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MEセンター

センター長のご紹介

ME機器の操作及び技術提供に貢献します

センター長 倉島 直樹 -Naoki Kurashima-
資格 臨床工学技士
認定資格 体外循環技術認定士
人工心臓管理技術認定士
専門分野 臨床工学
研究領域 人工心肺、ECMO、血液浄化、抗凝固療法

現在の医療は高度な医療技術の進歩により目覚ましい進化を遂げています。しかし、医療技術が進歩しているだけでは、安全で高度な診断や治療を提供することはできません。それらを提供するために、診断や治療に使用されている機器の管理や点検はとても重要です。医療工学の知識を持っている臨床工学技士は、安全な医療を提 供するチーム医療の一員として必要不可欠です。当センターでは技師長を筆頭に、ME機器の保守管理における装置の安全性の確立やチーム医療の一員としての治療を行っております。

センターの概要

現在、MEセンターでは臨床工学技士44名が協力し業務を行なっております。主な業務は、血液浄化療法部・手術部・高気圧治療部・集中治療部・血管撮影室・ME機器管理部・光学診療部・心臓植込みデバイスなどの各部門で専門性を活かし、安全な医療を提供できるよう取り組んでいます。また、定期的に院内勉強会を開催し、ME機器の操作指導や技術提供に貢献しています。

おもな診断・治療法

  • 血液浄化療法
    透析療法、アフェレシス療法など
  • 手術部
    人工心肺、ME機器管理、神経機能モニタリング、ロボット手術関連業務、ハートチーム(TAVI・MitraClipなど)、リード抜去など
  • 高気圧治療部
    放射線障害、CO中毒、減圧症、突発性難聴、重症感染症、難治性潰瘍、スポーツ外傷など
  • 集中治療部
    補助循環(ECMO、IMPELLA、IABP、VAD等)、急性血液浄化、人工呼吸管理など
  • 血管撮影室
    心臓カテーテル検査・治療、アブレーション、CIEDs植込み、血管内治療など
  • ME機器管理部
    院内のME機器管理・点検、院内使用中の人工呼吸器管理、疼痛管理チーム、歯学部関連など
  • 光学診療部
    カプセル内視鏡、内視鏡関連機器管理など
  • 心臓植込みデバイス
    VAD管理・植込み型心臓電気デバイス(CIEDs)管理など

スタッフの配置

MEセンター長(兼技師長)臨床工学技士 倉島 直樹
MEセンター副技師長臨床工学技士 大久保 淳
MEセンター副技師長臨床工学技士 藤巻 愛子
MEセンター主任臨床工学技士 瀬島 啓史
MEセンター主任臨床工学技士 山本 裕子
MEセンター主任臨床工学技士 宮留 優也
MEセンター主任臨床工学技士 桜沢 貴俊
MEセンター主任臨床工学技士 星野 春奈
  • MEセンター(機器管理)4名
  • 集中治療業務:4名
  • 手術部:6名
  • 人工心肺業務:2名
  • 心血管造影室:6名
  • 血液浄化部:5名
  • 高気圧治療部:2名
  • 補助人工心臓:2名
  • 光学診療部:2名

2010年に高気圧治療部、血液浄化部の臨床工学技士がMEセンターに統合され、センター長の下、現在40名の臨床工学技士が各部門で業務を行っている。
ERセンター、循環器内科、心臓血管外科等の緊急手術や補助循環、緊急心臓カテーテル治療、急性血液浄化、高気圧治療などは24時間365日オンコール対応で対応していたが、2014年より日当直体制を導入し、夜間や祝休日に対しても常に臨床工学技士が対応できる体制である。また、業務増加に伴い、2021年から1名夜勤、1名当直体制を行っている。