第3期(2019年度~2021年度)LABORATORY / RESEARCHER
炎症性腸疾患を含む腸障害を対象とする基礎的、応用的研究 (研究代表者 清水重臣 教授)
プロジェクト構成員(教授:樗木俊聡、清水重臣、講師:荒川聡子、佐藤卓、助教:仁部洋一)
プロジェクトでは、特定難病の1つである炎症性腸疾患(クローン病および潰瘍性大腸炎)等の病態生理解明と創薬開発を行なう。具体的には、①発症メカニズムの解明を、遺伝学的、免疫学的、細胞生物学的、超微形態学的手法を用いて解明する。また、②低分子化合物ライブラリーの中から、本疾患発を制御できる化合物を同定し、創薬開発研究を行なう。
プロジェクトHP http://www.tmd.ac.jp/idbp/index.html
プロジェクトでは、特定難病の1つである炎症性腸疾患(クローン病および潰瘍性大腸炎)等の病態生理解明と創薬開発を行なう。具体的には、①発症メカニズムの解明を、遺伝学的、免疫学的、細胞生物学的、超微形態学的手法を用いて解明する。また、②低分子化合物ライブラリーの中から、本疾患発を制御できる化合物を同定し、創薬開発研究を行なう。
プロジェクトHP http://www.tmd.ac.jp/idbp/index.html
難病筋疾患研究プロジェクト3(研究代表者 黒柳秀人 准教授)
プロジェクト構成員(教授:古川哲史、笹野哲郎、准教授:黒柳秀人、助教:井原健介、平岡優一)
本プロジェクトでは、これまでに作製した難病(厚生労働省特定疾患)に指定されている心筋症(拡張型心筋症)のモデルマウスの病態を解明し、病態の根本原因となる遺伝子発現異常を明らかにすること、各病態発現に関与して治療の標的となりうる遺伝子発現やシグナル伝達経路を個体レベルで実験的に明らかにすることを最終的な目標としています。とりわけ、心筋症では従来知られていなかった「異常RNA結合タンパク質の凝集体」を病態基盤とする疾患概念の構築に取り組むことで、新たな心筋症研究を推進します。
プロジェクトHP http://www.tmd.ac.jp/musdp/
本プロジェクトでは、これまでに作製した難病(厚生労働省特定疾患)に指定されている心筋症(拡張型心筋症)のモデルマウスの病態を解明し、病態の根本原因となる遺伝子発現異常を明らかにすること、各病態発現に関与して治療の標的となりうる遺伝子発現やシグナル伝達経路を個体レベルで実験的に明らかにすることを最終的な目標としています。とりわけ、心筋症では従来知られていなかった「異常RNA結合タンパク質の凝集体」を病態基盤とする疾患概念の構築に取り組むことで、新たな心筋症研究を推進します。
プロジェクトHP http://www.tmd.ac.jp/musdp/
低酸素微小環境における乳がん悪性化の分子機構の解明とその応用に向けた基盤確立 (研究代表者 中山恒 准教授)
プロジェクト構成員(教授:石野史敏、澁谷浩司、三木義男、准教授:中山恒)
乳がんの発症・進展過程では、クロマチン構造・エピジェネティクス・代謝など様々なレベルでの異常が関与しています。これらの事象は個々に重要であるだけではなく、遺伝子発現の亢進が代謝酵素の発現を増やしたり、代謝産物がエピジェネティクス制御に関与したりと、相互に依存しながら大きな制御機構を形成しています。本研究は、がん微小環境である「低酸素環境」に着目して、これら三つの階層にまたがる統合的な解析を行うことで、乳がん病態を体系的に理解し、新しい乳がん診断法の基盤確立をめざします。
プロジェクトHP http://www.tmd.ac.jp/oxbio/index.html
乳がんの発症・進展過程では、クロマチン構造・エピジェネティクス・代謝など様々なレベルでの異常が関与しています。これらの事象は個々に重要であるだけではなく、遺伝子発現の亢進が代謝酵素の発現を増やしたり、代謝産物がエピジェネティクス制御に関与したりと、相互に依存しながら大きな制御機構を形成しています。本研究は、がん微小環境である「低酸素環境」に着目して、これら三つの階層にまたがる統合的な解析を行うことで、乳がん病態を体系的に理解し、新しい乳がん診断法の基盤確立をめざします。
プロジェクトHP http://www.tmd.ac.jp/oxbio/index.html
頭頚部・食道扁平上皮癌 医療研究拠点(SCCセンター)形成 (研究代表者 稲澤譲治 教授)
プロジェクト構成員(教授:稲澤譲治、朝蔭孝宏、池田 通、北川昌伸、角田達彦、田中敏博、原田浩之、三宅 智、准教授:中島康晃、特任部長:池田貞勝、講師:森田圭一、助教:竹本 暁、谷本幸介、村松智輝)
本プロジェクトでは、本学医・歯両学部、附属病院の頭頸部・食道扁平上皮がん(SCC)臨床チームならびにバイオリソースセンター(BRC)と密接な連携のもと、クリニカルシークエンスを通した精密医療(Precision Medicine)を実践するための体制を整備する。頭頸部・食道SCCは外科手術や集学的治療が実施されているものの、高い浸潤性とリンパ行性転移から未だ予後は極めて不良である。このため、臨床・基礎研究アクトを部局横断で推進しSCC精密医療の実現を目指します。
プロジェクトHP http://www.tmd.ac.jp/sccdp/index.html
本プロジェクトでは、本学医・歯両学部、附属病院の頭頸部・食道扁平上皮がん(SCC)臨床チームならびにバイオリソースセンター(BRC)と密接な連携のもと、クリニカルシークエンスを通した精密医療(Precision Medicine)を実践するための体制を整備する。頭頸部・食道SCCは外科手術や集学的治療が実施されているものの、高い浸潤性とリンパ行性転移から未だ予後は極めて不良である。このため、臨床・基礎研究アクトを部局横断で推進しSCC精密医療の実現を目指します。
プロジェクトHP http://www.tmd.ac.jp/sccdp/index.html
先制医療を見据えた生殖・周産期からのアプローチ-基礎研究から臨床 応用への展開のための基盤の確立-(研究代表者 佐藤憲子 准教授)
プロジェクト構成員(教授:宮坂尚幸(医学部・生殖機能協関学)、幸田尚(山梨大学大学院総合研究部環境学域)、講師:菅野純夫、石川智則(医学部・生殖機能協関学)、須藤カツ子(東京医大・動物実験センター)、助教:今井千裕、大学院生:不殿絢子(医学部・生殖機能協関学))
本プロジェクトは、超高齢社会を迎えた我が国の最重要課題の一つである難治性慢性疾患を予防するため、成人病胎児起源説(Developmental Origin of Health and Disease, DOHaD)についてそのメカニズムを解明し、生殖・周産期からのアプローチにより先制医療を実現するための基盤を確立することを目的としています。本学附属病院で実施している母子コホート研究(Birth Cohort-Gene Environment Interaction Study in TMDU)をベースに、ヒト臨床に即した周産期リスクマウスモデルを作製し、周産期要因による疾患形質形成の分子機序の解明及び発症リスクを抑える周産期要件の科学的根拠の提示に取り組みます。
プロジェクトHP http://www.tmd.ac.jp/ppepi/index.html
本プロジェクトは、超高齢社会を迎えた我が国の最重要課題の一つである難治性慢性疾患を予防するため、成人病胎児起源説(Developmental Origin of Health and Disease, DOHaD)についてそのメカニズムを解明し、生殖・周産期からのアプローチにより先制医療を実現するための基盤を確立することを目的としています。本学附属病院で実施している母子コホート研究(Birth Cohort-Gene Environment Interaction Study in TMDU)をベースに、ヒト臨床に即した周産期リスクマウスモデルを作製し、周産期要因による疾患形質形成の分子機序の解明及び発症リスクを抑える周産期要件の科学的根拠の提示に取り組みます。
プロジェクトHP http://www.tmd.ac.jp/ppepi/index.html
溶骨性骨系統疾患の破骨細胞遊走性に着目した治療法開発 (研究代表者 江面陽一 准教授)
プロジェクト構成員(准教授:江面陽一、辻邦和(寄附講座:軟骨再生学)、麻生義則(寄附講座:整形外傷外科治療開発学))
本プロジェクトでは、超高齢社会の重要課題として注目される「高齢者身体機能低下」の根源となる運動器疾患の難治性局面のひとつ、溶骨症の病態解明と治療法開発を目指します。溶骨性病変形成の根源となる、破骨細胞の細胞骨格制御に注目して、遺伝子改変マウスを利用した評価法により新規治療法開発を目指した基盤的研究に取り組みます。
本プロジェクトでは、超高齢社会の重要課題として注目される「高齢者身体機能低下」の根源となる運動器疾患の難治性局面のひとつ、溶骨症の病態解明と治療法開発を目指します。溶骨性病変形成の根源となる、破骨細胞の細胞骨格制御に注目して、遺伝子改変マウスを利用した評価法により新規治療法開発を目指した基盤的研究に取り組みます。