
学内研修(令和4年度)
- 大学初期研修の概要と特色
- 大学の小児科は各診療グループ(血液・腫瘍・免疫、循環器、神経、腎臓・膠原病、内分泌、新生児) が独立して診療を行っているのが特色です。そのため各研修医は1ヶ月毎にいずれかの診療グループに所属していただき、診療を行います。
診療は各診療グループ長をトップに、病棟シニア医師、後期研修医(レジデント)、初期研修医の、いわゆる屋根瓦式による診療グループを形成し行います。
大学病棟研修の特徴として、毎朝8時に開催される朝のカンファランスがあります。ここは、診療を行う上でのdecision makingの場であり、各グループ毎に、入院、退院症例を発表する他、重点症例という形で、診断や治療に迷う症例、あるいは希少疾患や教育的示唆に富む症例の検討を行います。このプレゼンテーションはパワーポイントで作成され、研修医の先生にとっては毎回作るのは大変ですが、これを続けるうちに自然とプレゼンテーション能力があがります。また多くの症例がしっかりとした形でまとめられているので、聞いているだけでも大変勉強になります。一般病院ではなかなか経験できない、充実した研修ができるはずです。こうした症例を適切にまとめ、良いプレゼンテーションをできるようにすることも、大学の研修の大きな目標の一つになります。
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そのほか主な週間予定として、月曜日夕には科のセミナーであるマンデーセミナーが行われます。ここでは複雑な症例の検討や、論文抄読、学会発表の予演や、外部講師を招いての講演会など、有意義で興味深い内容が数多くあります。
- 小児科の初期臨床研修医数
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- プログラム1
4人 2か月
- プログラム2
小児科複数月選択(2~4か月): 5人(15か月・人)
- 周産期重点プログラム
小児科重点2年目:2人(13か月・人)
小児科重点1年目:2人(8か月・人)
- 小児科の後期研修医数(大学病棟)
- 7人(84か月・人)
- 大学附属病院での研修体制
- 以下のスタッフ構成による屋根瓦式、グループ診療制
- 病棟シニア医師(各専門診療指導医クラス)(1~2名)
- 病棟医(小児科専門医取得後、専門領域研修中医師)(1~2名)
- レジデント(後期研修医)(0~2名)
- 初期研修医(1~3名)
