後期研修プログラム全国でも有数の膠原病・リウマチ診療機関ゆえの豊富な症例数

専門研修プログラム(後期研修) 理念

研修・教育理念のキーワード 「Three G's」

東京医科歯科大学膠原病・リウマチ内科における専門研修プログラムは、 知識・技術ともに世界的水準を満たす膠原病臨床医を育成します。 また学術的キャリアを希望する医師には、基礎から臨床に渡る多彩な研究への参加を通し、臨床に卓越し且つ膠原病・免疫学の分野において貢献のできるPhysician-Scientistを育成します。

当科の専門研修プログラムが掲げる研修・教育理念のキーワード、
「Three G's」 を紹介します。

  • Global standard

    当科では、2000年代から、米国・欧州における膠原病・リウマチ専門医育成のGlobal standardに基づいた専門研修プログラムを実践しています。このプログラムは米国において膠原病・リウマチ内科学の臨床研修を受け、同専門医資格を持つスタッフが中心となって整備したものであり、現在は、そのプログラムのもとで研修を受けたスタッフが、その理念を受け継ぎ、日本リウマチ学会が定めたリウマチ専門医研修カリキュラムにも即した形で、研修を行っています。

  • Generalist

    膠原病・リウマチ性疾患は多くの臓器に障害を起こす全身炎症性疾患であり、 そのため常に全身を診ることが必要とされます。また治療に使う免疫抑制剤も様々な臓器に副作用を来たしうるため、 細心の注意と監視が必要です。更に多くが慢性疾患であり、病と闘う患者様を薬物療法だけでなく全人的にサポートしていくことが大切です。 従って当科の専門研修では、患者様を全人的に診ることができるGeneralistの育成を行っています。

  • Growth

    当科の専門研修プログラムでは、研修修了後も自分の知識・技術を磨きつづけ、 常に高い目標を掲げてそれを実現し、成長(Growth)していくというキャリア構築のための医師としての姿勢を、 臨床指導医や研究指導医のサポートの下に養います。 また、指導医そしてプログラム自体も常に成長(Growth)し、 よりよい研修環境・労働条件を提供できるよう努めています。そのためには常に批評を求め、 それを吟味し改善していくことが必要であり、当科では、初期・後期研修医から建設的な意見を取り入れるよう最大限努力しています。