2009年8月1日から、東京医科歯科大学は国立美術館のキャンパスメンバーズです。
本学の学部学生、大学院学生、歯科技工士学校生、教職員は、各館の改札又は券売所で、キャンパスメンバーズを利用すると言って学生は学生証、教職員は身分証明書を提示をすると、常設の所蔵作品展は無料で見ることができます。
学生証、身分証明書を持参していない場合、特典を受けることはできないので、注意してください。また、特別展・共催展の場合は、無料ではなく、「割引観覧」(学生は各展覧会の「大学生団体料金」、教職員は「一般団体料金」が適用されます。)
になります。なお、国立新美術館は収蔵作品を持たないので、企画展の割引だけになります。
上野の国立西洋美術館、竹橋の東京国立近代美術館、乃木坂にある国立新美術館、京都の京都国立近代美術館、大阪の国立国際美術館の利用が可能ですが、ここでは東京地区の常設展を行なう2館について述べます。

本館は、フランス人建築家ル・コルビュジエの設計により、1959(昭和34)年3月に竣工した建物として有名です。世界遺産の指定を目指している歴史的建造物です。収蔵品は松方コレクションを元にしています。松方コレクションというのは、川崎造船の社長だった松方幸次郎がヨーロッパ各地で集めた絵画や彫刻です。第二次世界大戦後にサンフランシスコ平和条約により、フランスの所有に帰しましたたが、その後フランスと交渉して収蔵作品を展示する美術館の建設を条件に返還が約束され、上記のようにフランス人であるル・コルビュジエの設計に基づく建物の建築が国の施策として行われ、ドゴール大統領の行政命令により返還されたという経緯があります。
前庭には、誰もが知っているロダンの「考える人」、「地獄の門」、「カレーの市民」、ブールデルの「弓を引くヘラクレス」が展示されています。収蔵作品は豊富で、すべてが展示されているのではないので定期的に訪れることを進めます。印象派のルノアールの有名は「アルジェリア風のパリの女たち」などきっと聞いたことがある作品があるはずです。収蔵作品については下記のHPを参照してください。
収蔵作品一覧 http://www.nmwa.go.jp/jp/collection/introduction.html
本館は、地下鉄東西線竹橋駅を降りてお堀を越えて坂をあがった、北の丸公園の一角に東京国立近代美術館はあります。日本の近代の作家の作品を日本画、油画を初めとして多数収蔵しています。常設の展示作品がたくさんあるので、いつ行っても楽しめます。横山大観の「生々流転」、岸田劉生の「麗子五歳之像」、佐伯祐三のの「ガス灯と広告」などなどなど本当に多数あります。4階のお堀を望む休憩コーナーでゆったりと時を過ごすこともできますし、併設されたミュージアムショップもレストランも楽しめます。
収蔵作品検索 http://search.artmuseums.go.jp/
意外と知られていないのが、この工芸館です。工芸館は、近代美術の中でも工芸およびデザイン作品を展示紹介する、東京国立近代美術館の分館として、昭和52(1977)年11月15日に開館しました。建物も一件の価値があり、明治43(1910)年3月に陸軍技師・田村鎮(やすし)の設計により、旧近衛師団司令部庁舎として建築されたものを使っています。明治洋風レンガ造り建築の一典型として重要文化財に指定されています。
工芸館では、明治以降の日本と外国の工芸およびデザイン作品を収集しています。とくに多様な展開を見せた戦後の作品に重点が置かれ、陶磁、ガラス、漆工、木工、竹工、染織、人形、金工、工業デザイン、グラフィック・デザインなどの各分野にわたって、総数は約2840点(平成21年3月31日現在)を収蔵しています。
身分証明書を持って、アートの香りを求めて、これらの施設を訪ねるのはいかがですか。ぜひキャンパスメンバーズを有効にご利用ください。
(文責・和田勝)
なお、このページの写真はそれぞれのHPから借用しています。