臨床研修(初期)

プログラム概要

研修統括責任者より一言

「当院の充実した研修環境のなかで、医師としての第一歩を踏み出しましょう」

 我々のプログラムの特徴は、何と言っても「たすき掛け研修」にあります。1年間は大学病院でしっかりとした臨床医としての物の考え方や勉強の仕方を学ぶとともに、多くの指導医に囲まれ、自身の行っている診療が標準的な医療として正しいかを見つめ直し、さらにより専門性の高い分野についても知識や技術を深めることができます。協力病院では、多くのcommon diseaseを診療しながら最前線に立つ医師としての基本を学んで成長して頂き、多くのロールモデルと接して、将来の自分の進むべき道についても、示唆を得ることができると思います。

 本年度は、まだまだ当院や協力病院でもコロナと向き合う日々がつづいていますが、先輩方はこういった機会も前向きにとらえて研修に取り組んでいます。2022年度は、今年中にワクチンがいきわたれば、コロナ診療の割合が減少することも期待され、本来の研修ができる事を期待しています。

 この初期の2年間で学ぶことは、その後の医師としての素養の多くを占めると言っても過言ではありません。先輩方の色々なコメントや進路等のデータをよく見ていただき、是非我々の仲間となって、社会に貢献できる医師としての第一歩を歩み始めていただければ幸いです。

東京医科歯科大学医学部附属病院
病院長 内田 信一

センター長より一言

複数の医療機関での研修を通して、社会で求められる医師への成長をサポートしていきます

 私たちは社会を構成する一次二次三次医療機関のすべてを経験することと、質の高い医療機関において教育マインドを持つ豊富な指導医の下、きちんと診る訓練と多様な経験をすることが、社会で求められる基本的臨床能力の獲得と将来の大きな成長のためにはとても重要であると一貫して考えてきました。現在世界的なSARS-CoV-2感染拡大において医療は大きな危機に直面しています。臨床研修への影響も大きく社会からのニーズも変化し、これからの研修医はCOVID-19のある不確実な社会の中で、新しい基本的臨床能力だけでなく、社会に何が貢献できるか自ら考え柔軟に対応し行動する力が求められています。私たちが以前から実施している幅の広い研修プログラムでは十分これらに対応できる医師になることが可能です。さらに私たち研修センターは常に研修医や指導医の意見を反映し、研修医自身の安全を守ることを第一に考えながら、充実した研修となるようサポートしています。ぜひ、みなさんの参加をお待ちしています。

東京医科歯科大学医学部附属病院
センター長 岡田 英理子

2020年度 募集人数

募集定員 94人
プログラム I 36人
プログラム II 54人
周産期(小児・産婦人科)プログラム 4人

研修計画

研修期間は通常2年間です。研修目的ならびに全国共通の「臨床研修の到達目標」を達成するために、研修医は、原則1年間東京医科歯科大学医学部附属病院、1年間各協力病院にて研修します。(2年間大学での研修も可)

たすきがけ研修プログラム

研修プログラム

プログラムの特徴

各研修プログラムにおいて、希望者は以下の選択研修を行うことができます(選考等の諸条件あり)

アカデミックなキャリアを育成するプログラム/コース

  • 基礎研究医プログラム *2022年度新設*(期間:2年間、定員:2名、選考あり)
    臨床研修の開始と同時に東京医科歯科大学大学院に所属し、臨床研修を行いながら時間外等に基礎研究を行うことが可能なプログラム.
    2年次の後半までに臨床研修の到達目標を達成していれば自由選択期間を用いて臨床研修の一環として、基礎研究に専念することが可能(最大24 週).
  • Academic physician育成コース (期間:2年間、定員:最大3名、MPHコース受験必須)
    臨床研修と並行し、研修時間外を利用して、東京医科歯科大学大学院 Master of Public Health in Global Health (MPH) courseを履修してグローバル健康医学修士(MPH)を取得し、グローバルヘルスリーダーを目指すコース.
  • 臨床研究論文執筆コース *2021年度新設* (期間:12週、定員:最大2名、学内選考あり)
    臨床研修と並行し、臨床現場での医学研究(観察研究またはシステマティックレビュー)を行い、臨床研究に関する英語論文を執筆するコース.

多様なキャリアを育成する選択研修

  • 秋田・島根地域医療研修 (期間:8週 定員:各4名)
    研修プログラムの2年次に、地域医療研修として、秋田大学もしくは島根大学の協⼒施設で医療過疎地域の医療現場を経験する.
  • 公衆衛生研修 (期間:8週、定員:若干名、学内・学外選考あり)
    研修プログラムの2年次に、国立保健医療科学院を中心に、厚生労働省、WHO、国立感染症研究所での地域保健臨床研修を行う.
  • プロジェクトクオータ  *2021年度新設*(期間:最大8週、定員:最大3名、学内選考あり)
    行政・ベンチャー起業・研究・データサイエンス等に関心を持ち、多様なキャリアを目指す研修医に最大2ヶ月の自由研修期間等を提供する.