医用システム情報学実習(II)

Medical Measurement, System and Information,Laboratory(II)

 

若 松 秀 俊

 

1 科目の概要

科学計算や適当な入出力インターフェイスを用いた生体電気信号の処理を目指したプログラミング演習を行う。

 

2 教育方針・教育目標

コンピュータの急速な進歩とその利用技術を臨床や医用機器システムの自動化に役立てるために必要な計測制御に関する基礎技術を学ぶ。

 

3 教育内容

(1)コンピュータ原理を理解し,OS操作実習を行う。(2)科学計算や適当な入出力インターフェイスを用いた生体電気信号の処理を目指したプログラミング演習を行う。(3)電子計算機による画像処理とその応用実習を行う。

回数

項  目

内  容

担当者

1,2

測定の基礎

テスターの製作と使い方,電圧電流抵抗の測定

若松・張

3

基本電気回路

ブラウン管オッシロスコープの操作,CR回路の特性と応用

4

6

半導体デバイスの特性

1)〜(3)

ダイオードの特性,トランジスタの静特性,トランジスタの増幅作用

7,8

増幅器の実際

1)(2)

オペアンプを用いた演算,差動増幅器の同相弁別比

9

14

ディジタル回路

1)〜(3)

カウンターによるパルス数の計測,組み合わせディジタル回路の性質,フリップフロップとディジタル回路

15,16

センサーの特性

誘導電極とセンサー

17

20

医用機器の安全

1)(2)

医用機器の安全と接地漏れ電流の測定,誘導雑音の対策

21

24

生体信号の測定

1)(2)

光電気変換と脈波の測定

〔単位〕必修1単位

〔場所〕講義室A(3号館4階)ほか

 

4 教科書・参考書

教科書:実習用のテキストを提供する。

参考書:谷口慶治,若松秀俊著:医用電子・生体情報,共立出版社,東京.

 

5 他科目との関連

   

 

6 受講上の注意

この種の実習の特徴として間が抜けると次が理解できなくなるので,特別な事情が無い限り連続して出席すること。

 

7 成績評価方法

レポート課題,出席点。