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実験プロトコル

DEAE-Dextran dependent transfection for COS-7 cells

手順 (10cm dish時)

前日にCOS-7を0.8〜1×106cells/10cm dish、3×105cells/6cm dish、1.5×105cells/3.5cm dishまき、transfectionに用いるDNA量を計算しておく
 ↓ 

当日

準備:10% FC 1%PS in DMEM、20% glycerol in DMEMを37℃に温めておく
細胞がdish内に7〜8割程度いることを確認

DEAE-Dextran溶液の作製
2×TBS 1.1ml/plate
DW 0.84ml/plate
DEAE-Dextran 0.22ml/plate
合計 2.16ml/plate

corning tubeを用意し、DEAE-Dextran溶液を分注
 ↓ DNAサンプルを15〜30μg加え、よくピペッティング

使うDNAサンプルが数種類あっても全量で30μgまでが限界
 ↓ plateを取り出し、medium除去して4ml PBSでリンス1回
 ↓ PBS除去後plateにDEAE-Dextran-DNA溶液をピペッティングを加える
 ↓ 37℃、5%CO2 incubator、30分

15分で一度軽くゆすり、向きを変える(インキュベータ−が傾いているから)
この間に、

10mMクロロキン(5.15mg/ml)溶液を作製
  • クロロキン粉末を滅菌水で5.15mg/mlになるように混ぜ、0.22μm
  • フィルターで滅菌(=10mMクロロキン)
  • これをmediumで100倍希釈し、
  • 0.1mMクロロキン/mediumを4×(サンプル数+1) ml分作製

 ↓ plateのDEAE-Dextran溶液を除去し、4mlの0.1mMクロロキンmediumを加える
 ↓ 37℃、5%CO2 incubator、3時間
 ↓ plateの状態を確認、0.1mMクロロキンmediumを除去し、4ml PBSでリンス
 ↓ 20% glycerol in DMEMを2mlゆっくり加えて、正確に2minおく
 ↓ 20% glycerolを除去し、PBSでリンス×2回
  10% FC 1%PS in DMEMを8ml加える
  37℃、5%CO2 incubator、40〜72時間で発現が確認できる

細胞の回収

PBSは自家製の10×PBSをmilliQ水で10倍希釈したものを使用

10 cm dish
 ↓ 4ml PBSでwash×2回
 ↓ 4ml PBS/plateで細胞をはがし、コーニングチューブへ回収
 ↓ 4ml PBS/plateで再度洗い、回収
 ↓ 遠心 2,000rpm 5min 4℃

p.p.t. (-20℃で保存可)


Transfection using Lipofectamine 2000

Lipofectamin 2000 Reagent (Invitrogen, Cat. No.: 11668-019)

手順 (3.5cm dish、HeLaの場合)

前日

HeLa細胞を2.5×105cells/3.5cm dishまく

当日

用意:DMEM/10% FBS/PSなしのmedium、Opti-MEMを37℃であたためておく。
Transfection 1時間前に3.5cm dishをPBS 2mlでwashし、PSなしのmediumに置き換える。

*前日に細胞をまく時にPSなしのmediumでまいてもよい。
 ↓ 
1.5 cc tube A、Bを用意。
Tube A:Opti-MEM 250μl+Lipofectamine 2000 reagent 5μl→vortexし、静置5分
Tube B : Opti-MEM 250μl+DNA 2.5μg
 ↓ Tube BのDNAをTube Aに加え、ピペッティング
 ↓  室温で20分静置
 ↓ dishに全量(約500μl)ポタポタとたらす
翌日には発現が確認できる


Transfection using Effectene Transfection Reagent

  • QIAGENのEffectene Transfection Reagentのキットを使用。
  • 培養室の冷蔵庫から出し、室温にもどしておく。

MDCK細胞の場合

前日に2×105cells /3.5 cm dishまいておく。Mediumは1.5 ml

当日

1.5 ccチューブAにDNA, buffer EC, enhancerをまぜる
DNA : enhancer = 1 : 8であることが重要

buffer EC 150ml
DNA 1 mg
enhancer 8 ml

 ↓ ブルーチップでピペッティング
 ↓ 室温で5分静置
 ↓ effectene 20ml 加える
 ↓ ブルーチップでピペッティング×5回
 ↓ 室温で10分静置
   この間にdishをPBSで一回洗い、新しいmedium 1.5 mlに置き換えておく
 ↓ mediumを加えtotal 500mlにする。ピペッティング×2回
   全量dishに加える、dropwise
 ↓ 
翌日medium交換する。

Transfection (Calcium-phosphate method)

  • Promegaのキットを使用する。培養室の冷蔵庫から出し、室温にもどしておく。

293T細胞の場合

前日に2×105cells /3.5 cm dishまいておく。Mediumは1.5 ml
1.5 ccチューブAにDNA, sterile water, CaCl2をまぜる

DNA 1〜2 μg
Sterile water  
CaCl2 12 μl
  100 μl

1.5ccチューブBに2×HBSを100 ml入れる
 ↓ チューブBをvortex mixerでvortexしながら、チューブAのDNA溶液を加える、dropwise
 ↓ 室温で30分静置
 ↓ かるくvortex
 ↓ dishに加える、dropwise
 ↓ 
翌日poly-L-lysine coatした18mm coverslipをいれた3.5 cm dishにまき直す。