診療科・センター・部門

乳腺外科外来担当表はこちら

科長のご紹介

精度の高い診断と最新の乳癌治療を提供しています。

科長 有賀 智之 -Tomoyuki Aruga-
専門医 日本外科学会 外科専門医・指導医
日本乳癌学会 乳腺専門医・指導医
日本遺伝性腫瘍学会 遺伝性腫瘍専門医・指導医
検診マンモグラフィ読影認定医(AS)・乳がん検診超音波判定医(A)
日本がん治療認定医機構 がん治療認定医
日本がん・生殖医療学会認定がん・生殖医療ナビゲーター
日本オンコプラスティックサージェリー学会施設責任医師
専門分野 乳癌の手術・ラジオ波焼灼治療
乳癌の薬物治療
遺伝性乳癌診療
乳癌の癌ゲノム医療
研究領域 乳癌の診断・乳癌の手術・乳癌の低侵襲治療・乳癌の薬物療法・乳癌の癌ゲノム医療・遺伝性乳癌診療・乳癌の集学的治療
電話番号 03-5803-5679
専用ホームページ http://www.tmd.ac.jp/srg/synnryou/breast/index.html

乳癌は外科手術だけで治す時代ではなくなりました。大学病院ならではの、集学的治療を率いることが乳腺外科の使命と考えております。放射線診断科、治療科、形成外科、病理だけでなく、緩和医療、遺伝相談、妊孕性など関連診療科と密に連携し、患者さんとご家族のサポートをしていきます。

診療科の概要

早期乳癌の場合は、乳房温存療法、センチネルリンパ節生検、腋窩リンパ節郭清の省略などquality of life を重視した治療を積極的に行っています。さらに大きさや場所などから乳房温存が難しいという場合も、形成外科と連携し、乳癌手術と再建を同時に実施する同時再建に早くから取り組み、高い実績を上げてきています。遺伝性乳癌や乳癌に対する癌ゲノム医療にも積極的に取り組んでいます。

取り扱うおもな疾患

乳癌、再発乳癌、遺伝性乳癌、葉状腫瘍など

おもな診断・治療法

診断・検査法: マンモグラフィ、乳腺超音波検査、乳房MRI、PET-CT、(吸引式)針生検、穿刺吸引細胞診、遺伝学的検査、癌ゲノムパネル検査

治療法: 乳房温存術、(乳輪乳頭温存)乳房切除術、同時乳房再建術(形成外科と連携)、センチネルリンパ節生検、腋窩リンパ節郭清術、 化学療法、内分泌療法、放射線療法など

高度な先進医療

整容性を重視した乳癌手術(乳房温存手術、乳房同時再建など)

診療科における研究テーマ

  1. 乳癌における低侵襲治療
  2. 腋窩リンパ節郭清にともなう上肢浮腫の発生機序
  3. 乳癌の癌化のメカニズム解明のため、癌化・進展・転移に関連した遺伝子の検出
  4. 転移早期発見のため、癌の微小転移の検出を行い、より効果的な治療を行うことを目指した遺伝子診断法の確立
  5. 癌進展関連の遺伝子群を包括的に制御できるmicroRNAの同定

その他

当院は日本乳癌学会認定施設です。