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科長のご紹介

がん診療における確かな情報を提供し、エビデンスに基づく最新の治療を実践します。

科長 末永 光邦 -Mitsukuni Suenaga-
専門医 日本臨床腫瘍学会 がん薬物療法専門医・指導医
日本がん治療認定医機構 がん治療認定医
日本外科学会認定登録医
日本消化器外科学会認定登録医
日本消化器外科学会 消化器がん外科治療認定医
専門分野 消化器がん(主に大腸がん、胃がん)に対する薬物療法、集学的治療、チーム医療
研究領域 消化器がん薬物療法の新規治療
消化器がん薬物療法の有効性と副作用に関する予測因子
がんサバイバーにおける倦怠感に対する運動の有用性
がん患者におけるCOVID-19ワクチンの安全性
電話番号 03-5803-5680
専用ホームページ https://tmduclinicaloncology.com/

臨床腫瘍科は2022年4月に新設の新しい診療科です。がん薬物療法の豊富な専門知識と経験を持ち合わせた腫瘍内科医が中心となって診療を行います。 当科の特徴的な研究、診療としては、

  1. 基礎研究と実臨床:診療はガイドラインに基づいて行われますが、患者個々に最適な治療法を選択することも重要です。当科には海外でがんの遺伝子について専門に研究した薬物療法専門医が複数おり、論文も多数発表しています。基礎研究と実臨床は常に相互に高めあうという認識を持っております。
  2. 外科との緊密な関係:消化管外科と定期的に合同カンファを行っております。薬剤の選択だけではなく、外科治療を含めた最適治療について常に議論しています。
  3. 当院の頭頚部外科、口腔外科は頭頚部がんに対する国内トップレベルの医療を提供しています。当科はこの3診療科と連携し、最新の薬物療法、免疫療法、放射線療法を行います。

診療科の概要

臨床腫瘍科は4大がん治療のうち、薬物療法(化学療法)と免疫療法(免疫チェックポイント阻害剤)を担当します。がんの診断の時期、進行病期(ステージ)、進行状態などは患者さんごとに異なるため、外科手術や放射線治療の適応があれば、これらを組み合わせた集学的治療を提案するのも当科の役割です。そのため、患者さんごとに他科と連携して最適な治療方針を提供しています。薬物療法に関しては日本臨床腫瘍学会のがん薬物療法専門医(腫瘍内科医)を中心に治療方針決定から臨床実地まで行い、専門性の高い医療を提供しています。臨床腫瘍科はがんゲノム診療科と緩和ケア科と連携しています。がんの標準療法が効かなくなった場合でも患者さんの状態が安定していれば、がんゲノム診療科で遺伝子パネル検査を行い、新薬・治験などの治療選択肢がないか模索する体制が整っています。一方、がんに伴う症状の緩和については緩和ケア科と医療連携支援センターのサポートのもと患者さん・ご家族のQOLを高められるように心がけています。

取り扱うおもな疾患

  1. 大腸がん( 結腸がん、直腸がん、肛門管がん)
  2. 胃がん)
  3. 頭頸部がん(口腔がん、唾液腺がん))
  4. 胆道・膵臓がん)
  5. 希少がん(原発不明がん、軟部肉腫など))

おもな診断・治療法

  1. 大腸がんの術後補助化学療法
  2. 進行・再発大腸がんに対する全身化学療法
  3. 局所進行直腸がんに対する術前の集学的治療(化学放射線療法、化学放射線療法と全身化学療法を組み合わせるTotal Neoadjuvant Therapy (TNT))
  4. 切除可能な転移性大腸がんに対する集学的治療(術前化学療法、術後補助化学療法)
  5. 切除困難な進行・再発大腸がんに対する全身化学療法とconversion surgery (外科切除)
  6. 肛門扁平上皮がんに対する化学放射線療法
  7. 進行・再発胃がんに対する全身化学療法
  8. 頭頸部がんに対する免疫チェックポイント阻害剤、分子標的治療、集学的治療
  9. 胆膵がんに対する全身化学療法
  10. 希少がんに対するがん遺伝子パネル検査、全身化学療法(がんゲノム診療科との連携)

高度な先進医療

全国規模の各種臨床試験・治験に参加しています。詳しくは当科HPをご参照ください。

取り組み

患者さん一人一人のニーズに応えられるように当科は他診療科と密接に連携を行い、また医師、看護師、薬剤師がチームとなって治療を続けていくためのサポートをします。また、がん患者に対する運動の影響をテーマにがん患者さんが自覚する倦怠感の改善に運動がどの程度貢献するのかについて、リハビリテーション科と協力して研究を行っており、治療中・治療後のがん患者さんの運動レベルや生活の質(クオリティ・オブ・ライフ)が改善することを目指しています。

その他

専門性の高い診療の提供と教育・人材育成に重点をおいています。