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科長のご紹介

難治性の運動器疾患やスポーツ障害に対し、
早期の社会復帰と安全性の高い医療を提供します

科長 吉井 俊貴 -Toshitaka Yoshii-
専門医 日本整形外科学会認定
整形外科専門医
専門分野 脊椎・脊髄病
研究領域 脊椎・脊髄病
靱帯骨化症
人工骨
専門外来 脊椎外来
神経難病外来
骨転移外来
膝関節外来
足部・足関節外来
股関節外来
上肢外来
腫瘍外来
リハビリテーション外来
小児整形外来
電話番号 03-5803-5678
整形外科専用ホームページ http://tmdu-orth.jp
臨床グループ別ホームページ 脊椎・脊髄
膝関節・スポーツ整形
股関節
上肢
骨軟部腫瘍
小児整形
外傷整形
リハビリテーション
高気圧治療部

当科では、難治性の疾患や要求度の高いスポーツ障害に対して、正しい診断と的確な適応のもとで、早期社会復帰と安全性の高い医療を提供することを目指しています。特に、大学病院では、難病患者さんや高齢者のみならず、重篤な併発症を有する患者さんに対しても、他の診療科と協力し治療を進めることが可能ですのでご相談ください。

診療科の概要

脊椎・脊髄、膝足・スポーツ、股関節、肩関節、手外科、骨軟部腫瘍、外傷などの専門班による診療を行っており、整形外科全域にわたって質の高い医療を提供しています。特に、脊髄機能モニタリングを利用した安全性の高い頚椎、脊髄腫瘍、側弯症手術、半月板機能修復や再生、膝周囲骨切り術を併用した膝関節機能再建が特徴です。人工膝・股関節手術も多く、両側同時置換でも1ヶ月以内の退院が可能です。

取り扱うおもな疾患

脊柱靭帯骨化症、脊柱管狭窄症、脊柱変形、椎間板ヘルニア、変形性膝関節症、膝靱帯損傷、半月板損傷、足部足関節変性疾患・障害、変形性股関節症、手根管症候群、手指の外傷及び変性・炎症性疾患、絞扼性末梢神経障害、肩腱板断裂、骨・軟部腫瘍、転移性骨腫瘍、四肢・骨盤骨折、脊椎骨折、小児先天性・発育性疾患など。

おもな診断・治療法

診断法: 脊髄機能モニタリング・脊髄磁界測定・腰背筋筋電図、全身骨量測定器(DXA)、手術室内CT
治療法: 肩・肘・手関節・膝・股・足関節内視鏡手術、両側人工膝・股関節置換術、膝関節周囲骨切り術、骨軟部腫瘍患肢温存手術、頚椎前方手術、脊柱変形矯正固定術

高度な先進医療

神経難病先端治療センターの一員として、靭帯骨化症や脊柱管狭窄症に対する外科手術を担当し、膠原病・リウマチ先端治療センターの一員として人工関節置換術等の外科手術を行っています。また、変形性膝関節症・半月板損傷に対する鏡視下Centralization 法を併用した膝周囲骨切り術を実施しています。

診療科における研究テーマ

脊髄誘発磁界測定装置の開発、柔らかい人工骨の開発、骨軟骨変性のメカニズムの解明とその制御、滑膜幹細胞移植による膝軟骨再生、靭帯損傷メカニズムの解明、新しい人工関節の開発、脊髄・末梢神経の再生、手根管症候群の病態解明、膝・肩・肘関節の臨床解剖

その他

当科の脊椎手術件数は年間約300 件と全国の大学病院では屈指で、脊髄機能モニタリングにより頸椎・胸椎手術では手術による重篤な麻痺は発生していません。膝前十字靭帯損傷に対する2重束再建術や半月板縫合術などの膝関節鏡視下手術は年間約200 例行っています。変形性股関節症や大腿骨頭壊死症等に対する人工股関節置換術の手術件数は関東でも有数で(年間約180 関節)、そのうち両側同時置換術が約30%です。重症の絞扼性末梢神経障害に対する機能再建術、肩・肘・手関節鏡を用いた低侵襲手術治療等も積極的に行っています。