スタッフ紹介
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医員
姜 明里
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医員
鍔田 拓那
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医員
楊 天芸
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医員
岡 慎平
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レジデント
岸原 港
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レジデント
平澤 友梨
所属一覧
本学名誉教授 | 宮坂 信之、窪田 哲朗、高田 和生 | |
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留学中 | 神谷 麻理、大庭 聖也 | |
大学院生 | 田川 泰寛、木瀬 真吏奈、板倉 卓司、川田 大介、野村 真奈美、佐藤 元彦、庭野 智子、逹 日罕 (Da Rihan)、戸倉 雅、中原 隆裕、山口 泰生 | |
研究員、 メディカルフェロー、 特別研究学生 | ||
非常勤講師 | 宮坂 信之、高田 和生、長坂 憲治、萩山 裕之、松井 利浩、杉原 毅彦、笠井 祥子、木原 まり、Lee Wen Shi | |
協力病院勤務 | 臨床教授 | 長坂 憲治、萩山 裕之、鈴木 文仁、副島 誠、高村 聡人、満尾 晶子 |
臨床准教授 | 松尾 祐介 | |
臨床講師 | 小宮 陽仁、野田 聖二 | |
近藤 文彬、川﨑 和佳子、戸倉 雅、田中 奈緒、柳生 有理子、吉塚 陸、傳田 竜之介、三守 恵里加、近藤 早枝香、内田 嶺花、斎藤 真一郎、木村 仁紀、高浜 湧介、高見 健 |
保田 晋助
膠原病・リウマチ内科学 教授(併任・寄附講座 教授)
2020年1月より縁あって伝統ある当教室に着任いたしました。長きにわたり北海道大学にて診療・研究・教育に従事しておりましたが、こちらに赴任しても素晴らしい仲間と共に充実した日々を過ごしています。リウマチ・膠原病診療において、北海道大学と東京医科歯科大学は大変仲の良い診療科で、何よりも診療を最も重要視することでは一貫した姿勢を持っています。
膠原病・リウマチの分野では、ここ20年で治療は劇的な進歩を遂げ、かつてとは全く違った風景が見えてきています。特に関節リウマチにおいては分子標的治療の選択肢が広がり、患者の生命予後も明らかに改善してきています。その一方で、寛解に至る患者さんは半数にすぎません。全身性エリテマトーデスや血管炎症候群をはじめとする、いわゆる免疫難病でも分子標的薬の導入が進みつつあるものの、まだまだ充分な予後の改善には結びついていないのが現状です。こうしたアンメットニーズを意識しつつ、診療と研究をすすめてゆきたいと考えています。
仕事は何よりも楽しくないといけません。多様性を受け入れる自由闊達な雰囲気から、より良い診療や新たな発見が生まれるものと考えています。現在の恵まれた人的・地理的環境を最大限に生かして、次世代に向けて診療、研究、また若手の育成に邁進したいと思います。
小池 竜司
併任・臨床試験管理センター センター長
在は、本学および附属病院の治験、臨床研究を支援し調整する仕事を主担当としていますが、当科が旧第一内科の時代から診療・研究・教育に携わり、その推移や変遷を経験してきました。かつては、膠原病は希少で難解な疾患として敬遠されていましたが、関節リウマチの治療戦略の変革を契機に、認知度や注目度が高くなっていると感じます。従来は、「リウマチ学」というカテゴリーの確立も重要でしたが、これからは「リウマチ学」の枠に必ずしもとらわれず、あらゆる科学や知識を統合し融合して問題を解決していく時代になると思います。若く柔軟な頭脳を持った皆さんが、当科にどんどん参加してくれることを期待しています。その中で、私自身も新しい考え方や知識を常に吸収し、古い記憶や経験だけに頼る化石医者にはならないようにと努力しています。
ただし、現在の最新の診療においては、患者さんの希望やライフスタイルを十分に考慮した方針決定も必須のものとなっており、ここでは古株医師の経験も役に立つかもしれません。さらに、目の前の患者さんの希望をいかに尊重するかについて頭をひねるとともに、リウマチ性疾患に限らず、広く一般の人々に、医療全般のことを正しく知ってもらう活動も重要な役割なのではないかと思っています。
木村 直樹
膠原病・リウマチ内科学 講師
2006年に東京医科歯科大学医学部卒業、2008年より当科に所属しております。大学院では、多発性筋炎/皮膚筋炎の発症メカニズムについて研究し、 2014年に学位を取得いたしました。その後も、筋炎に対する医師主導治験、厚労省自己免疫疾患研究班の筋炎分科会にてガイドライン作成などに携わらせていただきました。診療は、筋炎に限らず、関節リウマチ、膠原病、自己炎症性疾患の患者さんの診察と、関節エコー検査を担当しております。
病気と長く付き合っていかなくてはならない患者さんにとって、頼れるサポーターとなれるよう、これからも精進していきたいと思います。
長谷川 久紀
併任・統合国際機構 講師
2002年に東京大学薬学部薬学科を卒業後、同年に東京医科歯科大学医学部医学科に学士編入し、2006年に卒業しました。中野総合病院と本学医学部附属病院での臨床研修の後、主に本学と墨東病院とで膠原病・リウマチ内科の専門研修を行い、現在に至っています。研究では、大学院進学後、多発性筋炎のモデルマウスを用いて新規治療薬の開発に取り組み、現在は、ヒトiPS細胞を用いて多発性筋炎/皮膚筋炎の病態解明に取り組んでいます。また、2013年には、文部科学省高等教育局医学教育課で医学系技術参与として働き、全国医学部の教育の現状や課題について学ぶ機会をいただきました。
膠原病・リウマチ内科学の「診断学的」魅力と「治療学的」魅力に惹かれて当科に入局した時の初心を忘れずに、様々な症状で困って当科を受診される患者さん一人一人に的確な診断を下し、最適な治療を提供できるように、日々自己研鑽していきたいと思います。
趣味はアパレル関係(好きなブランド:DSQUARED、Ron Herman)、サッカー観戦(好きなチーム:ジュビロ磐田、ウルグアイ代表)です。
細矢 匡
膠原病・リウマチ内科学 講師
2006年に東京医科歯科大学卒業、同医学部付属病院・石心会狭山病院・東京都健康長寿医療センターにて臨床研修を行いました。2010年度より大学院に所属し、滑膜線維芽細胞をターゲットとした新たな抗リウマチ薬の開発に携わりました。2014年度より膠原病・リウマチ内科の助教に就任し、大学院で行っていた研究を継続するとともに、病棟医長と学生教育の業務を担当しました。その後、研究領域の幅を広げるべく2016年度よりカリフォルニア大学サンディエゴ校のMooresがんセンターにてがん免疫療法の研究に従事しました。このたび帰国し、2018年4月より現職に復帰し、外来医長の業務を拝命しました。 膠原病・リウマチ診療はこの10年で長足の進歩を遂げた領域の一つですが、今なお治療に難渋する難治性・再発性の病態に遭遇します。医療技術の進歩を患者さんの治療に還元することと、新たな治療を創出することで治療成績を向上させていくことが我々の使命だと感じており、その目標に邁進したいと考えております。
齋藤 鉄也
膠原病・リウマチ内科学 助教(外来医長)
2008年に神戸大学大学を卒業し、当院、横浜みなと赤十字病院にて臨床研修を行いました。2013年より膠原病・リウマチ内科の助教に就任し、関節リウマチの滑膜線維芽細胞に関する研究などを継続しています。2018年から2020年までカリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD)のMoores Cancer Centerのデニス・カーソン先生の研究室に留学し、ワクチン・アジュバントの開発研究に従事し、2021年に帰国しました。今後も患者さんのためになるよう、臨床、研究、教育と日々精進してまいります。
梅澤 夏佳
膠原病・リウマチ内科学 講師(キャリアアップ)
2008年に東京医科歯科大学を卒業、横須賀共済病院と本学医学部附属病院での初期研修後、2010年より当科に所属しております。本学や関連病院で専門医としての臨床経験を積みつつ、2012年から大学院に進学し炎症性筋疾患の病態解明と新規治療法開発のため基礎研究を平行して行っております。患者様が様々な人生の局面を乗り越えて進んでいけるよう、多方面から支えられるよう努力して参ります。
神谷 麻理
膠原病・リウマチ内科学 助教(休職; 留学中)
2009年に東京医科歯科大学を卒業後、本学医学部附属病院と関連病院にて初期研修と膠原病・リウマチ内科学の専門研修を受けました。また、2015年より炎症性筋疾患の病態解明、新規治療開発を目標とした基礎研究を行っています。
患者さん一人ひとりにとって最適な医療を提供できるよう、また患者さんが病気とお付き合いしていくサポートができるよう、精進してまいります。
佐々木 広和
膠原病・リウマチ内科学 助教(医局長)
2010年に東京医科歯科大学を卒業し、国保旭中央病院で初期研修を行いました。2012年以降は青梅市立総合病院、東京医科歯科大学で専門研修を行いました。2014年からは多発性筋炎/皮膚筋炎の病態解明と新規治療法開発のため基礎研究を行っております。今年度から医局長を務めることになり、当科の運営や専門研修に関する実務を行なっています。
山本 晃央
併任・生涯免疫難病学講座 寄附講座 助教(病棟医長)
2008年に高知大学を卒業し、当学附属病院および関連病院で初期研修・専門研修を行いました。当学大学院では全身性強皮症の線維芽細胞についての研究を行っておりました。
2022年度に特任助教として赴任しました。臨床においては根拠に基づいた、地に足の付いた診療を心がけています。
馬場 洋行
膠原病・リウマチ内科学 特任助教(副病棟医長)
田川 泰寛
膠原病・リウマチ内科学 特任助教
2011年に山梨大学を卒業後、本学医学部附属病院と関連病院にて初期研修と専門研修を受けました。2015年からは関節リウマチの病態解明と新規治療法開発のための基礎研究も行い、2021年に特任助教を拝命致しました。患者さんに寄り添い最善の医療を提供し、研究成果を社会へ還元できるよう精進して参ります。
森 雅亮
併任・生涯免疫難病学講座 寄附講座 教授
国立三重大学を卒業後、地元である横浜市立大学小児科に入局し、小児リウマチ学および小児感染症学の仕事に26年間関わってきました。途中、2年10か月米国シンシナティ大学の免疫学教室に留学し、B細胞の分化・成熟について研究してきました。このたび、縁あって平成27年7月から本学に勤務することとなりました。
これまでは、高サイトカイン血症をきたす小児リウマチ性疾患・炎症性疾患の病態解明を目指して臨床・基礎的研究に精力を傾けてきましたが、これからは更に一歩進んで、小児から成人までを隔てない、いわゆる「成育」にかかわるあらゆる免疫疾患(リウマチ性疾患、ワクチン、自己炎症性症候群、重症感染症、アレルギー疾患等)を専門とした臨床研究および疫学研究を主軸にして、臨床現場への還元を目指していきたいと思っています。
岩井 秀之
膠原病・リウマチ内科 特任講師
東京医科歯科大学医学部卒業後、本学旧第一内科、武蔵野赤十字病院にて臨床研修を行いました。大学院では膠原病・リウマチ内科学に所属するとともに、本学分子免疫学分野にて補助刺激分子を中心とした基礎研究に従事。日本学術振興会特別研究員 (PD)を経て、米国Stanford大学Immunology & Rheumatology分野に留学、自己免疫疾 患機序解明、治療法の開発研究に携わりました。2009年よりGCOE (Global Center of Excellence) 歯と骨の研究拠点特任講師として赴任。未来医療研究人材養成拠点形成 事業にも携わり,現在は、膠原病・リウマチ内科学にて勤務しております。
膠原病を中心とした疾患の病態解明及び、よりよい治療法の開発に向けて日々努力していきたいと思っております。
趣味:旅行、ゴルフ、スキー、スキューバ……
高田 和生
併任・統合国際機構 教授
1994年九州大学医学部卒業。ニューヨークのBeth Israel Medical Centerにおいて内科臨床研修修了後、米国立保健研究所(NIAMS/NIH)にて、膠原病専門内科研修を行うとともに、ループス腎炎及び皮膚筋炎の臨床研究に従事。研究テーマはループス腎炎の治療反応性に関する臨床的及び薬理遺伝学的予知因子の同定、及び生物学的製剤や漢方薬を用いたループス腎炎の新規治療法の開発。同時にDuke大学・介入臨床研究修士課程(Master of Health Science in Clinical Research)を専攻、修士号取得。2002年10月、米国リウマチ学会よりRheumatology Fellow Awards受賞。米国内科専門医及び米国膠原病内科専門医資格取得。
帰国後、本学膠原病・リウマチ内科に所属し、同科における卒前・卒後臨床研修教育および後期研修教育において中心的役割を担うとともに、本学卒前医学教育における医学英語教育改変・診療参加型臨床実習導入・医歯学融合教育導入・Harvard大学医学校派遣学生指導などを先導した。2012年12月より国際交流センターグローバルキャリア支援室長として、本学全体におけるグローバル教育強化に貢献、2014年秋に採択された本学スーパーグローバル大学創成支援事業では本学における実施責任者として事業推進にあたるとともに、平行してグロービス経営大学院にて経営学修士号を取得。2020年4月より統合教育機構副機構長・教育担当副理事として、医学科に限らず全学レベルでのカリキュラム開発および管理に取り組んでいる。
研究では、多発性筋炎・皮膚筋炎とそれらに合併する間質性肺炎に関する臨床研究に従事し、2007年より5年間かけてタクロリムスの有効性・安全性を検証する医師主導型多施設共同治験同疾患を当科名誉教授宮坂とともに実施した。2013年6月に、同治験でのデータを基盤として、同薬に「多発性筋炎・皮膚筋炎に合併する間質性肺炎」の適応が追加された。現在は本学大学院先駆的人材育成分野において、次世代社会で活躍しうる医師・歯科医師および生命科学研究者の先駆的育成のために、社会的ニーズの同定およびそれらに応えうる人材育成のための効果的な教育カリキュラムの研究と開発を行い、また同教育に携わる優秀な若手人材の育成を推進している。
宮坂 信之
本学名誉教授
昭和22年9月18日生。東京医科歯科大学医学部卒業。米国カリフォルニア大学、テキサス大学留学。 昭和61年~平成元年東京女子医科大学リウマチ痛風センター助教授。平成元年~平成7年東京医科歯科大学難治疾患研究所教授。平成7年~11年同大学第一内科教授。平成11年~24年膠原病・リウマチ内科教授。 平成23~24年医学部附属病院長併任。現在は同大学名誉教授、医薬品医療機器総合機構専門委員、日本医療研究開発機構疾患領域(難病)コーディネーター(DC)。前日本学術会議会員。難病医学研究財団理事、千葉大学経営協議会構成員、平成21年~24年日本リウマチ学会理事長。日本リウマチ学会賞受賞。趣味:音楽鑑賞と剣道(七段)。
膠原病は慢性の病気ですので、病気とけんかしても勝つことはできません。むしろ、 この病気と仲良くしてうまくつきあうこつを見つけることが大切です。しかし、そのためには、 専門医による診療に加えて、患者さんが病気に対する正しい知識を持つことと家族と友人の支援が必要不可欠です。 私は、膠原病に悩む患者さんが病気と上手につきあうお手伝いができればと常に思っています。
参考図書
宮坂信之著「最新版 膠原病・リウマチがわかる本」2016年法研
宮坂信之編著「ステロイドがわかる本」2016年法研
宮坂信之編「薬はリスク?」-薬を正しく理解するために 2017年法研
宮坂信之監修 「ウルトラ図解 関節リウマチ」 2019年法研
窪田 哲朗
本学名誉教授 形態・生体情報解析学非常勤講師
1981年本学卒業後、当時の第一内科に大学院生として入局、他のグループをローテートした後、奥田正治先生の率いる膠原病グループに所属しました。臨床研修のかたわら、東京大学医科学研究所の金井芳之先生の下で抗DNA抗体の研究に着手、それが今日に至るまでlife workとなっております。また、宮坂信之先生の薫陶を受けて症例報告をたくさん書きました。後輩の皆さんにも、患者さんをよーく観察して見つけたことを発表することを勧めたいです。2020年、定年退職後は森と山と湖に囲まれた土浦市で、つくば国際大学臨床検査学科教授として教鞭をとっていますが、ときどき自分が残してきた抗DNA抗体産生細胞株の様子を見に医科歯科にも出向いています。