東京医科歯科大 生体材料工学研究所 研究案内

分子認識分野

研究概要

バイオ(蛍光)プローブの創製とケミカルバイオロジー研究

種々の酵素、受容体を特異的に認識するバイオ(蛍光)プローブを創出し、イメージング、センシングを含めたケミカルバイオロジー研究を行っている。また、これらの受容体、酵素等をターゲットとして、がん、エイズ、アルツハイマー、リウマチ、SARSの治療薬の創製研究を行っている。

ドラッグ・ディスカバリーのための構造固定化テンプレートの創出

ペプチド等生理活性化合物中に含まれる官能基(pharmacophore)を適切に空間配置することを可能にする構造固定化用の創薬テンプレートを創出している。

核内受容体・リガンド相互作用の網羅的解析

系統的アラニンスキャニング変異解析による相互作用の網羅的解析を行い、リガンドがもたらす構造情報伝達メカニズムを解明する。

PPARgを標的とする医薬の創製

副作用のない抗糖尿病薬の開発をめざし、PPARgの結晶構造に基づいて新規アゴニスト並びにアンタゴニストを設計し、合成している。

スタッフ紹介

玉村 啓和 教授
玉村 啓和 教授
東京医科歯科大学 生体材料工学研究所
機能分子研究部門 分子認識分野
京都大学博士(薬学)

1988年3月 京都大学薬学部卒業 (矢島治明教授)
1988年4月 京都大学大学院薬学研究科修士課程入学 (矢島治明教授)
1988年6月 薬剤師免許証下付
1989年5月 京都大学薬学部助手 (藤井信孝教授)
1997年4月 京都大学大学院薬学研究科助手 (藤井信孝教授)
1997年9月 京都大学大学院薬学研究科講師 (藤井信孝教授)
2005年3月 京都大学大学院薬学研究科助教授 (藤井信孝教授)
2005年4月 東京医科歯科大学生体材料工学研究所教授
この間、
1999年1月~2000年5月 米国国立癌研究所(National Cancer Institute/NIH)に留学(Lab. Medicinal Chemistry, Dr. Victor E. Marquez, Chief)
研究分野
ケミカルバイオロジー、創薬化学、有機化学、ペプチド・蛋白質化学
所属学会
日本ケミカルバイオロジー研究会、日本薬学会、日本ペプチド学会、アメリカ化学会
受賞歴
平成10年度(1998) 日本ペプチド学会奨励賞
平成10年度(1998) 第7回日本薬学会医薬化学部会年会ポスター賞
平成13年度(2001) 日本薬学会奨励賞

職員

玉村 啓和 (Tamamura H, 教授)
山本 恵子 (Yamamoto K, 助教授)
増野 弘幸 (Masuno H, 技官)
堤 浩 (Tsutsumi H, 特任助手)
岩﨑由紀子 (Iwasaki Y, 研究支援推進員)


このページの先頭へ↑