研究所について

所長挨拶

新たな課題の
取り組みへと発展

生体材料工学研究所 所長
影近 弘之

影近 弘之

 2020年4月1日より生体材料工学研究所長に就任いたしました影近弘之です。よろしくお願いいたします。
 生体材料工学研究所は、医学、歯学、生命科学系の研究者と密接に連携することで、医療系総合大学である東京医科歯科大学における、理工系の教育研究を担っています。医療の分野で有用な「ものづくり」を鍵として、生体材料、生体システム、医薬化学の各分野で先端的な研究と人材育成を行う、世界でもユニークな研究所です。様々な研究プロジェクトのもと、多くの大学等と幅広い共同研究を推進し、材料、デバイス・システム、機能分子開発を行って、産業界や社会に貢献することを目指しています。
 また、私は本学大学院医歯学総合研究科の生命理工医療科学専攻を取りまとめる副研究科長を兼務しておりますが、本研究所の教員全員が生命理工医療科学専攻を中心に、医歯学総合研究科に所属し、大学院教育に積極的に関わり、本学の工学、化学に関する教育や研究指導を行うことで、最先端研究を先導し、技術革新を目指す人材の育成にも力を注いでいます。
 本年度は新型コロナウイルス感染拡大により、異例の新年度を迎えました。今後、医療や社会生活の新たなあり方が求められてきます。一方で、本研究所が推進している、共同研究に関する各事業も、これまでの成果をふまえ、連携を強化し、新たな課題の取り組みへと発展させる年でもあります。社会の要請に応じた、医療分野における「ものづくり」の拠点として、一層、教育研究に専念し、努力していきたいと考えております。今後ともご支援ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。