診療内容
肝胆膵領域のあらゆる悪性疾患(肝細胞がん、胆管細胞がん、転移性肝がん、膵がん、膵嚢胞性腫瘍(IPMN)、膵神経内分泌腫瘍、胆管がん、胆嚢がん、十二指腸乳頭部がん)および良性疾患(胆嚢結石、総胆管結石、胆嚢炎、胆嚢ポリープ、肝膿瘍など)の外科的治療に対応します。
当院は日本肝胆膵外科学会高度技能専門医制度 認定修練施設(A)に認定されており、肝胆膵外科高度技能専門医5名在籍のもと年間100例以上の高難度肝胆膵外科手術を行っています。
肝胆膵悪性腫瘍症例数

低侵襲手術(ロボット手術・腹腔鏡手術)への取り組み
当科では傷口が小さく患者さんへの体の負担が少ない低侵襲手術を積極的に行っています。特に2024年の伴教授就任以降、ロボット手術の件数が増加し現在では肝切除の7割および膵切除の半数以上を低侵襲手術で行っています。
肝膵切除症例数推移

日本で有数の膵神経内分泌腫瘍(NET)診療実績
当科では、2011年に国内で初めて神経内分泌腫瘍(NET)専門外来である「NET外来」を立ち上げて以来、2025年までに新規患者数は累計720人を超えました。長年にわたり集積してきた治療経験をもとに、多様な病態をもつNET患者さん一人ひとりにとって最善となる治療を提供します。
NET外来 新規患者総数

IPMN外来
近年膵嚢胞性疾患(IPMN)が健診などを契機に偶然発見されることが増えていますが、「このまま様子をみていてよいか」「手術は必要なのか」と判断に迷われる場面は少なくありません。当科ではIPMN外来を開設しており、2010年から2026年3月までに累計約1400例の患者さんをご紹介いただき、長期間の継続診療の間に悪性化が疑われた約200例に膵切除を行ってきました。現在は月・水・金曜日にIPMN外来を開設し、多くの患者さんの継続的な治療を行っています。
IPMNは良性から悪性まで幅広い病態を有し、画像診断や患者背景を含め総合的な治療判断が求められます。当科のIPMN外来では手術適応の判断だけではなく、経過観察の妥当性や検査の必要性についても患者さんごとに詳細に検討しています。膵嚢胞やIPMNで迷われた際には、ぜひ一度お気軽にご相談ください。

