教 養 部 ト ピ ッ ク ス


INDEX

新入生ガイダンスにて瀬川深先生のご講演(平成22年4月06日)

4月6日の新入生ガイダンスにおいて,本学出身の医師・作家である瀬川深先生(「mit Tuba」で第23回太宰治賞受賞)に,後輩たちに向けて,作家になったきっかけや学生時代に世界各地を旅行したことなどについて講演していただきました。

講演のスライド(PDF)はこちら(学内のみアクセス可)


和田勝先生の最終講義(平成22年3月22日)

平成22年3月末で定年退職される和田勝教授(生物学)の最終講義が,3月22日16:30より湯島キャンパス1号館9階特別講堂にて行われました。多数の卒業生や現役教員が聴講する中,「鳥類内分泌学40年 −鳥の生き方を追って」という演題で,医科歯科大での研究の取り組み,教養部への思いなど,熱く語られました。

当日講演スライド(PowerPoint)
最終講義案内ポスター(PDF)
和田勝先生のホームページ


岡崎三代先生の最終講義(平成22年3月22日)

平成22年3月末で定年退職される岡崎三代教授(化学)の最終講義が,3月22日15:00より湯島キャンパス1号館9階特別講堂にて行われました。多数の卒業生や現役教員が聴講する中,「拘りつづけて30年、本学発リポ蛋白分析法の開発」という演題で,医科歯科大での研究の取り組み,教養部授業の化学実験等の思い出話など,とても充実した1時間でした。特に、高速液体クロマトグラフィー(HPLC)のカラム開発から臨床検査法としての確立まで、岡崎教授のリポ蛋白プロファイルに対する情熱が伝わってくる講演でした。

当日講演スライド(PowerPoint)
最終講義案内ポスター(PDF)
岡崎三代先生のホームページ


公開シンポジウム「リベラルアーツ教育の高度化のための医歯学系教育モデルの形成」(平成21年度第6回教養部教員研修会)を開催(平成22年3月22日)

本年度特別教育研究経費による教養部の活動報告を兼ねた表記の公開シンポジウムを3月22日12:30〜14:30に湯島キャンパス1号館9階特別講堂にて開催しました。須田教育担当理事の挨拶の後,本プロジェクトの概要,自然科学,人文社会科学,フィットネスマネージメントの各分野での取り組みを紹介し,全体討論において活発な議論が交わされました。

シンポジウムのポスター

事業紹介ページ


学生と教員との懇談会(平成21年度第5回教員研修会)を開催(平成22年3月18日)

平成21年度全学共通科目修了式および修了パーティーに引き続いて,3月18日13:30よりヒポクラテスホール6番教室において,第5回教員研修会として,学生と教員との懇談会を開催しました。

詳しくはこちら


平成21年度第4回教養部教員研修会を開催(平成22年2月5日)

平成21年度東京医科歯科大学教養部教員研修会を2月5日14:00〜17:00に教養部会議室にて開催しました。桜美林大学教授・井下千以子先生をお招きして,「大学における学びの礎を築く ーライティング教育とCurriculum Developmentの視点からー」という演題でご講演いただき,「書くこと」の教育と,それを通したカリキュラムデザインについて議論を行いました。

詳しくはこちら


平成21年度合同セミナーを実施(平成21年9月24日〜25日)

9月24日・25日の両日、教養部の主催により湯島キャンパスにおいて、第1学年および保健衛生学科3年次編入生を対象とした「平成21年度合同セミナー」が実施されました。

この合同セミナーは、学科の枠を越えた幅広い視点と相互理解を育み、将来のチーム医療に必要な基礎づくりに貢献することを目標に、全学科の学生が共通のテーマを題材に議論を尽くすものであり、本年で6回目を迎える試みです。

本年度は、テーマ「貧困への対処と医療・福祉の再建―日本の社会が進むべき道とは?」のもとで、基本文献「ルポ貧困大国アメリカ」(堤未果・岩波新書)、「反貧困」(湯浅誠・岩波新書)、映画「Sicko」などを題材として、貧困問題と医療・保険制度に関わる活発な議論が行われました。議論の結果はグループごとにまとめられ、2日目にはPowerPointを用いたグループ発表および全体討論が行われました。

当日のプロダクトやアンケートはこちら(学内のみアクセス可)


国立美術館キャンパスメンバーズについて

本学学生証の提示で常設展は無料で鑑賞できます。ぜひ利用してください。詳しくはこちら


畔柳和代准教授の訳書 『マン・オン・ワイヤー』

本学教養部畔柳和代准教授の新しい翻訳本『マン・オン・ワイヤー』が白揚社から出版されました。

フィリップ・プティー『マン・オン・ワイヤー』

白揚社、2009/06、318ページ、ISBN:9784826990448、\2200(+税)

詳しくはこちら


平成20年度「現代パフォーミングアーツ入門」特別授業
      〜ヴァイオリン&バンドネオンによるクラシックとアルゼンチンタンゴの夕べ(平成21年2月3日)

平成13年度より教養部で開講している自由教育セミナー科目「現代パフォーミングアーツ入門」(担当:徳永准教授)では、毎年一流の演奏家を大学にお招きして生演奏を鑑賞する機会を設けてきました。平成16年度からは、教養部生以外の方にも参加していただけるように、会場を湯島キャンパスに移してコンサートを開催しています。

今回お招きしたのはヴァイオリニスト・鈴木理恵子さんと、バンドネオン奏者・北村聡さんです。鈴木さんはクラシック、北村さんは主にアルゼンチンタンゴの分野でそれぞれトップ奏者として活躍されていますが、同時にジャンルを超えた活動に意欲的に取り組んでおられます。当日は演奏機会の少ない現代作品を含め、このお二人ならではのユニークなレパートリーが多数演奏されました。

当日のプログラムと写真はこちら


学生主催の学習プロジェクト"Lunchtime Lectures in English"(平成20年11月〜平成21年1月)

教養部2年生の有志により、2008年11月より、「Lunchtime Lectures in English」(通称 LLiE)という企画を行っています。

本企画は、本校の英語科担当講師に昼休みの時間帯を使って様々なテーマで講義をしていただき、教養学部生の語彙力強化の機会を設けようという意図で立ち上げられました。 事前にabstractやvocabularyをまとめた資料を配布し、また、講義をきいたあともWebサイトで講義内容を復習できるようになっています。 今期間中には、Tromovitch先生・Lancaster先生・La Vielle先生・Kawabata先生・Taylor先生・Burrett先生に講義をしていただきました。

当企画のWebサイト(http://lunchtimelectures.wordpress.com/)では、過去の講義の内容紹介が掲載されており、オーディオファイルや講義のスクリプト、追加資料、そして講義風景の写真なども随時アップされています。本年度の企画は終了してしまいましたが、このWebサイトでの学習もできるので、ぜひご覧になってみてください。
(以上、LLiE実行委員会より)

この企画は、21年度も継続して実施されるとのことです。昼休みの時間帯を利用して実施されており、「昼食を食べながらの聴講可なので、気軽にお越しください」とのことですので、新入生の皆さんもぜひ参加してみてはいかがでしょうか。



平成19年度合同セミナーを実施(平成19年9月27日〜28日)

9月27日・28日の両日、教養部の主催により国府台キャンパス(1日目)および湯島キャンパス(2日目)において、第1学年および保健衛生学科3年次編入生を対象とした「平成19年度合同セミナー」が実施されました。

この合同セミナーは、学科の枠を越えた幅広い視点と相互理解を育み、将来のチーム医療に必要な基礎づくりに貢献することを目標に、全学科の学生が共通のテーマを題材に議論を尽くすものであり,本年で4回目を迎える試みです。

本年度は、ビデオ「ハンセン病 奪われた命」(NHK「クローズアップ現代」より)、課題図書「ハンセン病問題は終わっていない」(南日本放送ハンセン病取材班編・岩波ブックレット)などを題材として、生命倫理・医療倫理に関わる活発な議論が行われました。また議論の結果は各グループごとにパソコンによってまとめられ、2日目にはPowerPointを用いたグループ発表および全体討論が行われました。

当日の様子はこちら


水野准教授が戦略スタッフとしてソフトテニス世界選手権優勝に貢献(平成19年9月8日〜13日)

本学教養部の保健体育学担当の水野哲也准教授が日本代表チームの戦略スタッフとして参加した第13回ソフトテニス世界選手権(韓国・安城市、2007年9月8日〜13日)において、日本代表チームは男子団体優勝、女子団体準優勝という好成績を挙げました。

 ご存知のように、水野准教授はソフトテニスの元全日本チャンピオンで、ソフトテニスの普及発展に尽力し、現役を退いてからも日本ソフトテニス連盟の依頼で、17年前から強化スタッフ(トレーニングドクター)として、日本代表チームの医科学サポートを行っています。

続きはこちら


越野和樹准教授(物理学)が日本物理学会若手奨励賞を受賞

本学教養部の越野和樹准教授(物理学)が、今度新しく制定された日本物理学会若手奨励賞(領域11:物性基礎論・統計力学分野)を受賞しました。

多くの学会が、このような賞を設けて若手の育成に役立てているなか、日本物理学会はこれまではこのような授賞を行ってきませんでした。大きな大学、研究所への就職では、賞の記録より論文のなかみで勝負するのだから、このような賞は無意味であるという意見が強かったからです。しかしながら、物理学会の若手が応募する職種が、物理学全般、自然科学などの広い範囲に広がり、専門分野における専門的評価だけではなく、学会賞の受賞歴などが考慮される度合いが増えてきました。そこで、将来の物理学を担う優秀な若手研究者の研究を奨励し、学会をより活性化するために本賞を設けることにした(日本物理学会理事会制定理由書より抜粋)そうです。

その記念すべき第1回の若手奨励賞を、本学教養部の越野准教授が受賞することになりました。受賞の対象となった研究タイトルは、「量子ゼノ効果と測定問題の理論的考察」です。受賞者は今年度の秋季大会(札幌で9月開催)において、授賞記念講演を行うことになっています。

受賞理由はこちら

受賞の対象となった論文:



清田教授・徳永准教授他の著書『臨床検査学講座 数学/統計学』

本学教養部の清田正夫教授、徳永伸一准教授他による著書 『臨床検査学講座 数学/統計学』(医歯薬出版)を紹介します。

詳しくはこちら


岡崎教授・奈良准教授の著書 『臨床検査学講座 化学』

本学教養部の岡崎三代教授、奈良雅之准教授による著書『臨床検査学講座 化学』(医歯薬出版)を紹介します。

詳しくはこちら


教養部自由選択科目の成果を学会で口頭発表(平成19年5月19日〜20日)

3年生で学会口頭発表! 〜 生体分子分光学演習

森下真紀さん(現在、歯学部歯学科3年生)は第68回分析化学討論会(宇都宮大学峰キャンパス 5月19日-20日)にて、「赤外分光法による唾液成分の状態解析: ファイバープローブ型ATRによるアプローチ」というタイトルで口頭発表を行いました。

これは教養部自由選択科目「生体分子分光学演習(担当:奈良雅之 准教授)」の授業の延長上で、2年生の半年もしくは1年間、担当教員の研究分野に携わることにより、学部に進学する前に研究マインドを育成しようという教養部のカリキュラム(試行)の一環です。森下さんは昨年度の古荘泰佑君(医学科)に続いて学会発表を 体験した2人目となります。しかも3年生になったばかりの学生が口頭発表をしたのは我々にとって初めてのことですので快挙といえるでしょう。

続きはこちら


鈴木直教授の著書 『輸入学問の功罪―この翻訳わかりますか?』

本学教養部の鈴木 直教授による著書『輸入学問の功罪―この翻訳わかりますか?』が筑摩書房から出版されました。

詳しくはこちら


和田勝教授の新教科書 『基礎から学ぶ生物学・細胞生物学』

本学教養部の和田 勝教授による著書『基礎から学ぶ生物学・細胞生物学』が羊土社から出版されました。

詳しくはこちら


畔柳和代助教授の訳書 『ハルキ・ムラカミと言葉の音楽』

夏目漱石『三四郎』、村上春樹『ノルウェイの森』、『ねじまき鳥クロニクル』などの英訳を手がけてきた著名な日本学者ジェイ・ルービン教授の本格的な村上春樹論 "Haruki Murakami and the Music of Words"(ハーヴィル出版、2002 年)の翻訳が新潮社より出版されました。訳者は本学教養部英語科の 畔柳 和代 助教授 です。

ジェイ・ルービン『ハルキ・ムラカミと言葉の音楽』
新潮社、2006/09、463ページ、ISBN:410505371X、\3.150

詳しくはこちら


学生主催の教養学習プロジェクト「教養ルネサンス」のお知らせ(平成18年12月)

有志学生団体により、「教養部での学びを別の視点から再考する」ということを試みる、「教養ルネサンス」という企画を展開します。

「教養ルネサンス」は、「特別講演会」「冊子」「WEBサイト」という3つの媒体により、教養の様々な側面を教養部全体に発信していくという企画です。

「特別講演会」
冬期休暇期間中の12月26ー28日の3日間、湯島キャンパスにて、教養部の先生15名による特別講演会を開催します。詳細は、掲示板、もしくはWEBサイトをご参照下さい。
「冊子」
教養部の先生方による学説的内容の寄稿、企画運営委員からの記事を掲載します。2月下旬頃に、教養部へ配布予定です。
「WEBサイト」
本企画の更新情報、その他興味深い内容を随時更新していきます。
サイトへのリンクはこちら です。
(以上文責:教養ルネサンス運営委員会)


日刊工業新聞にて研究紹介(平成18年9月)

9月15日の日刊化学工業新聞に、教養部 奈良雅之 助教授の研究が紹介されました。

奈良助教授らは、赤外線を用いて唾液1滴でチオシアン酸濃度を定量分析する手法を開発しました。喫煙者と非喫煙者を簡単に識別する手法として、注目を集めています。

また、身近な社会と関わりが深い研究成果として、日本分析化学会第55年会(9月20日ー22日 大阪大学)の小冊子「展望とトピックス」に、「赤外分光法による唾液中チオシアン酸の定量解析」(奈良雅之、山村知里、栗原由利子、山崎統資)が選ばれました。

研究成果の詳細はこちら日本分析化学会第55年会「展望とトピックス」より)

このような先端的な研究には、教養部、学部の研究スタッフだけでなく、医学部学生の山村知里さん(当時2年生)が「ミニ卒論」(生体分子分光学演習)の研究テーマとして貢献しています。



教養部自由選択科目の成果を学会発表(平成18年3月27日〜30日)

2年生で学会デビュー! 〜 生体分子分光学演習

古荘泰佑君(20)(発表時 医学科2年生)は日本化学会第86春季年会(平成18年3月27日〜30日、船橋)にて、「ATR-FTIR法によるキンギョのウロコの状態解析」というタイトルでポスター発表を行いました。当日は一線で活躍されている研究者を相手に、ポスターの前に立って休む間のなく議論を深めました。

これは、自由選択科目「生体分子分光学演習(担当教員 奈良雅之)」の授業の一環として、これまでに取り組んできた研究成果を本格的に学会発表するという新しい試みです。

続きはこちら


全学共通科目修了式と第4回FD(平成18年3月16日)

平成18年3月16日(木)午後1時よりヒポクラテスホール1番教室において、FD・評価委員会と学生委員会の主催により修了の式が開かれました。 教養部での1年間および2年間の締めくくりとしてアンケート調査、各学科代表の学生による教養部での成果のプレゼンテーションが行なわれました。和田教養部長より自由選択科目最多履修者および学力認定試験優秀者に表彰状および副賞(図書カード)が授与されました。 医学科・歯学科2年生、保健衛生学科・口腔保健学科1年生の進級発表、ならびに保健衛生学科3年次編入生の成績発表が行なわれ、その後生協食堂において、祝賀会が開かれました。その後、第4回教養部FDとして意見交換会が行なわれました。

詳しくはこちら



平成17年度第3回教養部FD 諸星裕 桜美林大学大学院教授 講演会(平成17年11月16日)

平成17年度東京医科歯科大学教養部・医学部・歯学部教育研修会として、教養部大久保和正教授の企画により、桜美林大学大学院教授・諸星裕先生の講演会「大学教員評価について考える」が11月16日18:00−20:00に歯学部特別講堂にて開催されました。

詳しくはこちら

講演会資料はこちら(PDF・学外アクセス不可)


子供自然科学公開講座:平成16年度の記録と平成17年度のお知らせ

教養部では、毎年夏休みに地元の小学生を対象とした公開講座を開催しています。その1つ「子供自然科学公開講座」について、昨年度の記録をこちらにアップロードしました(画像多数)。

本年度も8月8-9日の2日間、教養部にて同講座が開催されます。本年度より受講料は無料となり、傷害保険料200円のご負担のみで受講していただけるようになりました。7月15日(金)より申し込みを受け付けますので、奮ってご応募ください。詳細はこちらを。



話題の映画の原作本 『ヒトラー 最期の12日間』

戦後60年、そして「日本におけるドイツ年」である今年、映画『ヒトラー 〜最期の12日間〜』(オリバー・ヒルシュビーゲル監督)が7月9日よりシネマライズ他にて封切られ、順次全国で上映されます。独裁者ヒトラーを一人の人間として描いた問題作として、昨年ヨーロッパで大きな話題を呼びました。映画の公式サイトはこちら

この映画の原作となっているのはヒトラーの女性秘書ユンゲの回顧録と、歴史家・ジャーナリストであるヨアヒム・フェストの著作です。そのフェストの著作『ヒトラー 最期の12日間』が岩波書店より6月21日に刊行されました。訳者は本学教養部の鈴木直教授です。岩波書店による紹介ページはこちら(鈴木教授によるメッセージも掲載)。7月発売の雑誌「BRUTUS」には鈴木教授によるヒルシュビーゲル監督のインタビューも掲載されますので、是非そちらもご覧ください。

なお鈴木教授のその他の最近の翻訳としては、2005年1月に筑摩書房よりマルクスコレクションIV,Vとして『資本論』が刊行されています(各版の序文と後記、4章〜9章、13章〜23章を担当)。



科学基礎実験「人造イクラを作ろう」のテレビ放送

科学基礎実験「人造イクラを作ろう」(担当:勝又敏行助手)の様子が科学技術振興機構によるサイエンスチャンネルの「隠し味はサイエンス!〜パラケルススの科学レシピ〜(1)コピー食品を食べる!」の中で紹介されます。放送時間は以下の通りです。ぜひご覧ください(スカイパーフェクTVやケーブルテレビの他、インターネットでも見ることができます)。

サイエンスチャンネルCS放送(スカイパーフェクトTV/765チャンネル)
隠し味はサイエンス!〜パラケルススの科学レシピ〜(1)コピー食品を食べる!
【初回放送】 4月8日(金) 17:00〜17:30 
【再放送】  4月15日(金) 16:00〜16:30

インターネットで視聴するためにはRealPlayerが必要です。あらかじめページ左側の一番下のRealPlayer Download のボタンから無料のRealPlayerをダウンロードし、インストールしておいてください。放送時間中にサイエンスチャンネルのウェブサイト(こちら)にアクセスし、ページ左側中央付近の「LIVE映像 512K」の脇にあるPLAYボタンを押すと視聴できます(インターネット放送の時間外は「*」となっていますが、15:00を過ぎてからアクセスするとPLAYボタンにかわります)。

撮影時の様子はこちら


平成16年度 教養部授業科目「バイオエシックス(応用編)」の成果を刊行

教養部の田中智彦助教授は、1年次で学ぶ「医の倫理」のアドバンストコースとして、具体的事例の検討をつうじて「医療上の意思決定が直面する現実」とその「困難さ」に触れることを目的とし、「バイオエシックス(応用編)」を開設しています。

この科目では、学生達が、ビデオで見た具体的なケースに基づいて議論を重ね、参考文献にあたるなどして当初の見解を「裏打ち」もしくは「修正」し、新たな知識や見解をもち寄って問題となっていることがらについて再度検討します。このプロセスをいくつかのテーマについて繰り返すことにより、より良い意思決定のあり方、その可能性と限界とを考えてゆきます。

このたび、平成16年度にこの科目に参加した学生達と田中さんが、その成果を冊子としてまとめ、刊行しました。Web上にもそのPDFファイルを公開します。こちら(PDFファイル、6.2MB)をご覧ください。



全学共通科目修了式と第4回FD(平成17年3月17日)

3月17日(木)午後1時よりヒポクラテスホール1番教室において、医学科・歯学科2年生、保健衛生学科・口腔保健学科1年生の進級発表、ならびに保健衛生学科3年次編入生の成績発表が行なわれました。平成16年度はFD・評価委員会と学生委員会の主催により、進級発表に続いて全学共通科目修了式およびFDを兼ねた学生との懇談会が開かれました。

修了式には150名以上の学生と教員17名が参加しました。和田教養部長から進学生へお祝いのメッセージののち、自由選択科目を数多く履修した2年生4名の名前が、教養部長より以下の通り発表されました。

矢島秀起(医)、千代延記道(医)、東 盛志(医)、池田裕一(歯)

詳しくはこちら


「現代パフォーミングアーツ入門」特別授業
      〜ウード&ヴァイオリンによるアラブ民俗音楽の夕べ(平成17年2月1日)

平成13年度より教養部で開講している自由教育セミナー科目「現代パフォーミングアーツ入門」では、毎年一流の演奏家を大学にお招きして生演奏を鑑賞する機会を設けていますが、今年度は初の試みとして、教養部生以外の方にも参加していただけるよう、会場を湯島キャンパスに移してコンサートを開催しました。

今回お招きしたのはウード奏者・常味裕司さんと、ヴァイオリニスト・喜多直毅さんです。常味さんによるわかりやすい解説と共に、ウードとヴァイオリンによる本格的なアラブ民俗音楽の演奏を聴かせていただきました。

詳しくはこちら


平成16年度 教養部主催「合同セミナー」と第3回FD(平成17年1月18日)

2005年1月18日(9:00〜17:40)湯島キャンパスにおいて、1年生、保健衛生学科3年次編入生を対象とする「合同セミナー」が開催されました。すべての学科の学生がともに学ぶ教養部の特性を活かし、参加者全員が学科を横断して共通のテーマに取り組みました。このセミナーを通して、学科の枠を越えた幅広い視点と相互の理解を育むこと、そして将来のチーム医療に必要な基礎づくりに貢献することをめざしています。

また今回の「合同セミナー」は、教養部の第三回FDとしても行なわれており、FDの一環として、閉会式後には教員による意見交換会も催されました。学科を横断した教員26名が参加し、活発に意見を交換しました。

詳しくはこちら (当日のプレゼンテーションファイルも見られます)

当日実施した学生アンケートの結果はこちら


話題の書『占いの謎 いまも流行るそのわけ』

本学教養部の板橋作美教授による著書『占いの謎 いまも流行るそのわけ』が文春文庫として出版されました。

12月になると、女性誌の「来年の運勢」特集が目につきます。女性誌にかぎらず、多くの雑誌、新聞、テレビ番組にも占いコーナーはあります。占いを中心とするテレビ番組もあります。インターネット上で気に入った占いのページを、毎月、毎週、あるいは毎日クリックして読んでいる人もいるでしょう。インターネットで、気になることを好きな方法でひっそりと占うこともできます。たとえテレビ番組という「公」のものであっても、私たちが見聞きする占いは、多くの場合は個人単位で関わることが多いものです。

『占いの謎』は、占いというものを大きく捉え、さまざまな種類の占いを取り上げながら、文化人類学の立場からその本質を考察する書です。「いまも流行るそのわけ」という副題のとおり、いまも人気の高い血液型占い、西洋占星術、風水等を取り上げ、ほかにも日本各地の地誌から豊富な例が引かれています。占いにおける言葉を考察し、また、ある絵画を論じつつ、人が「ものを占う」際にしていることをときあかしていきます。占いが大好きな人も、ハイテク社会における占いの流行を不思議に思う人も、「占い」という行為について、そして私たちの物の見方について、改めて考えるきっかけとなる一冊です。



平成16年度 教養部FD Joel Barish教授 講演会(平成16年12月1日)

教養部の平成16年度第2回教育研修会として、12月1日午後6時30分より8時15分まで医歯学総合研究棟5階コンファレンス室3において、バリッシュ教授(医歯学教育システム研究センター)による講演会“Transition to Medical Education”が開かれました。アメリカのメディカル・スクールの入学要件、MCAT、本学における授業(1-5年生)のお話、日米医学教育の比較を通して、医療現場における言葉の重み、自分でものを考え、調べる力を養成する大切さ、日本の文化に合った医学教育の必要性を強調されました。

詳しくはこちら

Joel Barish教授のプロフィール
1942年生まれ。ディクソン大学理学部、ジェファーソン医科大学卒業。1994年よりコロンビア大学内科準教授、2002年よりセントルーカス・ルーズヴェルト病院内科副部長を歴任し、2004年1月より医歯学教育システム研究センター客員教授。専門は内科学。




平成16年度 教養部FD 佐藤学東京大学教授 講演会(平成16年10月2日)

教養部FD・評価委員会が主催する研修会の一環として、10月2日午後2時より、佐藤学先生の講演会「教養教育と専門家教育の接合」が本学湯島キャンパス歯学部特別講 堂で開催されました。今回は「行動する研究者」として知られる佐藤先生(東京大学大学院教育学研究科長、教育学部長)をお招きし、大学のあり方にかかわる大きな問題について論じていただきました。学内および学外から約60名の参加者が集まり、講演後には参加者による討論会が行なわれました。

詳しくはこちら
講演内容と質疑応答の詳細はこちら(PDFファイル)


話題の訳書『<ほんもの>という倫理--近代とその不安』

カナダの哲学者チャールズ・テイラーの著書『<ほんもの>という倫理--近代とその不安』(産業図書)が2004年2月に刊行されました。訳者は本学教養部の田中智彦助教授(哲学)です

個人主義、自分に関することを自分で決めるという自由、多様性、差異、価値観、相対主義、ニヒリズム。これらについてテイラーは読者に静かに語りかけ、個人と社会の関わりについて、一人ひとりの問題として問いかけます。池内恵氏は読売新聞紙上で「ここには『ほんもの』についての『ほんもの』の考え方がある」と評しました(全文はこちら)。また朝日新聞に掲載された鷲尾清一氏の書評には、「もっともっと日本語で紹介されていい思想家だ」とあります(全文はこちら)。

テイラーの言葉は、決してかたくはありません。本書は1991年にラジオ放送された講義に基づいています。訳文も、「ほんもの」というキーワードの訳語に代表されるように、わかりやすい口語体です。教養部生の間にじっくり読む本の一冊に、いかがでしょう?

田中助教授からのメッセージ:
"読書はときとして、時間を超え、あるいは空間を超えて、著者との「対話」を可能にしてくれます。一冊の本が、私たちにいながらにして別の時間、別の空間をひらいてくれる「扉」となります。この『〈ほんもの〉という倫理』は私にとって、まさにそうした一冊でした。それゆえ今回の翻訳では、ひとりでも多くのひとにテイラーの「ことば」が伝わるようにと、そういう想いで推敲を重ねました。この訳書がテイラーとみなさんとの「架け橋」になってくれるとしたら、そしてそこから、みなさんの前に「新しい世界の風景」がひらけてくるとしたら、訳者としてまたとない喜びです。"



ガーデンパーティー(平成16年7月14日)

教養部学生委員会は年に数回、留学生との食事会を行なっています。今年度第一回はゴールデンウィーク後に、留学生7名、チューター6名、教員12名の総勢25人が集まってにぎやかに過ごしました。また、昨年度はFD委員会の主催により、湯島キャンパスに進学する学生の送り出しコンパが国府台キャンパスで開かれました。進学判定の結果が発表される日(医・歯学科は12月、保健衛生学科は3月)に軽食を囲んで学生と教員でお祝いをしました。

今年度は学生全員を対象に交流会を開くことになり、夏休みも近づいた7月14日17時15分よりはじめてのガーデンパーティーを生協前で行ないました。この芝生には今年からテーブルが置かれ、昼休みや授業の合間に活用されています。14日夕方はそこにベンチ等が運ばれ、ソフトドリンクや菓子を並べて、懇親会が催されました。激しい暑さのなか、蚊に襲われながら、教員13名、学生22名が参加し、数時間にわたっておしゃべりをしました。暗闇のなかで23時まで語りあう教員と学生もいました。

当日の様子


連携教育「合同セミナー」(平成16年1月実施)


リンク:   [教養部][東京医科歯科大学][留学生センター Home]