GeM創⽣医学 GeM
[Generative Medicine]

GeM-3

疾病や外傷によって痛んだ臓器・組織を治療あるいは再構築し、正常な機能を取り戻すために様々な医療デバイスが開発されてきました。これらはバイオマテリアルおよび人工臓器と呼ばれており、現在でも医療・歯科医療の最前線を支えています。近年ではデジタル技術を用いた精緻な形状設計や生物由来組織を用いた新しいバイオマテリアルによる治療法が注目を集めています。「GeM-3:エンジニアリング」では、これらを初めとする最新のテクノロジーを取り入れ、分子・原子の無限の組み合わせから最適な治療技術を導き出し、さらに工学と生物学の融合による新しい治療工学を確立して創生医学に貢献します。

RESEARCH MEMBERS

GeM-3

岸田 晶夫

生体材料工学研究所 物質医工学分野 教授

GeM-3

宇尾 基弘

大学院医歯学総合研究科先端材料評価学分野 教授

PUBLICLY OFFERED RESEARCH PROJECTS

呼気の臨床応用を目指した計測ステーションの開発と検証

飯谷 健太

生体材料工学研究所 センサ医工学分野 助教

本研究提案では、呼気中の化学成分および呼気の物理的情報から疾患や代謝異常の兆候を発見する計測ステーションの開発を目指します。目的達成へ向けて、(I)血液・呼気の同時採取および測定、(II)呼気による血糖値推定法の検討、(III)呼気計測ステーション開発を実施します。呼気によって簡便に血糖値などの重要な測定項目が推定できるようになれば、これまでに発見が遅れたり見過ごされたりしている可能性がある異常をルーチン的に検出できるようになる可能性があります。医学―工学の連携研究によって、臨床応用に高い可能性を有する呼気の価値を創出します。