科長のご紹介
質の高い低侵襲手術と、困難な状況でも諦めず根治を目指す高度手術を提供します
科長 |
伴 大輔 -Daisuke Ban- |
専門医 |
外科学会専門医・指導医
消化器外科学会専門医・指導医
肝胆膵外科学会高度技能専門医
日本内視鏡外科学会技術認定 消化器・一般外科領域
日本膵臓学会指導医
ロボット膵切除プロクター
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専門分野 |
肝切除
膵切除
胆道がん切除
低侵襲肝胆膵手術(ロボット手術、腹腔鏡手術)
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専門外来 |
膵がん外来
IPMN外来
神経内分泌腫瘍外来 |
電話番号 |
03-5803-5675 |
専用ホームページ |
http://www.tmd.ac.jp/grad/msrg/index.html |
元気で長生きするためにベストな治療は何か、を第一に考え、患者さんに優しい温かみのある医療が提供できるよう心がけております。
大学病院の特長を活かして、手術・薬物療法・放射線治療・ゲノム医療など様々な先進的な治療手段の長所短所を比較検討して、最も有効な治療手段が選択できるようサポートしています。
診療科の概要
当科は、肝臓、膵臓、胆道に関連する疾患に対して、外科治療を中心に、薬物療法や放射線治療を含めた総合的なアプローチを行う診療科です。肝胆膵領域のがんは難治性のことが多くありますが、手術だけでなく、術前の薬物療法や放射線治療、さらに最新のゲノム診療を駆使し、最善の治療を提供します。特に進行したがんに対しても、根治を目指し、さまざまな治療手段を積極的に取り入れて治療にあたります。
また、低侵襲手術(ロボット手術・腹腔鏡手術)の分野では、国内でもいち早く導入し、数多くの実績を誇っています。これからも、患者さんへの負担を軽減する治療を推進し続けます。
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ロボット膵切除術
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最新画像解析技術を用いた肝切除プランニング
取り扱うおもな疾患
膵臓がん(膵管癌、神経内分泌腫瘍、IPMNなど)、肝臓がん(原発性、転移性)、胆管がん(肝外、肝門部)、胆のうがん、十二指腸がん、脾臓疾患、胆石症、胆管結石、膵管胆管合流異常症、正中弓状靱帯症候群など、多様な疾患に対応しています。
おもな診断・治療法
膵頭十二指腸切除(開腹、腹腔鏡下、ロボット支援下)、膵体尾部切除(開腹、腹腔鏡下、ロボット支援下)、肝切除(開腹、腹腔鏡下、ロボット支援下)、胆道や血行再建を伴う肝切除、胆道拡張症手術(ロボット支援予定)、胆管結石・胆石症手術(開腹、腹腔鏡下)、正中弓状靱帯切開術(腹腔鏡下)など、幅広い手術を行っています。また、肝胆膵がんに対する薬物療法や、膵神経内分泌腫瘍に対するPRRTも積極的に提供しています。
高度な先進医療
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肝癌に対する3Dシミュレーション
安全で精度の高い肝切除や膵切除を行うために、CT画像を元した3DシミュレーションやAI技術による臓器認識、ICG蛍光法による胆道や肝腫瘍の可視化を行っています。
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肝細胞癌の腫瘍学的切除可能性分類
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下大静脈腫瘍栓を伴う肝癌に対する手術
肝細胞癌治療において腫瘍学的切除可能性分類をいち早く取り入れ、高度進行肝癌に対する手術と薬物療法の組み合わせ治療を積極的に推進しています。
低侵襲手術に関して国内でもいち早く1996年に腹腔鏡下肝切除を導入し、腹腔鏡下肝切除・膵切除やロボット支援下肝切除・膵切除に積極的に取り組んでおります。
診療科における研究テーマ
- 肝胆膵がんの病態の解明と新たな診断法、治療法の開発
- 肝細胞癌における薬物と手術の組み合わせ治療の開発
- 局所進行切除不能膵がんに対する最適な治療戦略構築
- 低侵襲外科治療(ロボット手術、腹腔鏡手術)の安全性向上と定型化
- 神経内分泌腫瘍の病態解明・ルテチウムドータオクトレオテート治療
- ADL/QOL(生活の質)を維持した肝胆膵外科治療の開発
専門外来
取り組み
- 高度進行肝胆膵悪性腫瘍に対する手術を中心とした集学的治療
- 膵神経内分泌腫瘍専門外来
- 腹腔鏡下肝切除術、腹腔鏡下膵切除、単孔式腹腔鏡下胆嚢摘出術
- ロボット支援下手術 など
その他
肝胆膵領域の腫瘍は診断が難しく、手術も難易度が高いのが特徴です。それに対して、どこまで根治性と安全性を確保した手術が出来るか日々追求しております。また、手術治療のメリットを最大化できるよう薬物治療、放射線治療、ゲノム医療などを組み合わせた集学的治療を充実させるため、関連各科と密に連携した診療を行っております。治療の選択が難しい神経内分泌腫瘍の患者さんも多く訪れます。
お気軽に当科までご相談ください。