診療科・センター・部門

リハビリテーション部

部長のご紹介

病態に合わせて超急性期からリハビリテーションを導入し、
早期回復をはかっています

部長 酒井 朋子 -Tomoko Sakai-
専門医 日本リハビリテーション医学会認定リハビリテーション指導医
日本整形外科学会認定 整形外科専門医
         同 リウマチ専門医
専門分野

運動器疾患のリハビリテーション
股関節外科
小児リハビリテーション

研究領域 脳性麻痺
重症心身障害児(者)
電話番号 03-5803-5648

リハビリテーションは治療がひと段落したら開始というのではなく、外傷、手術、急性期疾患の治療開始と同時に早期から始めることが、良好な機能回復へつながります。当院では専門性の高い手術治療や重篤な疾患・難治疾患に対する積極的な治療が行われていますが、それぞれの病態に合わせて、超急性期からリハビリテーションを導入し、早期離床、早期回復を図っています。

副部長(技師長) 岡安 健 -Takeshi Okayasu-
職種 理学療法士
電話番号

03-5803-5648

部の概要

理学療法部門

関節可動域回復訓練、麻痺回復促進訓練、歩行訓練、筋力増強訓練、日常生活動作訓練、心肺機能改善訓練などの運動訓練、義肢装具・車椅子などの使用訓練を行っています。


理学療法士 35名

作業療法部門

作業療法として特に上肢が中心の運動機能障害・高次脳機能障害・日常生活動作障害に対して、関節可動域訓練、筋力増強訓練、認知機能評価と訓練、日常生活動作や自宅での家事訓練、社会復職をめざした訓練などを行っています。


作業療法士 11名

言語療法部門

失語症、構音障害、発声発語機能低下、高次脳機能障害の方に訓練治療を行っています。また、嚥下機能低下の方に嚥下機能評価、嚥下訓練を行っています。


言語療法士 4名

組織図及び人員

部長1
    - 医師部門(医師5)
副部長(技師長)1
    - 理学療法部門(理学療法士35名)
    - 作業療法部門(作業療法士11名)
    - 言語聴覚療法部門(言語聴覚士4名)

おもな診断・治療法

  • 足圧分布測定装置
    圧力を感知するシート上を歩行し、歩行解析を行います。
  • 重心動揺計
    立位バランスの評価、訓練に用いることが出来ます。
  • 歩行・動作解析装置
    床反力計と組み合わせ、歩行・動作に伴う体重のかかり方や関節の動きを3次元で捉えることができます。
  • 筋量測定(Inbody)
    体表インピーダンスを使用し、全身及び各部位の筋量を測定します。体重とは異なるサルコペニアの指標となります。
  • 電気刺激装置(EMS)
    筋を電気刺激し筋収縮を起こします。鎮静中や意識のない患者さんに用いると有効です。
  • 標準失語症検査
    失語の型、重症度を評価します
  • 高次脳機能評価
    高次脳機能評価をさまざまな評価方法で、状態、重症度を評価します。
  • 簡易上肢機能検査
    異なる大きさの立方体、球を動かす速さを測定し、上肢の動作能力を評価します。
  • 心肺運動負荷試験
    自転車をこいで頂き酸素消費、二酸化炭素排出を測定し、体力を診断し、安全な運動強度を決める参考にします。

  • 日常生活機能評価(FIM、Barthel Index)
    ADLの項目別評価を行い、リハビリの効果を判定します。

院内の集中治療部多職種回診や呼吸・栄養サポートチーム・排尿ケアチームなどに参画し、多面的に早期離床・早期回復を図っています。
治療方針はチームによる決定を原則としています。リハビリテーション部(科)内のみならず、依頼を受けた診療科との連携を取りながら、診療を進めます。必要に応じて、地域医療連携室とも連絡を取り、退院準備、在宅支援なども行います。

対象疾患と得意分野

対象疾患

ICU、ER入院の早期離床、骨関節疾患、脳血管障害、神経筋疾患、呼吸・循環器疾患、アレルギー・リウマチ膠原病関連疾患、小児疾患、老年疾患など

得意分野

急性期治療の早期離床。整形外科術前・術後の理学療法。脳血管疾患等の理学療法・作業療法・言語聴覚療法。心筋梗塞・心不全の運動療法。呼吸不全の理学療法。悪性腫瘍などによるハイリスク・体力消耗状態のリハビリテーション。神経筋疾患の理学療法・作業療法。末梢動脈疾患・切断の理学療法。関節リウマチの作業療法。各種疾患の装具療法。

新しい取り組み

緩和ケア病棟でのリハビリテーション

リハビリテーション部では、当院の緩和ケア病棟でのリハビリテーションを担当しております。
下記は、ご家族向けに作ったチラシです。ぜひご覧ください。

がんのリハビリテーション

がんになっても、これまで通りの生活をできるだけ維持すること、生活の質(quality of life;以下QOL)を保ち自分らしく暮らすこと、を目的とした医療ケアが『がんのリハビリテーション』です。
リハビリテーション部では、がんのリハビリテーションにも積極的に取り組んでいます。
その取り組みのひとつとして、下記のような「がんのリハビリってどんなもの?」というパンフレットを作成しました。
こちらでもご覧いただけますのでご利用ください。