本学はダイバーシティ・エクイティ&インクルージョンを積極的に推進しており、将来活躍が期待される医歯学系女性教員を、上位職候補者として育成する「女性上位職登用制度」を実施しています。 選考審査を経て登用された女性研究者は、「キャリアアップ教員」として、発令の職位の一つ上の職位の称号を受け、リーダーシップ向上支援、研究力強化支援、ライフイベント支援等を活用しながらキャリアを磨き、正式な昇任を目指します。 2026年4月1日、佐々木律子氏(総合外科学分野)、土井理美氏(政策科学分野)、野島瞳氏(放射線診断・治療学分野)の3名が、新たにキャリアアップ教員(第6期)に着任しました。
式では、田中雄二郎学長から、キャリアアップ教員3名へ、一人ずつ称号付与状の授与を行いました。 また、田中学長、井村順一理事(総合戦略・人事システム担当)、宮崎泰成副理事(診療担当)、宮坂尚幸教授(医歯学系DE&I専門委員会長)、野村淳子マネジメント教授(DE&I部門長)、桑田薫執行役副理事(DE&I・情報分析戦略策定担当)より、挨拶・祝辞のかたちで、キャリアアップ教員に向けたエールの言葉を伝えました。 円座スタイルで行った懇談では、ネットワークの重要性、臨床と研究の相関性、研究の社会的意義等についての対話を深めました。 また、各キャリアアップ教員は、田中学長との個別面談の時間を持ち、自らのキャリアを磨くための貴重な機会となりました。
【式次第】
- 開会挨拶 井村 順一 理事(総合戦略・人事システム担当)
- 祝辞 田中 雄二郎 学長
- 称号付与状授与
- 祝辞 宮崎 泰成 副理事(診療担当)、病院長、教授、DE&I部門 副部門長(女性上位職登用制度責任者)
宮坂 尚幸 教授、医歯学系DE&I専門委員会委員長
野村 淳子 マネジメント教授、DE&I部門 部門長(女性等活躍支援チームリーダー) - 懇談・対話
- 閉会挨拶 桑田 薫 執行役副理事(DE&I・情報分析戦略策定担当)
井村 順一 理事 開会挨拶
第6期のキャリアアップ教員にご着任された先生方、おめでとうございます。
今年度の審査についてご説明させていただきます。
今回、公募期間は2025年11月26日から12月12日までの17日間で、全31名の申請がございました。
1次選考の部局審査において27名のご推薦をいただき、その後、第2次選考のDE&I部門におけるキャリアアップ教員の称号付与選考部会においては、部会長の宮崎泰成先生を中心にした部会員8名の先生方による審査をしていただきました。同審査の結果、今いらっしゃる3名の先生方がキャリアアップ教員の候補者に選ばれました。
そして、第3次選考の人事委員会においては、候補者3名の先生方に対する審査をさせていただき、第6期キャリアアップ教員に決定致しました。ほぼ10倍の倍率ということで非常に厳しいところで勝ち抜かれた先生方と認識しております。
女性上位職登用制度は、田中学長のリーダーシップのもとで創設され発展してきた制度です。2022年度には、文部科学省の補助事業の選定を受けまして、制度が更にブラッシュアップされると共に支援強化が図られてきています。
DE&I推進は本学でも研究力強化、組織力強化という観点で、非常に大切にしている戦略の一つでございます。
キャリアアップ教員にご着任された先生方、どうぞご自身のキャリアアップはもちろん、キャリアを拓くためにどんどん研鑽を積まれてほしいと思います。また、本学のDE&I推進にも是非、ご協力をいただきたく、宜しくお願い致します。
上長の先生方におかれましても、キャリアアップ教員の先生方の更なるご活躍に向けたご支援を是非お願いしたいと考えています。
女性教員を大学の中で増やしていくことは非常に大切であり、理工学系の方では女性教員限定公募という形で強化をしてきているところでございます。
本学一丸となって、様々な形でDE&I推進をしていきたいと思いますので、今後ともどうぞ宜しくお願い致します。
田中 雄二郎 学長 祝辞
皆さん、本当におめでとうございます。
女性上位職登用制度は本年度で6年目となり、井村理事からもお話が上がりましたように、選考は約10倍の競争率となりました。
公平性はもとより、キャリアアップ教員にご着任いただくに最適な方を明白なかたちで選出するために、長い時間をかけて、丁寧な審査を行ってきました。審査にご尽力をいただきました井村理事、桑田執行役副理事、野村マネジメント教授、宮崎副理事、宮坂教授、ありがとうございました。
皆さんのキャリア発展を心から応援しています。
もし、これから逆風や困難に遭うことがありましたら、この制度によって、皆さんが何を成し遂げようとしているかを思い出してください。ご自身の目標をあらためて心に想起させることで、逆風を乗り越え、前に進む力に変えることができると思います。
キャリアアップの先生方が目標を達成するためには、上長の先生のご支援も必要ですし、我々もサポートして参ります。
先生方のご活躍の様子や制度の魅力・意義などを伝えるための取組は、大学として積極的に行ってまいります。是非、ご協力をお願いします。
また、当制度の大きなメリットとして、ネットワークの広がりがあると考えています。
第6期の先生方3人で良い関係性を紡いでいただきたいと思いますし、先輩たちもいらっしゃいますので、ネットワークを密にしていただければと思います。
そして、後に続く人たちへのエンカレッジとして、私たちも制度継続に努力していきたいと思います。
皆さん、頑張ってください。今日はおめでとうございます。
宮崎 泰成 副理事 祝辞
3名の先生、称号付与、おめでとうございます。称号付与選考部会担当の宮崎です。
本学医歯学系では、この6年で本日称号付与される3名を含めて、39名のキャリアアップ称号付与を行っています。皆様には36名の先輩がいるということになります。その36名の先輩方は非常に頼りになります。
My Career Storyの動画を見ていただいたり、メンターの役割を受けてくださったりしますので、是非頼っていただければと思います。
更に、この6年間で、36名の称号付与者のうち、24名がすでに学内外で昇任し、活躍しています。これはわたくしたちにとって大変嬉しいことで、私たち称号付与選考部会が審査した結果が間違ってなかったという証左になっていると考えています。
そして、本学では、Visionary Initiatives(VI:ビジョナリーイニシアティブ)が始まっています。是非VIにも積極的に参加していただいて、従来の講座制とは別の横串ネットワークを構築して、研究を進めていただければと思います。
皆さんは、「講師(キャリアアップ)」となりました。競争的資金を獲得しやすくなると先輩の皆さんもおっしゃっております。是非、科研費、共同研究費、民間資金の獲得に挑んでいただき、大学にも貢献していただければと思います。
おめでとうございます。
宮坂 尚幸 教授(医歯学系DE&I専門委員会委員長) 祝辞
3人の先生方、ご着任おめでとうございます。
ここで満足しないで、是非もっともっと上を目指してリーダーシップを発揮していただきたいと思います。
また、リーダーとして自分のプロモーションをすることも大事ですけど、後輩を育てることも非常に大事になってくると思います。
「人を遺すは上」という言葉もあります。
これからも頑張っていただきたいと思います。
野村 淳子 マネジメント教授(DE&I部門長) 祝辞
3名の先生方、おめでとうございます。
私はDE&I部門長という立場にありますが、バックグラウンドは研究者です。
皆さま、称号を授与されたということは、大学から背中を押されたということなので、研究・教育・診療に遠慮なく取組んで、全力を発揮してください。
ライフイベントを迎える時期とキャリアを発展させる時期は、ちょうど重なることが多いので、そのあたりに困難を感じることもあると思います。私生活と仕事のバランスをとるのがなかなか難しいこともあるとお察しします。
私の時代は、女性研究者は周りにおらず一人だったので、ネットワークを作ることが非常に困難でした。女性が二人いれば線を引けたのですが、線も引けない。今はネットワークという形でたくさんの先輩や同期の方等がいらっしゃいます。困った時には積極的に情報を共有して、皆さんで励まし合って進めていただけたら、全体としても非常に良い影響が出てくるように思っています。
また、宮崎副理事もお話ししておりました外部資金については、奨励賞など様々な賞が増えています。是非積極的にアプライしてみてください。
いつでも応援しています。
桑田 薫 執行役副理事 閉会挨拶
キャリアアップ教員の先生方、本当におめでとうございます。
本年度から、また一つキャリアアップしていくということとなり、大変喜ばしいことだと思います。
女性上位職登用制度にご理解をいただき、ご申請をいただき、称号を授与された先生方へ、あらためて御礼申し上げます。
制度の運営側の立場として、大学の中で女性が上位職を目指していくという機運を、先生方と共に盛り上げていきたいと考えております。
そして、これからも多くの先生方をサポートしていきたいと思っております。
先生方の研究・教育・診療がますます発展されること、更なるご活躍を祈念致しまして、今日の会はお開きにしたいと思います。
本日は、誠におめでとうございます。