「ウイルス由来のヒト遺伝子の同定に成功」【石野史敏 名誉教授、松沢歩 特任助教】
東京医科歯科大学難治疾患研究所エピジェネティクス分野の石野史敏教授(現本学名誉教授)の研究グループの松沢歩プロジェクト助教(現ゲノム機能多様性分野、特任助教)、李知英准教授(現統合研究機構、准教授)は、東海大学医学部 金児-石野知子教授、中川草講師、難治疾患研究所ゲノム機能多様性分野 高地雄太教授のグループとの共同研究で、ヒトゲノムに含まれる内在性レトロウイルス由来配列 ERVPb1 がヒトからマーモセットまでを含む霊長類(真猿型下目)にだけ共通に存在し、実際に造血細胞系統でタンパク質として発現することを明らかにしました。この研究は文部科学省科学研究費補助金ならびに東京医科歯科大学トランスオミクス医学研究拠点ネットワーク形成事業の支援のもとで行われたもので、その研究成果は、国際科学誌 International Journal of Molecular Sciences に、2021年4月26日にオンライン版で発表されました。
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