本学科は豊かな教養と高い倫理観に裏付けられた医療人としての感性を有し,自ら学び研究し,創意工夫することができる人間の形成を目指す。その視点に立ち看護学,検査技術学の2つの領域において,それぞれの専門的領域の知識,技術を教授することにとどまらず,学際的視野に立ち自ら問題を提起し,これを解決する能力を備えた医療人を養成する。
現代医療における臨床検査の役割を理解し,専門的知識と科学的思考能力および医療人としての倫理観を身につけた,臨床検査および関連領域における将来の研究者,教育者,指導者となりうる人材を養成する。
1 臨床検査学の基礎から最先端に至る知識と技術を修得する。
2 検査管理能力を修得する。
3 医療や医学研究に携わる者としての基本的な教養,倫理観,責任ある態度を身につける。
4 新しい臨床検査技術の開発や関連分野における独創的研究の基礎となる,科学的な思考法を身につける。
N2 | 第3講義室 | 3号館3階 |
N3 | 第2講義室 | 3号館9階 |
N4 | 第1講義室 | 3号館9階 |
MT2 | 検査系講義室 | 3号館8階 |
MT3 | 講義室A | 3号館4階 |
MT4 | 講義室B | 3号館4階 |
合同講義 | 新2講堂 | 3号館4階 |
1年間の教養教育における学習をとおして,本学の学生に望まれる基本理念『自ら問題を提起し,それらを自らの工夫によって解決できる』学生としての素地を身につけられた保健衛生学科検査技術学専攻の諸君は,この要項に記載されている『保健衛生学科の教育カリキュラムの基本理念ならびに検査技術学専攻の教育目的と教育目標』をまず,十分に理解していただきたい。
その上で,第2学年の前期から新たにスタートする大綱化された新カリキュラムの専門基礎科目を学ぶこととなる。人体構造学,生理検査学(T),生化学,病理検査学,病原体検査学(T)などの人体の正常な構造や機能から,人体の病気にかかわる原因・病態について,医療人としての基礎知識を習得する。これらの科目は,それぞれに独立した科目というのではなく,相互に密接に係わり合っているので,総合して体系的な知識として習得する事が必要とされ,臨床検査学の専門科目を学ぶための礎石となることであろう。
専門基礎科目の次のステップとして専門科目の教育となるが,ここではさらに高度な教育科目を履修するのみならず,将来の臨床検査技師として患者さまと対応できるように,臨床検査技師職に係わる社会人としての常識,医療人としての倫理観,専門職としての責任感を,講義ならびに臨地実習等をとおして学んでいかなければならない。
専門教育は本教育要項に示すように,各指導教官がシラバスを踏まえて体系立てて教授するのであるから,欠席したり,授業中に集中力を欠如している場合には,3年間で履修することは困難といわざるを得ない。
基礎知識と技能を有し,論理的,科学的に問題を解決できる能力を習得するにとどまらず,患者さまから信頼される臨床検査技師として専門性と倫理観あふれる感性を身につけることを心から望んでいる。
人体構造学講義・実習
病理検査学講義
病理検査学実習
生化学講義
生化学実習
分析化学検査学講義(I)
薬理学講義
医用システム情報学講義(I)
医用システム情報学実習(I)
生理検査学講義(I)・実習(I)
病原体検査学講義(I)
病原体検査学実習(I)
検査管理学
医学情報処理演習(I)
公衆衛生学講義・実習
医療概論・関係法規
医学英語演習(I)
血液検査学講義
血液検査学実習
分析化学検査学講義(II)
分析化学検査学実習
医用システム情報学講義(II)
医用システム情報学実習(II)
生理検査学講義(II)
生理検査学実習(II)
病原体検査学講義(II)・実習(II)
免疫検査学講義
免疫検査学実習
遺伝子検査学講義
遺伝子検査学実習
医学英語演習(II)
医学情報処理演習(II)
臨床病態学
総合講義
臨地実習
卒業研究
遺伝学
免疫応答の原理
電子顕微鏡学
細胞死の科学
機械工学
計測工学
染色体検査学
パフォーマンス論
分子生物学
実験動物学
科学の中の化学
心臓生理学
細胞エネルギー獲得と利用のしくみ
救急医療の臨床検査・日常検査の緊急値
分子構造認識学
臨床生化学
バイオサイエンス