東京医科歯科大 生体材料工学研究所 研究案内

カリキュラム

本プログラムでは、講義・演習・研究実習に加えて、外国人講師による連続講義、学生の国外研究機関への武者修行的派遣、企業への派遣を行い、実践力を高めるとともに、国際社会で活躍できる人材養成を目指しています。

  このアイコンが表示されている講義・実習については、
自習用講義ビデオのサマリーをご覧いただけます。

バイオ・医歯学関連基礎講義

医歯科学概論

現代の医歯科学の学問体系の概要、臨床医学・歯学の診断、治療における基本原理について、基礎的な内容を中心に学びます。

ケミカルバイオロジー概論

生命の基礎を分子レベルで理解するための基本的な化学的コンセプトについて解説し、医薬化学、ケミカルプローブの創出とケミカルゲノミクス研究の最前線についての講義を行います。

先端創薬科学概論

機能分子探索の基礎、創薬分子デザイン、テーラーメイド創薬および医療への展開の最先端を学びます。

バイオナノテクノロジー概論

バイオナノマシンをはじめとする生体に存在する機能性ナノ組織体の構築原理と作動原理について解説し、タンパク質工学、RNA工学、リポソーム工学を駆使したバイオインスパイアードマテリアルについての知識を習得します。

ナノインターフェース概論

生体とマテリアルとのインターフェイスで生じる認識、応答現象の科学の解説とその制御の重要性、実際の医療応用分野での問題点も含めて講義を行います。

先端生体材料工学講義

先端バイオマテリアル概論

生体材料設計の基礎から、生体適合性材料、バイオインスパイアードマテリアル、エレクトロベクトルセラミクスによる生体マニピュレーション、金属系バイオマテリアル、超弾性合金、マイクロサージェリーの応用など、最新のバイオマテリアル技術を紹介します。

先端バイオデバイス概論

生体計測の基礎から最近のナノテクノロジー技術を利用した新規情報デバイスシステムを解説し、テーラーメイド医療のためのDNAチップやプロテインチップ、ウエラブル化学センサー、IT技術を用いたユビキタス生体モニタリングシステムなど、先端的なバイオデバイス技術に関する講義を行います。

先端医用システム概論  movie

生命をシステムとして解析する手法の概論(生命現象のモデリング、シミュレーション、バイオインフォマティクス)から、次世代インテリジェント人工臓器、バイオメカニクスとその医療応用、人工知能をもった医療機器、医療ロボティクスの開発など最新の研究についての知識を習得します。

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先端医療技術概説

近年特に進展の著しい再生医療、遺伝子治療およびドラッグデリバリー研究の最前線について講義を行います。

ナノ構造解析機器概論と実習  movie

生体医療工学の研究技術を習得するために、ナノ構造・表面解析法の概略と実際の操作法を実習します。また、化学的手法により生命現象の解明および制御を行うケミカルバイオロジー研究の技術を習得するために、バイオプローブの設計、合成、構造解析および機能解析の概略と実際の操作法を習得します。具体的には、NMR, MS, 電子スペクトルUV, 蛍光, SEM, ERD, 成膜(スパッター装置), XRD, 蛍光X線, エリプソメーター, XPS, AFMの操作法に関する実習を行います。

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医歯工連携領域研究総合演習

ケミカルバイオロジーコース演習

ケミカルバイオロジーの最先端研究に関するテーマを設定し、研究の背景と最前線研究の概説をまとめて発表討論を行うことで、ケミカルバイオロジーにおける世界の中でのわが国の位置づけを知り、専門知識を深めます。

バイオマテリアルコース演習

金属、無機、および有機バイオマテリアル研究の最先端研究に関するテーマを設定し、研究の背景と最前線研究の概説をまとめて発表討論を行うことで、バイオマテリアルの現状に関する理解を深め、実践的な知識を身につけます。

バイオシステムコース演習

バイオシステム研究の最先端研究に関するテーマを設定し、研究の背景と最前線研究の概説をまとめて発表討論を行うことで、バイオシステム研究の現状と将来について理解を深めます。

医歯工連携領域実習

ケミカルバイオロジーコース、バイオマテリアルコースあるいはバイオシステムコースのいずれかに大学院生、もしくは専攻生として所属し、研究活動を行います。いずれの分野を選択した場合でも、実際の生体医療工学に関するバイオ・ナノ融合領域の研究テーマを設定し、論文作成を目標とした研究を行います。また、実際の医療現場を経験する実習も行います。

外国人特別講義と討論  movie

外国人著名研究者を年に10人程度招聘し、講義及び少人数でのセミナーを開催します。

※これまで実施された特別講義の様子を一部動画でご紹介しています。

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国外研究機関派遣武者修行プログラム

最長1ヶ月程度の期間、1年目のカリキュラムにおいて優秀な2年目学生を、当該分野で著名な国外研究機関に派遣します。これにより、世界から見た日本の状況を把握できる目を養い、国際的な人的交流の機会を与えることで、国際性の養成と研究能力の向上を図ります。また、派遣中に機会があれば、国際会議での発表も行うことができます。

インターンシップ企業派遣プログラム

1ヶ月程度の期間、2年目学生を当該分野に関係のある企業に派遣し、製品開発現場あるいは販売現場での労働を通じて、産業界や市場に対する知識を習得することで、産業界で貢献できる人材の育成を目指します。


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