キャリア支援・紹介

キャリア支援・紹介

多彩なキャリア支援

消化器内科には、多数の医局員が所属しています。
研究に邁進する人、臨床研究に打ち込む人、専門性に磨きをかける人たちが、皆それぞれの目標を持ち、日々努力しています。消化器内科ではそれらの頑張る医師たちをサポートし、お互いに助け合い、切磋琢磨できる環境を提供しています。
ここに紹介するのは、医局員それぞれが今まで歩んできた経歴や仕事への向き合い方、息抜きの仕方などを簡単にまとめたものです。消化器内科を目指す人や将来を考えている学生の皆さん、また今もキャリアの途中で悩む若い先生たち、皆さんの参考になればと思います。

6年目女性医師

どうして消化器内科を志望したのですか?

腹痛で食事が取れない、吐下血によるショックバイタル、閉塞性黄疸による菌血症で重症、のような患者さんが精査・診断・治療により改善し元気に退院できるようになることに携わりたいと思うようになったためです。

消化器内科に入ってよかった点を教えて下さい

消化器内科を選択する先生は皆いい方たちばかりで、皆同じ場面で熱くなり、重症患者や難しい患者は協力し、治療がうまくいくと皆で達成感を味わえることが多く、働いていてやりがい、楽しさを感じることに、この科でよかったと思っています。
また、子育ての関係で早朝勤務ができなかったり、処置の真っ最中で仕事を任せて帰ってしまうことも本当に数多くありますが、多くの先生方のご理解・ご協力のおかげで働けていることに感謝しています。

現在のキャリアを選択した理由と転機を教えてください

浪人生活の苦労を無駄にしないように仕事を全力でしたい思い、自分の力をつけるために忙しい墨東病院での勤務を強く希望し、その希望を通していただきました。

残留が決まったとほぼ同時に発覚した妊娠や、その出産・産休により同期と差がついてしまうことにとても焦りを感じ、産後2ヶ月で復帰しました。院内保育園も最年少にして滞在時間が一番長く、急変や重症患者でどうしても抜けられない時はさらに保育士さんに頭を下げてお迎えに行くこともありました。3時間おきに業務を抜けての院内保育園への授乳、帰宅後の寝かしつけまでの怒涛の時間、夜泣きで寝不足な毎日、またサマリーや入院準備などの平日できずに残った事務作業やJOSLERのために週末もほぼ毎日病院へ通う日々は今思えばとても過酷でした。

大学病院での生活も日常の業務に加えて研修医への初めての指導、カンファレンスの準備、JOSLER、学会発表、論文作成などとても充実していました。私のチームについてくれた研修医の先生方にも多くの仕事をお願いすることとなり、よくも悪くも成長の幅は大きかったのではないかと思います。感謝しています。

ご自身のストレス発散方法は何ですか?

人と話をしてたくさん笑うこと、子供と一緒に過ごすこと、お酒を飲むことで発散しています。

今後の抱負を教えてください

直近のことではありますが新専門医試験が終わったら少しは子供と過ごす時間を長くできればと思っています。
また、消化器内科には知識・技術ともに長けていて尊敬する先生方が本当に数多くいらっしゃいます。先生方に少しでも近づけるよう今後も邁進し、周りに迷惑がかからないようになりたいと思っております。

最後に、経歴について教えてください
2016年 新潟大学医学部卒業
2017年 東京医科歯科大学卒後臨床研修プログラム(大学病院)
2018年 東京医科歯科大学卒後臨床研修プログラム(都立墨東病院)
2019年 東京医科歯科大学消化器内科入局 (大学プログラムとして都立墨東病院残留)
2020年10月 大学プログラムとして大学病院
2021年〜 都立墨東病院

8年目男性医師

どうして消化器内科を志望したのですか?

内視鏡を通した病気の診断や、救急対応も含めた治療の幅広さに魅力を感じていて、学生時代から消化器内科を志していました。

消化器内科に入ってよかった点を教えて下さい

消化器内科は扱う臓器も多く患者さんの全身を診ることができます。また、その中で細分化された専門分野も多彩で、様々なキャリアを積み重ねられることが優れた特徴であると思います。

現在のキャリアを選択した理由と転機を教えてください

大学の病棟医員の時には炎症性腸疾患や肝疾患の高度な診療を経験することができました。そこで大学の胆膵内視鏡診療にも携わる機会があり、その診断と治療に至るまでの内視鏡手技・治療戦略に強い魅力を感じました。医局にチャンスを頂き、その指導医師のルーツである胆膵内視鏡治療のHigh-volume centerの埼玉医科大学国際医療センターで、現在国内留学をしています。

ご自身のストレス発散方法は何ですか?

家族との時間。(登山など自然の中でのアクティビティーを満喫しています。)

今後の抱負を教えてください

日々学ぶことも多く大変な毎日ですが、今後は、それぞれの施設で積ませて頂いた貴重な経験を日々の診療に活かしていければと思っています。

最後に、経歴について教えてください
2014年 東京医科歯科大学を卒業
2016年 卒後臨床研修プログラム(東京都立墨東病院)
2018年 後期研修(公立昭和病院)
2019年 東京医科歯科大学病棟医員
2020年〜現在 埼玉医科大学国際医療センター国内留学中

12年目女性医師

どうして消化器内科を志望したのですか?

診断学の比重が大きい内科分野の中で、消化器内科は内視鏡・IVR・経皮的処置など診断だけでなく治療にも応用できるアプローチが多くある点に興味を持ちました。

消化器内科に入ってよかった点を教えて下さい

対象とする臓器や疾患が多種多様であり、臨床・研究いずれの場においても様々な先生方がそれぞれ得意分野を生かして活躍されている点が魅力だと思います。
医局としても、関連病院で経験を積むことができる一方で、希望次第では基礎研究や国内外留学をする選択肢もあり、恵まれた環境だと思います。

現在のキャリアを選択した理由と転機を教えてください

臨床の現場では、既存の診療技術に限界を感じる場面もあります。そうした課題に向き合うためには、現場での経験や知識以外の視点も必要なのではないかと感じたのが、大学院での基礎研究に興味を持ったきっかけでした。

大学院修了後は再び関連病院で日々の診療にあたっていますが、研究も臨床もよりよい医療を目指すというモチベーションは共通だという点で、大学院入学もその後臨床の現場に戻ったことも特に大きな転機とは考えていません。

ご自身のストレス発散方法は何ですか?

美味しいものを食べること

今後の抱負を教えてください

目の前の患者さん一人ひとりに向き合うミクロな視点を大事にしながら、クリニカルクエスチョンを見出し検証するマクロな視点も併せ持てるよう心掛けたいと思います。

最後に、経歴について教えてください
2010年 東京医科歯科大学卒業
2012年 同消化器内科入局
横須賀共済病院、柏市立柏病院での勤務を経て、
2016年4月 大学院博士課程入学
2020年3月 同修了
2020年4月~ 都立墨東病院勤務

22年目男性医師

どうして消化器内科を志望したのですか?

呼吸器内科と迷いました。当時上級医であった黒崎先生や坂本先生など、先輩方のいきいきとした姿が最後の決め手になったと思います。

消化器内科に入ってよかった点を教えて下さい

チームワークがありつつも、個人の裁量にかかる部分が大きいのが自分には合っているように思います。

現在のキャリアを選択した理由と転機を教えてください

大学院卒業後、青梅市立総合病院で多数のIBD患者さまを引き継ぐ機会に恵まれました。実臨床で多くのことが学べ、いまはそれを生かしています。家庭の事情により現在は非常勤医として仕事をしておりますが、それでもIBD専門外来を任せていただいており、感謝至極です。

ご自身のストレス発散方法は何ですか?

家庭のストレスを仕事で、仕事のストレスを家庭で晴らしているような感じです。どちらもストレスフルのときは4つつながると消えるゲームで解消します。

今後の抱負を教えてください

いつも目の前の患者さまに頭を悩ませているばかりです。判断に困る腸炎が頻出するので、どうにか知識を得て診断能をあげたいです。そのほか、IBDについてはデータベースとマニュアルをなんとかしたい、と思っております。

最後に、経歴について教えてください
2000年 東京医科歯科大学医学科卒業
2008年 東京医科歯科大学大学院消化器代謝病学卒業

23年目女性医師

どうして消化器内科を志望したのですか?

消化器内科は多様な臓器を扱い、診断から治療まで一貫してできること、当時は手に職をつけたいという思い強かったので消化器内科を選びました。

消化器内科に入ってよかった点を教えて下さい

各専門領域の第一線でご活躍される先生方がおられ基礎から臨床まで幅広く、深く学べたことは私の医師人生において貴重な時期でした。また、家庭と仕事を両立されているロールモデルとなるような先生方に出会うことができ自分自身のキャリアを考えることができました。

現在のキャリアを選択した理由と転機を教えてください

アメリカ滞在中に子供や私自身の急病で現地医療機関の診療を受けた際、日米の医療制度の違いにとても戸惑いました。その経験が帰国後、日本の医療制度を考えるきっかけとなり現在の職場へとつながりました。

ご自身のストレス発散方法は何ですか?

生き物(犬、ハムスター、魚、虫)の世話、ガーデニング。

今後の抱負を教えてください

日々、自分の役割を把握し、ベストを尽くします。

最後に、経歴について教えてください
2000年 地方大学卒業
2007年 東京医科歯科大学消化器内科大学院
2013年 東京医科歯科大学総合診療部医員
2015年 夫の留学に伴い渡米(休職)
2018年 東京都福祉保健局医師専門職

女性医師

どうして消化器内科を志望したのですか?

学生時代は外科系診療科も迷っていたぐらい、検査や手技が好き。内視鏡やエコーや穿刺など手技ものが多く、患者さんを直に治療する喜びも実感できるところが良かったので消化器内科へきた。

消化器内科に入ってよかった点を教えて下さい

病棟業務、検査治療などの業務、研究、どれをとってもメリハリをつけて仕事ができ、バリエーションも抱負なので飽きることなく続けられる。先生方も皆さん優しく、サポートしていただいたし叱咤激励もたくさんいただいた。

現在のキャリアを選択した理由と転機を教えてください

とにかくやりたいことを続けていたら、ここに落ち着いた。

ご自身のストレス発散方法は何ですか?

ボーっと入浴とヨガ(もどき)。年1回の旅行。

今後の抱負を教えてください

これからは体調も整えながら、今まで私が与えられてきた恩恵に感謝し、それを若い皆さんに還元するように、人を育てることを中心に据えて働いていきたいと考えている。

最後に、経歴について教えてください

大学病院、関連病院(武蔵野赤十字病院)で研修。3年目に消化器内科に入り横須賀共済病院で勤務。
4年目に社会人大学院に入学し、5年目より消化管免疫の大学院に所属。
同時に出産し、子育てと大学院で研究をする。大学院卒業後は病棟医員となり、医員を5年間務める。途中、第2子を出産し怒涛の毎日となるが、13年目で光学医療診療部助教となる。その後いろいろあって教育分野も片足を置き、消化器内科と総合教育研修センターで医学教育と若い医師を見守ることを現在も続けている。

女性医師

どうして消化器内科を志望したのですか?

診断から治療、急性期から慢性期、特に悪性腫瘍に対しても根治から緩和含め、幅白い診療が求められ、手技も多くスキルや経験が活かせると思ったから。また、基礎・臨床研究どちらも充実しており、入局を進めてくださる先輩方がみな輝いていて、とにかく楽しそうだった。

消化器内科に入ってよかった点を教えて下さい

色々な意味で、バランスが良い。そのような中で働いているからか、周囲の先生は上司、同僚、後輩含めバランスよく、ストレス最小限で働くことができる。

現在のキャリアを選択した理由と転機を教えてください

出産、家族の闘病で思うように働けない時期が続いた頃、思いがけなく医局長の任を1年間いただき、これまでとは全く異なる環境、視点を得たことは大きな転機となった。

ご自身のストレス発散方法は何ですか?

お笑い番組を見る。愛犬と遊ぶ。好きな音楽を聴きながらの料理づくりと辛口白ワイン。

今後の抱負を教えてください

気力、体力の続く限り、大好きな仕事をバランスよく続けていきたい。

最後に、経歴について教えてください

大学、関連病院で研修したのち、3年目に結婚、5年目に社会人大学院入学。
6年目に第一子出産、10年目に大学院卒業。寄附講座助教を経て、15年目に消化器内科助教、17年目に医局長。卒後18年目から大学教育分野兼務となり現在に至る。

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