診療のご案内

チャイルド・ライフ・プログラム

子どもが病気や治療のことを理解し、自分の力を発揮して闘病に伴い体験する困難なことや不安なことを自分なりに乗り越えていくことを支援するプログラムです。チャイルド・ライフ・スペシャリストが医療チームの一員として他の職種と連携してお子さんやごきょうだい、ご家族を心理社会的側面から支援しています。

認定チャイルド・ライフ・スペシャリスト(CCLS)の教育背景

北米の大学院や大学で主に教育学や発達心理学を中心に、米国のAssociation of Child Life Professionals : ACLPが指定する科目を履修し、チャイルド・ライフ・プログラムを有する病院でスーパーバイズを受けながら臨床研修を480時間以上行い、ACLPの認定試験を経て得られる資格です。北米で教育を受けた50人(2025年7月)が日本で働いています。日本には教育機関はありません。

CCLSの活動内容

小児科病棟、成人病棟、外来、ICUなど病院の様々な場所で、子どもや家族が安心感を持って医療を受けられるようにサポートしています。

  • 子どもが自分の病気や治療を理解することを支援します。
  • 処置や検査や手術など、子どもにとって困難なことへの対処方法を一緒に考えます。
  • 治癒的遊びなどを通じ医療環境の中で感じるストレスや不安を緩和する働きかけをします。
  • 子ども、家族、きょうだいのお気持ちを聴かせて頂きます。
  • 集団活動などを通じ、子ども同士、保護者同士のピアサポート作りを支援します。
  • 成人患者の子どもが保護者の病気や状況について理解するのを支援します。
  • 困難な時期(終末期など)はニーズに沿った支援を行います。

参照