の消化器内科は

2001年に誕生した新しい医局で、27以上の関連病院、370名を超える医局員の先生方と密接な関係を持って、臨床・教育・研究を行っています。

大学では臨床の3本柱として炎症性腸疾患(IBD)、肝炎・肝癌、内視鏡治療を掲げているほか、近年は癌化学療法にも力を入れています。特にIBD診療は国内外から高い評価を受けており、2012年に開設した潰瘍性大腸炎・クローン病先端治療センターには非常に多くの患者さんをご紹介いただき世界最先端の専門治療や多数の治験を行っています。

基礎研究を重視している点も当医局の特徴であり、腸管上皮再生、腸管免疫、肝再生/肝炎を3本柱として世界トップクラスの研究を行っています。臨床医の視点に立ったクリニカル・サイエンスの実践を目指しており、研究の成果や考え方を臨床に生かす一方で、日々の診療の中から基礎研究のヒントを得たり臨床データや検体を研究に活用することで患者さんに還元されるトランスレーショナルリサーチを推進しています。

一方、関連病院は各地域の基幹病院として地域医療の要となっており、内視鏡検査・治療や癌治療、肝胆膵疾患治療など幅広い疾患に対する診療を行っています。難治疾患や重症の患者さんの診療は、大学と連携して方針決定や治療を進めています。また各病院でも臨床研究や学会への症例報告などの学術的活動を積極的に行っている他、大学と連携して行っているIBDや肝炎、肝癌、膵癌などの多施設共同研究も成果を挙げています。

医局員男女比率

医局員の出身大学

医局員のキャリアについて

若手の間はおおよそ2年ごとに関連病院をローテーションし、消化器内科医としての研修を行います。
途中、大学病院や大学院で世界最先端の研究や医療手技を学んでいただいたり、希望に応じて専門研修や国内・海外への留学も斡旋します。
多様な進路をとることが可能な教室です。

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研究・臨床

研究グループは、指導者1名に数名の大学院生がついて主に基礎研究を行っています。
臨床グループは外来・病棟を中心とする臨床や臨床研究を行っています。助教以上の指導医は各々の専門分野を持っていますが、病棟は助教、医員、研修医、学生でチームを作り診療にあたっています。

関連病院

20以上の関連病院に医局員を派遣し、関連病院の先生方のご指導、ご協力のもと、診療や若手医局員の研修を行っています。当教室の関連病院は地域の中核病院が多く、スタッフの数や症例数も多く主だった学会の認定施設となっているため、充実した研修が可能です。

臨床研究や学会発表なども積極的に行っており、大学と関連病院の連携を生かして多施設共同研究も行っています。

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入局案内

消化器内科医になりたい方、基礎研究をやってみたいけれど臨床からも離れたくない方、海外留学したい方、やる気と体力に自信はあるけれど自分に何が合っているか分からない方など、高い意欲と情熱のある先生の入局をお待ちしています。

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