血管内治療科についてAbout Us

病院内での連携や院外活動

脳卒中カンファレンス

当院では、脳梗塞や脳出血などの脳卒中診療に関わる脳神経内科・脳神経外科・血管内治療科・救急救命科が定期的に集まって脳卒中カンファレンスを開催しています。カンファレンスでは、入院中の患者さんの治療法について、各診療科からの意見を取り入れながら、最善の治療方針を皆で検討しています。また、よりスムーズな救急車の受け入れシステムの構築に向けて、救急搬送体制を随時見直しています。

各診療科との連携

脳卒中診療では、各診療科間で協力をしながら、最善の検査・治療を行っています。例えば当科に入院した脳梗塞患者さんの原因がはっきりしない場合、脳神経内科と連携して内科的な異常がないかどうか検査したり、心臓の異常を詳しく調べる必要がある場合には、心臓を専門とする循環器内科で専門的な検査を行ってもらいます。これらの専門的な検査によって異常が発見された場合には、引き続きその診療科と協力して、専門的な治療を行います。

救急隊との勉強会

急性期脳卒中(特に脳梗塞)の診療は、脳卒中の発症から治療開始までの時間が早いほど、後遺症が少なくなることが知られています。そのため、救急車の受け入れを滞りなくスムーズに受け入れるため、救急隊との協力が脳卒中診療には不可欠です。当院では、近隣の救急隊(消防署員)を対象に脳梗塞救急医療セミナー開催し、脳卒中の最新の知識の共有と、搬送体制の改善について参加者で情報共有を行っています。

関連施設との血管内治療症例検討会、web勉強会

大学病院から離れた関連施設で勤務している先生と、血管内カテーテル治療の症例検討会を行っております。また現在はwebでの血管内カテーテル治療の勉強会を毎週開催しています。多くのカテーテル治療専門医の育成を目指すとともに、メンバー全員が技術の向上、あるいは最新の知識をブラッシュアップできるように心がけています。

血管内カテーテル治療のハンズオン

当科では学内や学外の先生方を対象に、血管内カテーテル治療のハンズオンを開催しています。実際の手術で使用する機材をシリコン製の血管モデルを用いて、若手医師のレベルアップを目指しています。

東京脳卒中の血管内治療セミナー(TSNETS)

当講座の初代教授である根本繁先生が、2006年に脳卒中診療に携わる医師、看護師、放射線技師などを対象に、最新の脳卒中診療技術の習得を目的とした教育研究会を設立し、以降、会の開催に携わってきました。