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診療内容Medical Contens

間質性肺炎合併肺癌

間質性肺炎は肺胞という小さな肺の壁に炎症や損傷が起こる病気ですが、間質性肺炎の患者さんは肺癌を発症しやすいことが知られています。もともと間質性肺炎を持っている患者さんが肺癌を発症した場合は、肺癌の治療(手術・放射線・抗がん剤等)が間質性肺炎の状態を悪くすることがあるので、間質性肺炎・肺癌の二つの病気の専門家が慎重に治療方法を検討することが必要になります。

診断

通常の肺癌の診断と同じ手順で行います。

画像診断

胸部レントゲン、胸腹骨盤CT、頭部MRI、FDG-PET など

病理学的検査

細胞診、組織診など

生理学的検査

呼吸機能検査など

分類

小細胞がんと非小細胞がんで治療が異なります。

治療

手術

がんの広がりを検査して遠隔転移がない場合に手術治療を考えます。ただし、間質性肺炎の状態(患者さんの症状や画像検査や呼吸機能検査など)を慎重に判断して、呼吸器外科と綿密に連携して治療方針を決めています。

放射線治療

放射線照射は間質性肺炎を悪化させる可能性があるので、脳や骨など、局所に転移を起こした際に治療を考えます。

化学療法(抗がん剤など)

残念ながら今のところ、間質性肺炎を合併した肺癌においては標準的な抗がん剤治療は確立されていません。また、分子標的薬は間質性肺炎の増悪の危険性が高いと考えられ、積極的に使用しません。現在は間質性肺炎を悪化させる頻度が少ない薬剤(10%程度)を中心に治療が行われています。また、間質性肺炎が悪化していないか頻回に診察・検査を行っています。また、当科では間質性肺炎を合併した肺癌に対する適切な抗がん剤を明らかにする臨床試験等を行っています。

緩和治療

痛みや呼吸困難のコントロール目的として緩和治療を行います。院内の緩和チームと連携して痛みの管理を行っています。

医療従事者の方へ

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当科で研修を希望される方へ

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