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研究成果・プレスリリースFINDING / PRESS

研究成果・プレスリリース

「妊婦の遺伝的高血圧リスクは胎盤への影響を介して児の出生体重を低下させる」【佐藤憲子 准教授】

東京医科歯科大学難治疾患研究所分子疫学分野の佐藤憲子准教授は、本学大学院医歯学総合研究科生殖機能協関学分野の宮坂尚幸教授らとの共同研究プロジェクトである出生前コホート研究BC-GENISTデータ等を解析し、妊婦の高血圧生涯リスクが遺伝的に高い場合、血管臓器である胎盤の発育低下を通じて、児の出生体重を低下させることをつきとめました。この研究は文部科学省科学研究費補助金の支援のもとでおこなわれたもので、その研究成果は、国際科学誌BMC Medicineに、2021年11月4日にオンライン版で発表されました。

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「神経変性が加速する分子メカニズムを解明」【岡澤均 教授】

東京医科歯科大学難治疾患研究所/脳統合機能研究センター神経病理学分野の岡澤均教授の研究グループは、理化学研究所、産業技術総合研究所、東京都医学総合研究所、イタリア・サンラファエル科学研究所などとの共同研究で、アルツハイマー病態におけるHMGB1を介した神経変性加速の分子メカニズムを解明し、神経変性と老化に共通する細胞死メカニズム、ならびに細胞繊毛のアルツハイマー病態への関与を合わせて発見しました。これによって、神経変性と老化の関係性に重要な知見を加えるとともに、岡澤教授の研究グループが進めてきたHMGB1抗体によるアルツハイマー病等への認知症治療開発の科学的根拠がさらに固まりました。この研究は文部科学省科学研究費補助金(新学術領域・シナプス・ニューロサーキットパソロジーの創成)、日本学術振興会科学研究費補助金(基盤 A)、文部科学省「革新的技術による脳機能ネットワークの全容解明プロジェクト」、日本医療研究開発機構「産学連携医療イノベーション創出プログラム」セットアップスキーム(ACT-MS)などの支援のもとでおこなわれたもので、その研究成果は、Springer Natureが発行する国際科学雑誌Communications Biologyにおいて、2021年10月11日午前10時(英国夏時間)にオンライン版で発表されます。

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「ウイルスに由来するPEG10遺伝子は胎盤の血管構造維持に必須である」【石野史敏 名誉教授】

山梨大学大学院総合研究部生命環境学域 志浦寛相助教・幸田尚教授、東京医科歯科大学難治疾患研究所エピジェネティクス分野 石野史敏教授(現 東京医科歯科大学名誉教授)、東海大学医学部金児-石野知子教授らの研究グループは、哺乳類だけが持つ Peg10遺伝子のプロテアーゼ活性が胎盤の血管構造の維持に必須であり、妊娠中期から後期における正常な胎児の成長に重要な役割を持つことを、マウスモデルの実験で明らかにしました。この研究は、文部科学省科学研究費助成事業 基盤研究A(16H02478、19H00978)ならびに持田記念医学薬学振興財団研究助成による支援のもとで行われたもので、その研究成果は、国際科学雑誌Developmentに2021年9月24日にオンライン版で発表されました。

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「加齢による皮膚再生能力低下の仕組みを解明」【難波大輔 准教授、西村栄美 教授】

東京医科歯科大学難治疾患研究所幹細胞医学分野の難波大輔准教授と西村栄美教授(東京大学医科学研究所・老化再生生物学分野教授兼任)の研究グループは、大阪大学の土岐博特任教授、国際医療福祉大学の松崎恭一主任教授、愛媛大学の佐山浩二教授および白石研講師との共同研究で、加齢による皮膚再生能力低下の原因が、XVII型コラーゲンの分解による表皮幹細胞の運動能低下であることをつきとめました。この研究は文部科学省科学研究費補助金、新学術領域研究「数理解析に基づく生体シグナル伝達システムの統合的理解」、武田科学振興財団、ならびに国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)『老化メカニズムの解明・制御プロジェクト』の支援のもとでおこなわれたもので、その研究成果は、米国科学誌Journal of Cell Biologyに、2021年9月22日午前10時(米国東部時間)にオンライン版で発表されます。

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「神経障害の原因となるATP11A の亜致死性変異は、細胞膜ホスファチジルコリンの異常な反転を引き起こす」【瀬川勝盛 教授】

東京医科歯科大学難治疾患研究所医化学分野の瀬川勝盛教授、大阪大学IFReC免疫・生化学研究室の長田重一教授らのグループは、哺乳類の細胞膜フリッパーゼとして同定していた ATP11A 遺伝子のヘテロ接合性点変異 (Q84E) を見出し、この点変異と神経障害と発達障害の関係を示しました。

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「日本人食道扁平上皮癌のゲノム・エピゲノム・トランスクリプトーム異常の解明」【稲澤譲治 教授、谷本幸介 助教】

東京医科歯科大学疾患バイオリソースセンターの竹本暁特任助教、難治疾患研究所ゲノム解析室の谷本幸介助教、稲澤譲治センター長/教授らの研究グループは、公益財団法人がん研究会がん研究所の野田哲生所長、がんプレシジョン医療研究センターの森誠一プロジェクトリーダーとの共同研究で、日本人食道扁平上皮癌のエクソーム解析を行い、食道癌の予後に関連する遺伝子やその変異を同定しました。さらに、網羅的DNAメチル化解析、遺伝子発現解析を加えた統合的な解析を行うことで、遺伝子発現に相関を示すエピゲノム異常や、癌に特異的な対立遺伝子の発現不均衡(Allelic Expression Imbalance; AEI)といったトランスクリプトーム異常を明らかにし、その発癌機構の一端を解明しました。この研究成果は、文部科学省新学術領域研究(15H05908) 「癌システムの新次元俯瞰と攻略」、文部科学省科学研究費補助金(16K14630)、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)「次世代がん研究シーズ戦略的育成プログラム(P-DIRECT)」、東京医科歯科大学難治疾患研究所難治疾患共同研究拠点の支援のもと遂行され、国際科学雑誌Cancer Science誌に、2021年8月12日にオンライン版で発表されました。

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「スーパーエンハンサーを標的とするmiRNAを用いた核酸抗癌薬の可能性」【稲澤譲治 教授、玄泰行 助教】

東京医科歯科大学難治疾患研究所分子細胞遺伝分野の玄泰行助教、稲澤譲治教授らの研究グループは、miR-766-5pがスーパーエンハンサー活性の抑制を介してMYCの発現を癌細胞特異的に抑制し、抗腫瘍効果を発揮することを見出しました。この研究は文部科学省科学研究費補助金 (18H02688

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「ペプチド中分子、ヘプタ・ヒスチジンによるタウ凝集阻害」【岡澤均 教授】

東京医科歯科大学難治疾患研究所/脳統合機能研究センター神経病理学分野の岡澤均教授の研究グループは、広島大学などとの共同研究で、岡澤教授グループがハンチントン病の治療シーズとして報告したヘプタ・ヒスチジンが、タウタンパク質の凝集を阻害することを発見し、これによって、この中分子ペプチドがハンチントン病に加えて、アルツハイマー病や前頭側頭葉変性症、進行性核上性麻痺(PSP) などのタウオパチーと呼ばれる複数の神経変性疾患の治療に向けて治療薬開発シーズとなりうることを示しました。この研究は文部科学省科学研究費補助金(新学術領域・シナプス・ニューロサーキットパソロジーの創成)、日本学術振興会科学研究費補助金(基盤 A)などの支援のもとでおこなわれたもので、その研究成果は、アメリカ化学会(American Chemical Society

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「神経芽腫におけるマイクロRNAを用いた新規治療戦略の可能性」【稲澤譲治 教授、玄泰行 助教】

東京医科歯科大学難治疾患研究所分子細胞遺伝分野の玄泰行助教、劉暢大学院生、稲澤譲治教授らの研究グループは、神経芽腫細胞に対して核酸抗癌薬のシーズであるmiR-3140-3pが抗腫瘍効果を発揮し、特にMYCN増幅神経芽腫細胞においてBET阻害剤耐性を克服する可能性があることを見出しました。この研究は文部科学省科学研究費補助金 (18H02688

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「高脂肪食などによる肥満が薄毛・脱毛を促進するメカニズムの解明」【西村 栄美 教授】

東京医科歯科大学難治疾患研究所幹細胞医学分野の西村栄美教授(東京大学医科学研究所・老化再生生物学分野 教授兼任)と森永浩伸プロジェクト助教らのチームは、ミシガン大学や東京理科大学などとの共同研究により、肥満を引き起こす要因が毛包幹細胞に働きかけ脱毛を促進する仕組みを突き止めました。この研究は、国際科学誌Nature(ネイチャー)に、2021年6月23日午後4時(英国夏時間)にオンライン版で発表されます。本研究は、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)『老化メカニズムの解明・制御プロジェクト』やアデランス社による実用化研究支援などの支援のもと行われました。

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「代謝産物がRNAのメチル化を介して代謝酵素の量をフィードバック制御する」【黒柳秀人 准教授】

東京医科歯科大学難治疾患研究所の黒柳秀人准教授(現・琉球大学大学院医学研究科教授)と渡部栄地大学院生(現・株式会社日立製作所)らの研究グループは、東京大学大学院工学系研究科化学生命工学専攻の鈴木勉教授と石神宥真特任研究員、同大学院新領域創成科学研究科、筑波大学生存ダイナミクス研究センターとの共同研究で、メチル基供与体である S-アデノシルメチオニン(SAM)の合成酵素のメッセンジャーRNA(mRNA)が、メチル化修飾を受けて加工のパターン(選択的スプライシング)を切り替えることで、酵素の量がフィードバック制御される新しい遺伝子発現制御機構を明らかにしました。この研究は日本学術振興会科学研究費補助金(基盤研究および新学術領域研究「先進ゲノム支援」・「RNA タクソノミ」・「代謝統合オミクス」)の支援のもとで行われたもので、国際科学誌The EMBO Journalに、2021年6月21日正午(中央ヨーロッパ夏時間)にオンライン版で発表されます。

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「前頭側頭葉変性症胎児期のDNA損傷が数十年後の発症に影響する」【岡澤均 教授】

東京医科歯科大学難治疾患研究所脳統合機能研究センター神経病理学分野の岡澤均教授の研究グループは、東邦大学、名古屋市立大学、名古屋大学、東北医科薬科大学、東北大学、東京大学、東京都健康長寿医療センター、京都大学iPS細胞研究所などとの共同研究で、前頭側頭葉変性症において、胎児期の脳内の神経幹細胞で起きるDNA損傷が、出生後の早期神経細胞死を誘発し、病態進展の鍵を握ること、また、この細胞死を標的とする治療法の可能性を実験的に示しました。この研究は文部科学省科学研究費補助金(新学術領域・シナプス・ニューロサーキットパソロジーの創成)、日本学術振興会科学研究費補助金(基盤A)、平成26年度~平成30年度・文部科学省『革新的技術による脳機能ネットワークの全容解明プロジェクト』(平成27年度から日本医療研究開発機構:AMEDへ移管)、令和元年度~令和2年度日本医療研究開発機構「産学連携医療イノベーション創出プログラム」セットアップスキーム(ACT-MS)などの支援のもとでおこなわれたもので、その研究成果は、2018年にEMBO(欧州分子生物学機構)、Rockefeller University、Cold Spring Harbor Laboratoryが共同で創刊した新しい国際科学誌 Life Science Allianceに、2021年6月5日午前9時(米国東部夏時間)にオンライン版で発表されます。

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「免疫グロブリンAの欠損により回腸特異的に炎症が自然発症することを発見」【安達貴弘 准教授、永石宇司 准教授】

東京医科歯科大学難治疾患研究所未病制御学の安達貴弘准教授と同大学院医歯学総合研究科消化管先端治療学講座の永石宇司准教授の研究グループは、高等研究院の渡辺守特別栄誉教授、烏山一特別栄誉教授、東京医科歯科大学難治疾患研究所分子神経科学分野およびエピジェネティクス分野、同大学院医歯学総合研究科免疫アレルギー学分野、東京大学、独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)、イチビキ株式会社、ハーバード大学との共同研究で、免疫グロブリンA(IgA)の変異マウスを作製し、IgA欠損により回腸炎が自然発症することをつきとめました。この研究は文部科学省科学研究費補助金ならびに厚生労働科学研究特定疾患対策研究事業「難治性炎症性腸管障害に関する調査研究」班、難治疾患研究所共同研究拠点共同研究、土田直樹研究助成、ニッポンハム食の未来財団などの支援のもとでおこなわれたもので、その研究成果は、国際科学誌Gut(ガット)に、2021年5月7日にオンライン版で発表されました。

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「食道扁平上皮癌の治療標的としての代謝関連分子PDHXの同定」【稲澤譲治 教授】

東京医科歯科大学難治疾患研究所分子細胞遺伝分野の井上純准教授、岸川正大大学院生、稲澤譲治教授らの研究グループは、本学頭頸部外科学分野 朝蔭孝宏教授との共同研究で、食道扁平上皮癌における新たな治療標的として、代謝関連分子PDHX(pyruvate dehydrogenase [PDH] component X)を同定しました。さらに、PDHXは、CD44と共遺伝子増幅により活性化し、協調的に機能することで癌幹細胞の増殖に寄与すること、そして、PDH 阻害剤 CPI-613 の投与は、食道扁平上皮癌に対する有効な治療戦略となることを示しました。この研究成果は、文部科学省新学術領域研究(15H05908) 「がんシステムの新次元俯瞰と攻略」、文部科学省科学研究費補助金(18K06954、18H02688)、東京医科歯科大学難治疾患研究所難治疾患共同研究拠点の支援のもと遂行され、国際科学雑誌 Cancer Science 誌に、2021年5月24日にオンライン版で発表されました。

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「ウイルス由来のヒト遺伝子の同定に成功」【石野史敏 名誉教授、松沢歩 特任助教】

東京医科歯科大学難治疾患研究所エピジェネティクス分野の石野史敏教授(現本学名誉教授)の研究グループの松沢歩プロジェクト助教(現ゲノム機能多様性分野、特任助教)、李知英准教授(現統合研究機構、准教授)は、東海大学医学部 金児-石野知子教授、中川草講師、難治疾患研究所ゲノム機能多様性分野 高地雄太教授のグループとの共同研究で、ヒトゲノムに含まれる内在性レトロウイルス由来配列 ERVPb1 がヒトからマーモセットまでを含む霊長類(真猿型下目)にだけ共通に存在し、実際に造血細胞系統でタンパク質として発現することを明らかにしました。この研究は文部科学省科学研究費補助金ならびに東京医科歯科大学トランスオミクス医学研究拠点ネットワーク形成事業の支援のもとで行われたもので、その研究成果は、国際科学誌 International Journal of Molecular Sciences に、2021年4月26日にオンライン版で発表されました。

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西村栄美教授が令和3年度 文部科学大臣表彰 科学技術賞を受賞

2021年4月6日に令和3年度科学技術分野の文部科学大臣表彰受賞者が文部科学省で発表されました。本学では難治疾患研究所幹細胞医学分野西村栄美教授(東京大学・医科学研究所教授兼任)が、組織幹細胞の運命制御と皮膚毛包の再生老化機構の研究により「科学技術賞」を受賞しました。「科学技術賞」は科学技術に関する研究開発、理解増進等において顕著な成果を収めた者に贈られるものです。

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「AI技術でヒト表皮幹細胞を判別し移植用幹細胞培養の品質評価に成功」【難波大輔 准教授】

東京医科歯科大学難治疾患研究所幹細胞医学分野の難波大輔准教授の研究グループは、帝京大学大学院医療技術学研究科診療放射線学専攻の古徳純一教授と弘瀬拓矢大学院生との共同研究で、皮膚再生医療に使用される培養ヒト表皮幹細胞の新しい品質管理法を開発することに成功しました。この研究は文部科学省科学研究費補助金 (17K102319)、新学術領域研究「シンギュラリティ生物学」 (19H05418)、ならびに大川情報通信基金 (19-08)の支援のもとでおこなわれたもので、その研究成果は、国際科学誌Stem Cells(ステムセルズ)に、2021年3月30日午前6時(米国東部夏時間)にオンライン版で発表されます。

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「動原体構成要素のNUF2遺伝子は小頭症及び低身長の新規原因遺伝子となる」【稲澤譲治 教授、ダニエラ・チアキ・ウエハラ 特任助教】

東京医科歯科大学難治疾患研究所分子細胞遺伝分野のDaniela Tiaki Uehara(ダニエラ・チアキ・ウエハラ)特任助教、稲澤譲治教授と熊本大学附属病院 新生児学寄付講座の三渕浩特任教授らの研究グループは、2005年から全国23の小児医療施設とコンソーシアムを形成し、診断未確定の多発奇形(multiple congenitalanomalies; MCA)を伴う発達遅滞(intellectual disability; ID)645症例を対象として、原因遺伝子の探索のために詳細なゲノム解析に取り組んできました。その結果、今回、1症例において小頭症及び低身長の新規原因遺伝子を同定しました。この研究成果は、文部科学省科学研究費補助金若手研究(B)(17K17693)および東京医科歯科大学・難治疾患研究所・難治疾患共同研究拠点の支援のもと遂行され、国際科学雑誌 Human Genetics(ヒューマン・ジェネティクス)に、2021年3月15日にオンライン版で発表されました。

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「単球の源細胞除去による新規がん治療法の開発」【樗木俊聡 教授】

東京医科歯科大学難治疾患研究所生体防御学の樗木俊聡(おおてき としあき)教授らの研究グループは、協和キリン株式会社、東京医科歯科大学 血液内科学分野、横須賀共済病院 血液内科との共同研究により、単球の源細胞を効果的に除去できる抗体-薬剤複合体(antibody-drug conjugate, ADC)を作製し、単球性白血病や固形癌の増殖を抑制する、副作用の少ない新規がん治療法を開発しました。この研究成果は、日本医療研究開発機構の支援のもとで行われたもので、Frontiers in Immunologyの2021年2月22日午前6時(中央ヨーロッパ時間)オンライン速報版で公開されます。

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「幹細胞分裂タイプの違いが毛包の再生・老化を決定づけることを発見」【西村栄美 教授、松村寛行 助教】

東京医科歯科大学難治疾患研究所幹細胞医学分野の松村寛行助教と西村栄美教授(東京大学・医科学研究所兼任)らの研究グループは、横浜市立大学分子細胞生物学分野、フランス国立科学研究センターなどとの共同研究で、加齢に伴う脱毛の原因が幹細胞分裂にあることをつきとめました。この研究は,国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)『老化メカニズムの解明・制御プロジェクト』ならびに文部科学省科学研究費補助金(2622130,18H02637)の支援のもとでおこなわれたもので、その研究成果は、国際科学誌Nature aging(ネイチャーエイジング)https://rdcu.be/ce818に、2021年2月11日午前11時(米国東部時間)にオンライン版で発表されました。

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