集中治療部
部長のご紹介
多職種連携を基軸としたチーム医療により、
院内における最後の砦を守ります。

部長 |
若林 健二 -Kenji Wakabayashi- |
専門医 |
日本小児科学会認定 小児科専門医
日本集中治療医学会認定 集中治療専門医 |
専門分野 |
集中治療医学 |
研究領域 |
急性呼吸不全 体外循環 肝不全 病院管理におけるAI 活用 |
電話番号 |
03-5803-5959 |
専用ホームページ |
https://www.tmdu-icu.jp/ |
集中治療部は集中治療部専従医、関連各科医師、看護師、専従薬剤師、臨床工学技士、理学療法士、栄養士を含むエキスパートより構成されたチームで重症患者さんの治療を行う基盤診療部門です。多職種間でしっかりとコミュニケーションを取りながら患者さんのケアを行い、世界最高水準の集中治療医療を一人一人に提供することを目標としております。
部の概要
当部では専従医師が24 時間常駐し、看護師、薬剤師、臨床栄養士、理学療法士、臨床工学技士などを含む多職種のチームが協力して、一人一人の患者さんの治療にあたっています。日本集中治療医学会認定専門医研修医施設です。人工呼吸器や体外循環装置、血液浄化装置などの高度な医療設備を駆使し、各科専門医師と強力に連携をはかりながら、適切かつ高度な集中治療を提供します。
おもな診断・治療法
集中治療部内にPOCTとして血液ガス分析装置、トロンボエラストグラフィ(TEG)、超音波診断装置があり、迅速に診断が可能です。また気管支鏡による診断や治療も可能です。
高度な先進医療
患者さんの呼吸状態に合わせて適切なデバイスを用い呼吸管理を実施します。肺や心臓の機能が著しく損なわれた患者さんに対しては大動脈バルーンパンピング(IABP)、経皮的心肺補助(VA-ECMO or PCPS)、補助人工心臓(VAS)、体外式膜型人工肺(VV-ECMO)などを行い救命に努め、予後の改善を図っています。血液浄化療法(持続的腎代替療法、間欠透析、血漿交換など)にも24時間対応しています。
取り扱うおもな疾患
- 大手術後(心臓血管外科、脳神経外科、食道外科、頭頚部外科など)の術後管理
- 血管内手術や心臓カテーテル治療後の術後管理
- ARDS、肺炎、敗血症性ショック、心原性ショック、出血性ショック、DIC、急性腎障害、急性肝不全など
診療科における研究テーマ
- Rapid Response Teamの構築と医療安全の向上
- 集中治療領域における終末期医療
- Big Dataを用いた集中治療領域の疫学研究
- Post-Intensive Care Syndrome (集中治療後症候群)
取り組み
Rapid Response Team:集中治療医・救急医が病棟を回診し患者さんの急変を早期に検出して対応することにより、予後の改善を期します。
多職種回診:集中治療部専従医、各科専門医師、集中治療部専従薬剤師、栄養士、理学療法士、臨床工学技士により平日毎朝回診を行っています。効果的に連携をとりながら治療を提供します。
