診療科・センター・部門

光学医療診療部

部長のご紹介

重症患者さんが少しでも安全かつ快適に
国際的にも認められる高度医療を受けられるように
努めております

部長 大塚 和朗 -Kazuo Ohtsuka-
専門医 日本内科学会認定 総合内科専門医
日本消化器病学会認定 消化器病専門医
日本消化器内視鏡学会認定 消化器内視鏡専門医
専門分野 炎症性腸疾患
小腸内視鏡
大腸内視鏡
内視鏡治療
カプセル内視鏡
研究領域 小腸内視鏡の開発
炎症性腸疾患の診断と治療
電話番号 03-5803-5669

内視鏡技術の進歩は、食道や胃、大腸のみならず、深部小腸など全消化管への到達を可能としました。さらに通常の光ではとらえられない変化も、特殊な照明や、画像処理、拡大観察により見えるようになってきました。光学医療診療部は、見えるものはもちろんのこと、見えないものも見えるようにして的確な診断、負担の少ない治療を行ってまいります。

部の概要

消化器内視鏡は、消化器疾患の基本的な検査方法であるとともに、体への負担の少ない治療法としても重要な分野です。がんに加え、若年層を中心に炎症性腸疾患なども増えており、これらに対応すべく、食道外科、胃外科、大腸・肛門外科等の各科と密接に連携して、やさしい内視鏡診断・治療を心がけています。さらに、近年進歩の著しい、画像強調観察、カプセル内視鏡、バルーン内視鏡、内視鏡的病変切除術等、内視鏡技術を駆使した診断法、治療法を開発導入し、先進的な診療を行っています。

おもな診断・治療法

年間約1万件の上部消化器内視鏡(いわゆる胃カメラ)、下部消化管内視鏡(いわゆる大腸カメラ)に加えてカプセル内視鏡、バルーン内視鏡、超音波内視鏡等を行い、全消化管を対象に検査をしています。また、出血に対する止血、EMR(Endoscopic mucosal resection)、ESD(Endoscopic submucosal dissection)といった腫瘍切除、炎症性腸疾患に伴う狭窄の拡張、ステント留置、胆膵領域では結石除去等の内視鏡治療を行っています。

高度な先進技術

早期食道がん、早期胃がんや早期大腸がん等に対し内視鏡による切除を行っています。また、バルーン内視鏡、カプセル内視鏡を用いた、これまで直接みることの困難であった小腸の病気、特にクローン病の診断や治療を行っております。

取り扱うおもな疾患

食道がん、胃がん、大腸がん等の消化管のがん、胃や大腸のポリープといった良性腫瘍、さらに潰瘍性大腸炎やクローン病等の炎症性腸疾患や小腸疾患に力を入れています。その他、胃潰瘍や十二指腸潰瘍、食道静脈瘤等の治療も行っています。

診療科における研究テーマ

カプセル内視鏡やバルーン内視鏡といった小腸内視鏡の開発や、それらを用いた診断や治療法の研究を行っています。また大腸内視鏡による早期大腸がんの診断と治療も大きな研究テーマです。

取り組み

潰瘍性大腸炎・クローン病先端治療センターと連携して、正確な診断、そして体への負担の小さい内視鏡治療を行って、よりよい炎症性腸疾患の治療を目指しています。