東京医科歯科大学小児科

東京医科歯科大学小児科は、日常的な小児医療から難病の治療まで、
患者様の立場に立った優しい医療を行っています。

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専攻医研修プログラム 入局案内

専攻医研修プログラム案内

東京医科歯科大学小児科では広く研修医を募集しています。後期研修を当教室で行うことを希望される方、また他のプログラムで研修をされ、入局を希望される方はいつでも御連絡ください。

当教室の入局状況
今まで毎年平均10名以上の方が小児科専門を目指す研修医として研修に参加しています。ここ10年前後は東京医科歯科大学からの入局者と、それ以外の大学からの入局者がほぼ半々で、男女の割合もほぼ半々になっています。開放的な雰囲気のもと、出身大学や男女の区別なく、キャリアアップできることが当教室の特色の一つです。東京で小児科を研修することを希望される先生は是非一度当教室で研修をすることをご検討ください。
医科歯科初期研修 外部 合計
( )は女性医師
重点 P1 P2
H23 2 1 4 5 12 (7)
H24 2 2 5 3 12 (6)
H25 2 3 2 3 10 (4)
H26 2 2 6 1 11 (7)
H27 1 2 5 1 9 (6)
H28 3 1   4 9 (5)
H29 1 0 3 2 6 (4)
H30 3 2 1 7 13 (4)
H31(R1) 2 2 3 5 12 (7)
R2 2 1 4 6 13 (5)
R3 3 2 3 5 13 (5)
R4 1 0 2 10 13 (6)
入局者の声

(H30年度入局) (H31(R1)年度入局) (R2年度入局)

当教室の専攻医プログラム目標
大学医局に所属することで行う研修の最大の魅力は、早い時期から複数の施設で研修が行えることです。これにより,偏りのない幅広い症例の経験、ローカルルールに縛られない中庸な診療技術の習得できる他、多くの人と一緒に仕事をすることでより多くの出会いがあるとともに、より柔軟な人間性を磨くことができます。この事を基本に、専攻医プログラムでは1年単位で異動していただき、視野の広い小児科医となることを目標とします。
さらに専攻医プログラム3年間を終え、速やかに小児科専門医を取得することを目標とします。全員が3年間の研修で小児科専門医受験資格を取得しています。本研修プログラムを修了するころには、独立した小児科医として自信をもって、診療に臨むことができるはずです。一方、小児科専門医取得はあくまで通過点の一つに過ぎません。翻れば、ここから小児科医としてのキャリアがスタートするといっても過言ではないでしょう。我々医局のシニアスタッフは、先生方の5年後10年後の事を視野にいれ、どのようなoptionを若手先生方に提示できるかという事を常に考えながら、医局を運営しています。大学院進学、国内外留学は無論こと、女性医師にとっては結婚や出産に見合った形でのキャリアアップも含め、我々医科歯科大学小児科は先生方の希望に見合った形での研修、その後のキャリアアップを提供出来るようにいたします。我々の小児科に加わることが意味するのは、ある一つの限られた選択をすることではありません。無限に広がる小児科医としての将来へのスタート地点に立つ事になるのです。
初期研修説明会
当教室に入られる多くの方は、本学の初期研修プログラムを専攻されることが多いです。もし本学の初期研修についてご興味がある方は、以下、本学臨床研修センターのHPを御確認ください。年に3回、臨床研修センターでは初期研修説明会を開催しております。説明会後には各科ごとの説明会もあります。奮ってご参加いただければ幸です。もちろん他の初期研修プログラムを専攻されてから来られる方も大歓迎です。

http://www.tmd.ac.jp/med/cpe/syoki/setsumeikai.html

見学
現在、見学は平日(原則、月曜日)午前に行わせて頂いています。短い時間ではありますが、病棟、NICU、外来、研究室等を見学する他、後期研修医や若手と話す時間もあります。教授や医局長からの将来を見据えた夢のある話から、若手医師からの現実に即した近い将来の話までさまざまなことを聞いて頂けます。COVID-19の流行状況によっては中止となってしまう可能性もありますので、その点はご理解ください。
ご希望の方は医局長までご連絡頂くか、下記研修センターよりお申し込みください。
病院見学の申込先

http://www.tmd.ac.jp/med/cpe/kengaku/index.html

診療科としての特色
当教室は各臓器別グループ(血液腫瘍免疫、循環器、腎臓、膠原病・リウマチ、神経、内分泌、アレルギー、新生児)が比較的独立した形で、臨床研究双方を行っております。詳細についてはそれぞれの頁をご参照ください。
研修連携施設
我々は、御茶ノ水子ども医療総合ネットワークを作り、周辺の大きな一般病院小児科と連携しながら、研修を行うようにしています。現在連携体制にある主な病院は、土浦協同病院、JAとりで総合医療センタ―、川口市立医療センター、東京北医療センター、武蔵野赤十字病院、都立墨東病院、千葉市立海浜病院、草加市立病院、東京ベイ浦安市川医療センタ―などになります。これらの施設はいずれも多くの上級医のもとで豊富な症例を経験できる小児科を有しています。また土浦、川口、墨東、東京北の4施設は独自の研修プログラムを有する小児科研修基幹施設です。
御茶ノ水子ども医療総合ネットワーク
研修先の決定(人事について)
人事は多くの人にとって大変大切な問題です。特に「医局に入る=強制的な人事」、というイメージを持っている方も少なくないかと思います。こうした側面が全くないとは申しませんが、そうした事を少しでも改善していけるよう努力しており、現在ではそうしたケースはかなり少なくなったのではないかと思っています。その成果をもたらした要因が医局アンケートとキャリアパス委員会です。

医局アンケート

医科歯科大学小児科では毎年医局員に医局アンケートを配布し、次年度の希望を訊くようにしています。第三希望まで書けるようになっています。このアンケート結果を元に、医局長が次年度の人事の素案を練り、それをキャリアパス委員会という医局の戦略と人事を検討する委員会にかけます。そこで認められたものが正式な人事案になります。 この事が意味するのは、人事が誰か特定の人の考えだけで決まることがないこと、アンケート調査により各個人の希望をとるようにしていること(多くの人は第三希望までに入ります)の二つです。 医局は、様々な社会的要望に対して果たすべき責務を担っていく一方で、所属するスタッフが自己実現をする大切な場でもあります。この二つの側面を果たして行く上では、時に相容れない事も有り、調整が必要になる場合もあります。とはいえ、その調整によってある特定の人やグループに負担がかかることは、決して好ましいことではありません。我々は人事決定や戦略決定にあたり、なるべく良い意味での公平性と透明性を保つようにしています。

キャリアパス委員会

医局の戦略と人事を決定する委員会で、教授、准教授、学内医局長、渉外医局長の4名を中心に学内外から自薦他薦で選ばれたスタッフ、約10名で構成されています。委員の多くは35-40歳程度で、広く若手の意見を聞きやすくなるようこころがけています。年に3回開催され、医局運営の中心的存在です。
後期研修が修了したら
後期研修が修了し、小児科専門医を取得することで、いよいよ小児科医としてのキャリアがスタートします。我々医局が皆様に本来の形で力になれるのは、むしろこの時以降かもしれません。研修修了後はなるべく臓器別専門のグループに所属していただくことを推奨しています。専門を決めた後は、その専門を活かした臨床研修や専門施設での研修、また大学院に入っての研究や、海外留学なども考えることができます。これらについては医局の決まったコースはなく、各個人が医局や、所属専門グループ長のスタッフと相談しながら、決めて行く形になります。キャリアを決めるのは先生方ご自身です。我々スタッフは若手の先生方の希望に応えられるよう、努力しています。大学という組織は社会的にも大変広いつながりを持っています。ちょっと変わったキャリアや、こんなのどうなんだろう?と思っている人にとってこそ、大学という組織は最も力になれる所だと思います。以下、国内外のスタッフの留学先を御示しします。これはほんの一部です。
国内専門領域研修先
血液腫瘍免疫
国立成育医療センター血液腫瘍科
埼玉県立小児医療センター血液腫瘍科
聖路加国際病院
循環器
榊原記念病院
東京女子医科大学病院
神奈川県立こども医療センター
神経
国立精神・神経センター病院
東京都立府中療育センター
国立成育医療センター
内分泌
東京都立小児総合医療センター内分泌代謝科
腎臓
東京都立小児総合医療センター
国立成育医療センター
東京女子医科大学
アレルギー
同愛記念病院
国立成育医療センターアレルギー科

新生児
長野こども病院NICU
東京女子医大東医療センター
海外専門領域研修先

*USA

Department of Molecular Biology, University of California
Department of Pediatrics, University of Washington
University of California, San Francisco
Department of Hematology/Oncology, St. Jude Children's Research Hospital
Department of Immunology, St. Jude Children's Research Hospital
Department of Pediatrics, National Jewish Medical and Research Center
Department of Medicine and Physiology & Biophysics, University of Colorado Health Science Center
Department of Pediatrics, Vanderbilt University
Center for Anesthesiology Research, Cleveland Clinic Foundation
Division of Cardiology, Children's Hospital, Harvard Medical School
Division of Immunology, Children's Hospital, Harvard Medical School
Department of , Beth Israel Hospital
Division of Biological Sciences, University of California, San Diego

*Canada

Division of hematology and Oncology, Hospital for Sick Children

*France

Hopital Necker Enfant-Malades

*Great Britain

Institute of Cancer Research , Chester Beatty Laboratories
Department of Anaesthetics, Pain Medicine, and Intensive Care/ Division of Surgery, Oncology, Reproductive Biology and Anaesthetics, Imperial College of London

*Australia

Institute for Molecular Bioscience, University of Queensland, Brisbane
Prince Henry Institute, Melborn

*Italia

Neuropsichiatria infantile, Ospedale Pediatrico Gaslini

*Germany

Center for Chronic Immunodeficiency, University of Freiburg
小児科に関する問い合わせ先
以上、ご不明な点がありましたら、下記まで御連絡ください
東京医科歯科大学医学部小児科
医局長(渉外担当) 細川 奨
Email :shosokawa.ped@tmd.ac.jp
臨床研修担当 石井 卓
Email :tishii.ped@tmd.ac.jp
TEL : 03-5803-5249(医局直通)
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