臨床研究
私たちは膠原病・リウマチ性疾患の新しい治療法の開発を目指しています
膠原病・リウマチ性疾患は、自己免疫疾患とも呼ばれ、免疫の異常により様々な臓器に影響を及ぼします。具体的には、関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、多発性筋炎・皮膚筋炎、成人発症スティル病、全身性強皮症、混合性結合組織病、血管炎症候群などが含まれます。多くは「難病」に指定されており、現在最適とされる治療法を行っても十分な改善が得られない場合や、治療による副作用が問題となることもあります。私たちは、病気のメカニズムを明らかにすることで、病状をより正確に評価する指標や、新しい治療法を確立することを目指しています。
病気のメカニズムを明らかにするためには、症状経過を詳しく検証することや、患者さんの体の中でどのような現象が生じているのか血液・組織中の細胞を詳細に解析することが大変重要です。
このような趣旨にご賛同頂ける方で、担当医から各研究の説明がありました場合には、御理解と御協力を宜しくお願い致します。
*研究への参加は任意です。研究に参加しないことによって、診療で不利益な対応を受けることはありません。
通院している患者さんへのお知らせ
私たちが行っている研究をご紹介します。
- 各研究課題は、東京医科歯科大学医学部倫理審査委員会の承認及び機関の長の許可を得て実施しています。()内は承認番号を示しています。
- ★マーク のついている研究については「患者さんへのお知らせ」がございます。ご自身が該当すると思われる方は、「患者さんへのお知らせ」をご確認下さい。
- 関節リウマチ滑膜細胞及び血清の細胞周期調節因子、細胞活性化因子、細胞遊走因子、細胞成長因子の解析(M2000-979)
- 関節リウマチ患者における中年期から前期高齢期、後期高齢期への移行期医療に関する研究(M2019-152)
- 抗リン脂質抗体症候群及び抗リン脂質抗体症候群疑い患者における前向き研究(J-RAPS) (M2022-178)
- 我が国の若年全身性エリテマトーデス患者の現状と妊娠転帰を含む長期・短期予後に関する前向きコホート研究(M2017-172)
- 日本人での市販後ベリムマブ処方コホート及びLUNA レジストリコホート研究: MOONLIGHT 研究(M2021-335)
- ループス腎炎治療におけるグルココルチコイド減量スピードによる腎予後の解析(M2023-148)
- 全身性エリテマトーデスにおけるヒトパピローマウィルス対策立案のためのアンケート調査(C2022-035)
- 全身性エリテマトーデス患者における腸内細菌叢プロファイルに関する研究(M2023-095)
- 感染性・炎症性疾患に対するpatient reported outcomeの検討(M2022-304)
- COVID-19感染症に伴う血管内皮障害の発生メカニズムの解明とその制御(G2020-034)
- 多発性筋炎/皮膚筋炎における新たな治療標的の探索(M2000-2235)
- 多発性筋炎・皮膚筋炎の治療の現状と有効性・安全性に関する研究(M2019-322)
- 間質性肺疾患合併多発性筋炎/皮膚筋炎患者を対象とした肺病変の進行を規定するバイオマーカー探索研究(M2021-375)
- 遺伝子発現解析に基づく自己免疫疾患の病態解明(G2018-028)
- 免疫異常症におけるTRECs/KRECs測定(M2021-253)
- JPVAS血管炎前向きコホート研究【RADDAR-J [22]】(G2019-017)
- 日本における関節リウマチ患者の現状と問題点を全国的に継続的に明らかにするための共同臨床研究(M2016-232)
- 統合レジストリによる多発性筋炎/皮膚筋炎関連間質性肺疾患の個別化医療基盤の構築に関する研究(M2021-227)
- 多発性筋炎/⽪膚筋炎の治療の現状と有効性に関する後⽅視的研究(M2022-334)
- 全身型特発性関節炎、成人発症スティル病の治療の現状とその有効性に関する観察研究(M2019-301)
- リウマチ・膠原病における新型コロナウイルス感染症 (COVID-19)レジストリ ”Rheumatology COVID-19 Registry”を利用した多施設共同観察研究(M2020-016)
- 特定疾患の臨床調査個人票を用いた難治性血管炎の臨床疫学研究 (M2022-185)
- 高安動脈炎と巨細胞性動脈炎の治療の現状とその有効性と安全性に関する観察研究(M2000-2084)