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呼吸・睡眠制御学講座

講座の沿革

現代は、社会構造の変化とともに24時間社会となってきております。その中で睡眠障害は本人の健康を害するだけでなく、大きな社会的問題となっています。なかでも睡眠時無呼吸症は潜在的症例を除いても成人の2〜4%を占める疾病で、現在本邦で40万人以上の方がCPAPあるいは口腔内装具などで治療を受けています。日中の強い眠気のため社会生活に大きな影響を及ぼすとともに、無呼吸とそれに伴う間欠的低酸素血症および睡眠の断片化が原因となり、高血圧・メタボリックシンドローム・心血管障害や脳血管障害を合併します。さらには、高齢化社会の進行に伴い、COPDや間質性肺炎といった慢性呼吸器疾患も増加の一途をたどっています。私たち呼吸・睡眠制御学講座は2009年に設立され、本学附属病院快眠センターを基盤として、睡眠時無呼吸症をはじめとした睡眠障害、慢性呼吸器疾患における呼吸不全に関する臨床研究・基礎研究・教育に取り組んで参りました。

講座運営方針

本学大学院医歯学総合研究科統合呼吸器病学と共同で研究・教育を行います。

寄附講座の活動内容

1)睡眠時無呼吸症のメカニズムと合併症に関する生理学・生化学的な研究を行います。
2)呼吸関連の医療機器(在宅酸素、ハイフロー、人工呼吸器)の研究開発を行います。
3)本学附属病院快眠歯科との連携で、睡眠時無呼吸症に対する口腔内装置の適応を見極める新たな診断の開発や合併症の予防に関する研究を行います。
4)本学附属病院快眠センターとの共同で睡眠時無呼吸症と間質性肺炎など慢性呼吸器疾患との合併(Overlap)におけるメカニズムを生理学・生化学的に研究します。
5)終夜睡眠ポリグラフを用いて、企業との共同で新規睡眠・呼吸モニタリングデバイスの検証を行います。
6)本学統合呼吸器病学分野と協力して睡眠時無呼吸症に関する教育を行います。

これまでの主な業績

(原著論文)
1) A New Feature with the Potential to Detect the Severity of Obstructive Sleep Apnoea via Snoring Sound Analysis. Hayashi S, Tamaoka M, Tateishi T, Murota Y, Handa I, Miyazaki Y. Int J Environ Res Public Health. 2020 Apr 24;17(8):2951.
2) Effect of jaw-opening exercise on prevention of temporomandibular disorders pain associated with oral appliance therapy in obstructive sleep apnea patients: A randomized, double-blind, placebo-controlled trial. Ishiyama H, Inukai S, Nishiyama A, Hideshima M, Nakamura S, Tamaoka M, Miyazaki Y, Fueki K, Wakabayashi N. J Prosthodont Res. 2017 Jul;61(3):259-267.
3) Shorter sleep onset latency in patients undergoing hyperbaric oxygen treatment. Uezato A, Enomoto M, Tamaoka M, Hobo M, Inukai S, Hideshima M, Miyazaki Y, Nishikawa T, Yagishita K. Psychiatry Clin Neurosci. 2017 Jan;71(1):73-74.

東京医科歯科大学 快眠センター ホームページ

2021年4月 呼吸・睡眠制御学講座 准教授 玉岡明洋
統合呼吸器病学分野 教授 宮﨑泰成

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