センターのご紹介
フットワークとチームワークの良さと
豊富な医療手段を駆使して治療に全力を尽くします
当センターでは発症数時間以内の急性期脳卒中およびこれを疑う救急搬送患者さんを24 時間体制で受け入れています。また専門治療を目的とした医療機関からの転院搬送も積極的に受け入れています。急性期脳卒中が疑われる場合は、当院救命救急センター(03-5803-5102)へお問い合わせの上、救急車で搬送して下さい。 | |
専用ホームページ | http://www.tmd.ac.jp/med/evs/Stroke Center HP |
脳卒中は我が国3大疾病の一つであり、死亡原因の第4位で、患者数は悪性新生物、心疾患より多くなっています。また介護度の高い重度障害患者の半数が脳卒中であり、寝たきりや認知症の原因として最も多く、社会復帰を阻害する主要な原因疾患です。ひとたび罹患すると患者のみならず、介護者である家族の人生にも大きな影響を生じるので、社会的影響の大きな疾患といえます。
脳卒中は、発症後の一刻も早く適切な治療が症状の回復の程度を決定付けます。近年、脳卒中の急性期に対する治療は、内科的な血栓溶解療法や、カテーテル再開通療法、内視鏡的脳内血腫除去術など、急速な進歩があります。脳卒中は再発が多い疾患ですが、その予防にも内科的、外科的に多くの専門医療が有効です。これらの脳卒中の先端治療は、高度な専門性に加え複数の診療科によるチーム医療が達成されることによって、大きな治療効果が得られます。当センターは、脳外科、神経内科、救命救急科、血管内治療科の診療科から構成され、それぞれの診療科の密接な協力体制が確立しており、全ての急性期脳卒中の患者さんに迅速かつ高度の治療を提供して後遺症を最小限に留め、その後の再発を予防する先端医療を実践していきます。