東京医科歯科大学小児科

東京医科歯科大学小児科は、日常的な小児医療から難病の治療まで、
患者様の立場に立った優しい医療を行っています。

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入院診療のご案内

チャイルド・ライフ・プログラム~子どもと家族が困難を乗り越える力をサポート~

チャイルド・ライフ・スペシャリスト(CLS)
チャイルド・ライフ・スペシャリスト イメージ
処置、検査への恐怖、病気や病状に対する不安、家族と離れて過ごす寂しさ、友達と違う体験をする孤独感など様々な困難に向き合う子どもと家族に対し、チャイルド・ライフ・スペシャリスト(CLS)は心理社会的側面からそれらを乗り越えていくお手伝いをする職種です。

CLSは北米で発展普及してきた職種です。CLSの資格は北米の大学院で医療環境にある子どもと家族への心理社会的支援に関する規定の専門科目を履修し、幼稚園や小学校などの教育機関での教育実習を行い、CLSの資格を持つスーパーバイザーの下での病院におけるインターン経験を経て得られます。各大学院でのCLSの教育プログラムや資格の認定は米国のAssociation of Child Life Professionals(ACLP)の規定に沿ったものです。

CLSについて更に詳しくお知りになりたい方は以下のサイトをご参照ください。
Child Life CounciAssociation of Child Life Professionalslhttps://www.childlife.org/
チャイルド・ライフ・スペシャリスト協会http://childlifespecialist.jp/
CLSは多職種で構成される医療チームの一員として、病気に関わる子どもとその家族を支援しています。対象となるのは1)病気を持つお子さん、2)病気を持つお子さんの家族(保護者およびきょうだい)、3)大人の患者さんのお子さん達です。

小児科では、子どもの入院や治療に関わる不安やストレスを軽減し、発達段階に添った医療体験の理解を助け、治療や入院生活を主体的に受け止められるよう、子どもが周囲に支えられているという安心感を持って本来持つ力を発揮できるように支援をしています。また、子ども達の入院生活を支える保護者やきょうだい達へも状況に応じ、ニーズに沿った支援を提供しています。
大人の患者さんのお子さんに対しては、患者さんご本人と相談しながら、お子さん自身が状況を理解し、困難な状況への対処法を一緒に見つけていくお手伝いをしています。
CLSの活動内容
  1. 発達段階に沿い、お子さんが自分の病気を理解することを支援します。
  2. 医療環境や医療体験の理解を助け、困難なことへの対処方法を一緒に考えます
  3. 医療行為などストレスを感じる状況下で不安の緩和を目的とした関わりをします。
  4. 治癒的遊びを通じ、お子さんが体験を理解するのをサポートし、ストレスや不安の軽減や感情を表現することを支援します。
  5. 集団での遊びを通じ、ピアサポートつくりのお手伝いをします。
  6. 病気を持つお子さんのご家族(保護者、ごきょうだい)の支援を行います。
  7. 退院時、復学時の支援を行います。
  8. 大人の患者さんのお子さんが状況に応じて対処できるよう支援を行います。
  9. ターミナルの時期やその後の時期のニーズに沿って支援を行います。
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