あざ・しみ
当院ではあざ・しみの専門外来を設け、レーザー治療・内服治療・外用治療を行っています。
あざ・しみの種類
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赤あざ
毛細血管の異常が皮膚から透けて見えることで赤色に見えます。
単純性血管腫、毛細血管拡張症、いちご状血管腫などがあります。 -
青あざ
灰白色や青色を呈し、皮膚の深いところにメラニン細胞が集まってできたものです。
太田母斑、蒙古斑(異所性蒙古斑)、青色母斑などがあります。 -
茶あざ
盛り上がることのない扁平な茶色の色素斑でカフェオレ斑とも呼ばれます。扁平母斑があります。
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シミ・そばかす
シミといっても様々な種類があり、日光にあたることでできるいわゆるシミ(老人性色素斑)のほかに、ホルモンのバランスが崩れることでできる肝斑、ニキビ跡・傷跡の周囲にできる炎症性色素沈着などがあります。またそばかすは雀卵斑とも呼ばれ、思春期によくできます。
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刺青
ファッション感覚で入れられた一般的な刺青と交通事故などで傷ができてしまい砂やコンクリートなどが異物として混入し異物沈着症となる外傷性刺青があります。
保険診療でできる治療
太田母斑、扁平母斑、蒙古斑、外傷性刺青、単純性血管腫、毛細血管拡張症、イチゴ状血管腫
上記に対してのレーザー治療は保険適応です。その他のレーザー治療、内服治療、外用治療は自費診療となります。
レーザー治療
レーザーで血管・メラニン・異物を選択的に破壊して、あざ・シミ・刺青の治療を行います。
使用機種
- Q スイッチルビーレーザー
- ロングパルスアレキサンドライトレーザー(2024年1月末で終了)
- 色素レーザー
麻酔
基本的には氷で冷やす程度ですが、痛みに弱い方や広範囲の場合には皮膚に塗る麻酔や小児の場合は入院し全身麻酔で行うことがあります。
照射回数・間隔
回数は種類によって異なります。期間は1ヶ月−3ヶ月に1回の照射が目安となります。
レーザー照射日
毎週火曜日午後
内服治療
肝斑やシミの治療でビタミンCとトラネキサム酸内服治療を行っています。
外用治療
シミの治療としてトレチノイン療法を行っています。