教室のご案内

茨城県小児・周産期地域医療学講座

本講座は、1) 東京科学大学における小児・周産期医療の教育、研究、臨床の充実および高い技術を有する人間性豊かな医師の育成、2) 本学と茨城県南地域最大の総合病院である土浦協同病院との連携強化、3) 茨城県南地域の医療施設と共同した充実した卒後研修システムの構築、を目的として設置されている産学連携寄附講座です。小児部門と周産期部門からなり、小児部門は、清水正樹教授・石井卓講師・林祐子助教が、周産期部門および発生発達病態学講座と共同して、臨床、研究、教育を行っております。毎週月曜のマンデーセミナーでは、土浦協同病院、JAとりで総合医療センターとのカンファレンスを実施しています。

臨床の概要

リウマチ膠原病領域では、東京・首都圏の小児リウマチ中核施設として、若年性特発性関節炎をはじめとするすべての小児リウマチ性疾患、自己炎症性疾患の診療を行っています。循環器疾患領域では先天性心疾患を中心に重症川崎病、心筋症、不整脈など幅広い診療を行っています。特に小児の肺高血圧症については国内の中心施設の1つとして多くの患者さまの診療にあたっています。

研究内容

  • 小児リウマチ性疾患の分子免疫学的病態解析(清水正樹)

  • 肺動脈性肺高血圧症の多施設共同レジストリ研究(小児肺動脈性肺高血圧症、先天性心疾患を伴う肺高血圧症)(石井卓)

  • 特発性肺動脈性肺高血圧発症のメカニズム解明と治療法開発(石井卓)

  • 機械学習を用いた画像診断からの心疾患の重症度や治療適応の予測(石井卓)

  • 個別化医療を目指した若年性特発性関節炎の病態解析(林祐子)