「単球を介した急性炎症期の新しい炎症制御機構を発見」【樗木俊聡 教授】
東京医科歯科大学 難治疾患研究所 生体防御学分野の樗木 俊聡(おおてき としあき)教授、金山 剛士(かなやま まさし)准教授らの研究グループは、東京医科歯科大学 血液内科学分野との共同研究により、全身性炎症の急性期では、炎症の重篤度に依存して末梢組織から単球が排除されることを、敗血症のマウスモデルやキメラ抗原受容体発現T細胞(CAR-T細胞)療法後にサイトカイン放出症候群(CRS)を発症した患者において発見し、このシステムが過度な炎症を抑制する安全弁の役割を果たすことを明らかにしました。この研究成果は、内藤記念科学振興財団、かなえ医薬振興財団、第一三共生命科学研究振興財団の支援のもとで行われたもので、Frontiers in Immunology誌の2024年7月8日にオンライン版で公開されました。
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