外来のご案内

手技・検査

レーザー治療

赤あざ、茶あざ、青あざ、シミ、脱毛などに効果がある3機種のLASERがあります。

  • Vbeam (色素LASER)

    保険適応
    単純性血管腫、苺状血管腫、毛細血管拡張症
    保険適応外
    酒さ、肥厚性瘢痕など
  • The Ruby Z1 (Qスイッチ付ルビーLASER)

    保険適応
    太田母斑、扁平母斑、異所性蒙古斑、外傷性色素沈着症
    保険適応外
    色素性母斑、刺青、老人性色素斑、脂漏性角化症など

なおLASERに関しては一度通常の外来を受診していただき、あざ・しみ外来を予約し照射しています。

  • 内視鏡手術

    2~3ヶ所の小切開から5mm径の硬性鏡(胃カメラの小型化したようなもの)、手術器械を挿入し、手術を行うものです。傷跡を短く、深いところの視野をよくできる利点があります。皮下腫瘍の摘出や、前額リフトなどに利用しています。

  • マイクロサージャリー

    顕微鏡をのぞきながら行う手術です。形成外科では1-2mmの血管や神経を繋ぐ時に顕微鏡で拡大しながら髪の毛より細い糸で丁寧に縫合します。悪性腫瘍切除後の遊離皮弁移植や、知覚再建・顔面神経麻痺の神経吻合などに利用しています。

  • 骨切り・骨延長

    形成外科では頭蓋顎顔面、指趾の骨を取り扱います。骨切りの機械は電動式を使用しています。骨延長とは骨に切れ目を入れ少しずつ移動させて、その間に骨組織を再生させ、骨を延ばす治療法です。

  • 冷凍療法

    液体窒素・ドライアイスを用いて、いぼや皮膚腫瘍の治療を行っています。

  • 写真撮影

    2400万画素一眼レフデジタルカメラを用いた記録写真を撮影してデータベース化しております。術前術後の形態・色評価を行っています。

  • レントゲン・CT・MRI・エコー・シンチグラム

    放射線部と協力して各種検査を行っております。

  • ドップラー血流計・経皮的酸素分圧計

    皮弁血流、虚血性病変の評価を行っています。

  • ダーモスコープ

    あざ・皮膚腫瘍の診断を行っています。

  • 知覚検査

    触覚、痛覚、温冷覚、2点間識別などの検査を行っています。

  • 眼球突出計

    眼窩部骨折の評価に用いています。

  • 簡易体圧測定器

    褥瘡の評価などに用いています。

主な業績

  • 岡崎睦、多久嶋亮彦、波利井清紀.浅・深腸骨回旋動静脈を茎とする血管柄付き遊離腸骨移植 形成外科 2008; 51: 401-409
  • 岡崎睦、朝戸裕貴 植皮術の適応と問題点.PEPARS 2005; 1: 1-8.
  • 田中顕太郎、森 弘樹、高橋 英至、秦 維郎. 当科におけるレーザー治療の現況. 第47回日本形成外科学会総会学術集会 新宿区 2004 4
  • 森 弘樹、飯田秀夫、鈴木真澄、他. デジタルカメラ移行後の工夫と利点・欠点. 第238回日本形成外科学会東京地方会 渋谷区 2004 7
  • Hata Y, Matsuka K, Ito O, et al. Treatment of Nevus Ota: Combined Skin Abrasion and Carbon Dioxide Snow Method. Plastic and Reconstructive Surgery 97: 544-554, 1996
  • 秦 維郎. 太田母斑(a)皮膚剥削・雪状炭酸併用療法. 形成外科 37: S31-34, 1994